モミジ求めて山奥深く…
突然に仰せつかったピンチヒッターな出張より戻ってきて、何をするわけもなく微妙に暇な週末。寮でくすぶっているのもアレだったので、衆院選の投票をすませた足でそのまま、かねてより一度は行ってみたかった奥多摩山越えへ。
奥多摩湖までは夜中とかに何度となく行っているので、そこまではなんてことなく。その先、徐々に視界に増えていく黄色やオレンジ。奥多摩湖よりちょっと奥に入ったあたりは、今がちょうど紅葉の盛りのようです。カメラ構えたおじさまたちがたくさん見受けられました。ワタシも一応カメラは持って行ったんですが、車を脇に止めるタイミングを計っているうちに、一山超えてしまって山梨県に入ってしまいました。さすがにここまで来てしまうと、もうすでにあらかた葉っぱが散ってしまった後で、周囲はすでに冬の様相。どっかでそばでも食べようかと思っていたのに、結局お昼もそのまま食いっぱぐれ、ぐねぐねな典型的山道をひたすら下る。とりあえず、目指すは塩山。
日帰り入浴という手もあったけれども、なんだかぱっとしなくて、そのまま通過。塩山駅前のあまりのショボさにびっくりしつつ、ご飯の調達どうしよー、と次に甲府を目指す。なんかあんだろーと思っていたのに、微妙な町の大きさだけに車でちょこっと入るようなお店も見つからず、この時点ですでに午後一時半を回っている。地図とにらめっこして、仕方ない、中央道の双葉SAで適当になんか食うか、という次第。双葉SAに行くためだけに、甲府から韮崎まで甲州街道を北上する。激しく間抜けな気がしないでもないけど、空腹で思考回路がずれたと言うことにする。途中、昇仙峡の文字をよく見かける。地図で探すとどうやらここも紅葉の有名なところらしい。だけど、時間が中途半端で、これから向かうと帰りがすさまじく渋滞しそうなので、これは断念。もうすぐ韮崎かなというところ。双葉JCT近くでおおきなほうとう屋を見つけ、空腹に耐えきれず車を入れる。
入り口脇のディスプレーを見るに、ちょっとお高そうだったけれども、面倒なのでそのまま入ってしまう。結構広い店内は、靴を脱いで、掘り炬燵のようなテーブルがたくさん。順当なところでカボチャほうとうを頼む。ものの数分で出てきたほうとう鍋。まさに田舎のばあちゃんちのいろりで、でっけー鍋でぐつぐつ煮込んだ感じのみそ仕立て。カボチャも甘く、ほうとうも適度に歯ごたえがあって、かなりおいしかったです。こりゃ、冬の寒い時期なんかにはたまらんだろうなぁ。
やっとおなかもふくらんで、ほっとしたところで、今少し北上し、韮崎ICから中央道へ。すでに本来の目的であった空腹は解消されてしまったモノの、一応双葉SAに寄る。ロードマップと、ここまで来たので手ぶらももったいないから、と信玄餅を買う。後はひたすらに東進。途中、いつもの小仏トンネルのところでちょっとした渋滞に巻き込まれたり、気がついたら雨が降り出したりしたモノの、順調に来て、無事帰宅。
ぐるーっとまわって、結局250kmくらいかな。もうちっと早めに出れば、清里や松本まで足を伸ばすのもそんなに大変じゃなさそうな感じ。そのうち木崎湖まで行ってみるのもいいかもなぁ(笑)