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2002年04月02日

春うらら


 一週間ちょっとぶりに杜の都に生還。あっついです、今日は。桜も満開です。今週末にお花見だそうです。やっぱり仙台の方が落ち着く~。

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2002年04月04日

花より、……


 種子島から帰ってきて、最初のプチ出張。改修工事の入っていた実験装置も戻ってきてて、さぁて実験かぁ! と思っていたモノの、どうやら今までと寸法が違うらしく、折角計算していたデータは使えず、図面を書いていたモノも使えず、一からやり直しなご様子。がっくし。
 研究所に向かう途中、そこここに盛り上がったピンクの小さな山が見受けられ、そこら中のサクラ君たちは今が盛り。近所に桜の名所もあるようなので、帰りに寄っていって見るかと思っていたら、出張先の研究所でまさに本日お花見ということで、便乗させていただいた。道路はさんだお隣の団体さんと一緒に宴会。種子島で飲んだ以上に、実は結構凄いメンツのなかにポツーン、と。いや、いろいろと貴重なお話が伺えました。サクラいっぱいの公園にあるプレハブ屋台の中で飲んだのでサクラはたいして見ることなく、まあ花より団子という典型(笑) そういえば、なぜかテーブルの上に種子島で飲んだ南泉の一升瓶があったなぁ。飲まなかったけど。
 最近つくづく思う。周りの環境にかなり恵まれているよなぁ、と。これを無駄にしないようがんばろう、と新年度の始まりを迎え、ココロ新たに、夜桜に向かって誓うワタシでした、マル

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2002年04月06日

競争力、か


 H-2AのLRBがキャンセルになって、直径を5m化という話がマスコミに乗ったようです。国際競争力を高めるためだそうですが、そう言う建前がないと次にすすめないと言うのが何となく……。もう少し、先を見据えた戦略を少しは見せていただきたいものです。
 さて、今日はお買い物と映画鑑賞。とりあえず、電撃の新刊を捕獲。旅行前の捕獲物と併せてこのあたりか。
 -最近の戦果-


    「根の国の御子 太陽の娘2」ひかわ玲子/徳間デュアル文庫

    「坂物語り ~そしてキミと出会う夏」大倉らいた/角川スニーカー文庫

    「さまよえる海(上) スターハンドラー2」草上 仁/朝日ソノラマ文庫

    「暁の天使たち」茅田砂胡/中央公論新書Cノベルス

    「悪魔のミカタ2 インビジブルエア」うえお久光/電撃文庫

    「吸血鬼のおしごと The Style of Vampire」鈴木 鈴/電撃文庫

    「第61魔法分隊2」伊都工平/電撃文庫

    「新・時空のクロス・ロード 緑の指の女の子」鷹見一幸/電撃文庫

 新人は一つだけにしておく。評判を見てもう一つに手を出すか。
 さて、本日はパトの映画を見てきた。「廃棄物13号」のアレである。感想……、うーん、いまひとつだったかなー。絵も音も綺麗だし、いい出来なんだけど、今ひとつ盛り上がりに欠けるかなぁ。最後の追い込むような感じがなかったし、軍がらみの背景があやふやなままだったし。冴子さんの扱いはうまいと思ったけど。最初にミニパトでわらかしてもらった分、ギャップがね。うむ。


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2002年04月08日

【伊都工平】第61魔法分隊2


「第61魔法分隊2」
著者:伊都工平
イラスト:水上カオリ
電撃文庫
bk1

 新人さん(といっても2代前か)の続編新刊。なんだけど、前回の人たちは一人しか出てなくて、いきなりの外伝だそうです。
 前作から少し間が空いてしまったので、すこし世界観や各名称をわすれていてわかりにくかったですが、かなりテンポが良くなっていて、読みやすくなっています。今回中心のキャラクターたちもよく動いていて、個性的。ただ、黒幕近辺の人物相関や思惑が少し混乱気味かな。惜しむらくは、後半に妙に誤植が目立ったこと。せっかくのテンポが台無しでした。もう少し校正しっかりしてください。ともあれ、続刊以降かなり期待がもてそうな雰囲気です。
 未だによくわからないのは、魔法杖の構成。本文挿絵にまともに描かれているモノがないので、一回どっかで図説してもらいたいモンです。

【鷹見一幸】新・時空のクロス・ロード 緑の指の女の子


「新・時空のクロス・ロード 緑の指の女の子」
著者:鷹見一幸
イラスト:あんみつ草
電撃文庫
bk1

 結構お気に入りだったシリーズの新作。設定の変わった、しかし基本は似ているモノ。なんだけど、今回はすこし微妙。
 パラレルワールド系のお話で、今までは本人がそこに入り込むことで、その世界の方向を変えてしまうという話だったのだけど、今回は、そのあたりの影響があまり明確でなく、滅亡に瀕しているというその世界観の描写が今ひとつ不足気味。主人公周りのエピソード(前置き)が幾分冗長だったせいかも。全体的に少しテンポが悪かった感じ。
 これも前回同様3作一連のようなので、次に期待したいところ。

【茅田砂胡】暁の天使たち


「暁の天使たち」
著者:茅田砂胡
イラスト:高梨かりた
中央公論新社Cノベルスファンタジア
bk1

 茅田さんの新シリーズ。ってことになっているけど、デル戦、紅魔女を既読していないとハッキリ言って全然わからない出来。そこここで作者願望丸出しの同人誌のような作品と評されているが、その通りか。
 今までは、王様&愉快な側近たち(デル戦)や女王&キングその他(紅魔女)の様な懐の深い人たちが周りにいてくれたおかげで、中心の金&黒のえぐいところがうまく中和されていた。しかし、今回、その役どころにあるキャラが不在なため、エグさ炸裂。このあたり、次巻以降改善されることを願うが、いまの配置から言って厳しいかもな。
 某所では、第二の温帯(栗本薫)化説も浮上。危険な香りが漂う興味深い新シリーズのようです。

2002年04月11日

【うえお久光】悪魔のミカタ2 インヴィジブルエア


「悪魔のミカタ2 インヴィジブルエア」
著者:うえお久光
イラスト:藤田 香
電撃文庫
bk1

 前回のゲーム小説大賞銀賞受賞作の早速の続刊。
 前作、結構良くできていて、期待もしていたのですが、今回は自分的にちょっと……。一言で言えば「やりすぎ」という感想でしょうか。
 まず、文中に傍点が多すぎです。ミステリーを強調していて、それを醸し出したかったのかもしれませんが、折角テンポのいい文章がかえって読みにくくなっていて逆効果。第一、傍点だって、多用したら意味ないです。
 つぎに、個性的すぎるキャラたち。とくに主役およびその周辺の女子の扱い。同様な雰囲気で、やはり少し食傷気味な「天国に涙はいらない」は、まだギャグにしているので許容範囲内ですが、ココまでやってしまうとさすがに中高生向けと言うのはまずいかと。
 他の部分はうまいと思うのです。熱意のベクトルが変な方向かな。
 コレを読んで、やはり最近の電撃文庫の方向性には少し疑問を持たざるを得ないかな……。よりにもよって微妙な時期に……。

2002年04月13日

ついに侵入


 例の青環法とか、今の出版業界を取り巻く古本問題とか、いろいろといいたいこともあるんだけど、面倒くさいからそのうち。
 ココ2,3日でワン切りが二回。大阪06から。こっちの端末、番号070なんだけどなー。いままでその手の面倒なモノには無縁な生活を送ってきたのに、どっから流れたのか。はたまた業者の守備範囲が広がったのか。DMが届くようになるのも時間の問題か。この間は外には出していないはずのガッコのアドレスに妙ちくりんな宗教がらみのメールが届くし。ほんとにもー、どっから漏れ出てくるんだか。

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2002年04月17日

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!


 人事より第一報 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
 ちうことで、明日のためにその壱! 第一歩踏み出しますわ。ふあぃと!

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2002年04月23日

示し合わせたように


 本日、面接梯子。午前中に仙台にて。夕方、東京にて。何でよりにもよって、こんな日のくせにモノの見事にバッティングするかなー。とりあえず、時間的に余裕があったので何とかなったけど、初っぱなからこんな感じぢゃ先が思いやられる。
 初めての面接にしては、そこそこ。まあ、グループ面接ということもあったんだろうけど。さてさて、これからどう転んでいくのか、どきどきでさぁ。

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2002年04月26日

中古業界、そして


 久しぶりに自分思考垂れ流し……。
 中古ゲーム販売に絡む最高裁の判決が出た。ゲーム会社、敗訴。当然といえば当然と思われる結果。そもそも主張に無理がある。「ゲーム≒映画」という論理は乱暴です。
 先日もちらっと話題にしたが、ゲームと並んで、いまは古書の販売も問題視されている。ワタシも常日頃からお世話になっているブクオフなどの新古書店というやつだ。著作権がらみでは、「コピーコントロールCD」なる「CDもどき」も発売されたりと、このあたりに関しては昨今話題は尽きない。
 これらの話で個人的に感じるのは業界側の勘違いが激しいことかな。ゲームの中古販売も、ブクオフもMP3の話しも、全部業界内で処理すべき問題で、末端消費者に負担が生じる様な話の展開の仕方をするのがどうにも納得がいかない。ゲーム機の性能が上がって、開発に金がかかるようになった。新品の売り上げが落ちて開発費用が回収しきれない。そんなことは、会社の都合であって、消費者の立場で言えば、新品の値段が高いと感じるから買わないわけで、そこで中古市場に対して文句をつけるというのは、自分たちの販売能力がないことの証明のような気もするわけですよ。素直に開発資金を回収したいので、中古販売するなら少しはこっちにリターンしてください、と中古業界に申し入れをすればいいモノを、著作権を盾にとって、一律に禁止しようとすれば、消費者が敵に回ることくらいすぐにわかりそうなモノである。新古書店問題も同様。消費者としてみれば、それに見合った金額を出すことしかしない。中古でイイやと思うモノしか中古では買わない。そこを業界はしっかりと理解した上で、法律による規制を考えるより、新しく利益を上げられるシステムを作ることの方がよっぽとスマートだと思われる。
 現行の著作権法は、ネットのネの字もなかった頃のモノ。それにいつまでもしがみついていては、近く破綻を来すのは目に見えている。音楽業界がいい例でしょう。自宅でCDに焼くことと、カセットテープに録音すること。やっていることは同じレベル。デジタルだから劣化しない。だから問題。って、劣化すればコピーしてもいいの? そんなことにこだわるより、さっさとコピーガードの統一規格を、『家電業界・コンピュータ業界と』ともに構築し、しっかりとしたネット流通システムを整備し、絶版になったような楽曲を簡便に購入できるようにすることの方がよっぽど急務でしょう。劣化しない、良質の音源であるはずのCDに、わざわざノイズ源を入れて売り出すなど、愚者の極みでしょう。こんな会社が音楽を普及できるはずもなく、ただの守銭奴に成り下がったわけで。そこらアタリをしっかり認識してほしいモンです。
 ほんと、馬鹿ばっかやね。


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2002年04月28日

連休、腐乱中


 気がつけば、いつの間にかにゴールデンウィークに突入していたり。ほんと、あっというまに。特にお出かけする予定もない自分は、結局おうちで腐乱死体。そのうちウジでもわきますよ……。  おとといでたばっかりの新作PCゲームと、読書あたりでこの三連休は費やす勢い。問題は後半の4連休か。どっかでかけるかなー……。
 -最近の戦果-


    「暗いところで待ち合わせ」乙一/幻冬社文庫

    「風の大陸 第二十二部 告発」竹河 聖/富士見ファンタジア文庫

    「意地と呪いの交響曲」清水文化/富士見ファンタジア文庫

    「クロスカディア2 影メグル地ノ邂逅者タチ」神坂 一/富士見ファンタジア文庫

    「ARIEL18」笹本祐一/朝日ソノラマ文庫

    「アウトニア王国再興録1 でたまか 英雄待望編」鷹見一幸/角川スニーカー文庫

 乙一は麻弥さんところで見かけたので、手に取ってみる。黒乙一でなく白の方らしかったので(笑) 富士見の3冊は、まぁ、いつものことで。エリアルも度重なる延期を乗り越え無事出版。今年後半は打ち上げ続くから、次はきっと来年でしょう。ひどいぶつ切りな終わり方をしたでたまかは、続きが始まった様子。新・クロスロードはこけた感じだったので不安だったのだけど、こちらはまずまずの出来かな。


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