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2005年04月03日

春の球宴

 しっかり休みが取れた週末。関西に就職した同期に声を掛けてお出かけ。この時期だからと,甲子園へ行ってみる。

 準々決勝,山形・羽黒-愛知・東邦,沖縄・沖縄尚学-鹿児島・神村の2試合を結局最初から最後までみてしまいました。天気が心配だったけど,よく保ちました。
 一応東北に住んでいた身としては,まずは羽黒を応援するということで,一塁側内野席に陣取る。
 初回からミスが絡んで羽黒が先制。打線はよく飛ぶ長打者が多いご様子。しかし,羽黒はバントがなぁ。なんでかミスが目立ってました。だけど,よく飛ぶよく飛ぶ。
 第2試合,沖縄尚学の試合,さすがに締まったいい試合でした。沖縄のミスが命取り。神村は守備と盗塁,エンドランと派手さはないけど,堅実な試合運びでした。

 第2試合からは後ろにいかにもな親父が陣取り,ヤジを飛ばすとばす。うるさかったですが,まぁ,これを含めて甲子園ということで,貴重な一日でした。

20050403_01.jpg

 この後は三宮に行ってご飯。7月に結婚する同期をねたに,いろいろと意見交換。楽しく話し,お食事もおいしかったり。
 西に出張の時くらいしか会えないので,たまに話すとたのしいっすなぁ。

2005年04月06日

JAXAの描く青写真

 かねてより報道があったJAXAの長期ビジョンが宇宙開発委員会に報告され,公開されました。

 プレスリリース

 まだ,詳しい内容は読めていませんが,国の航空宇宙技術開発推進機関として,しっかりとした考えを持って事業をすすめていってもらいたいものです。まずはなにより,国の明確な政策を起こすための活動をしていただきたく。

 今後,詳細を読んだ後,もうすこしふれたいと思います。

2005年04月08日

ThinkPad X32がきた!

 とりあえず,首都圏に戻ってきました。そしてなんだかのどの雰囲気が怪しいです。風邪引き連れてきちゃったかなぁ……。

 まずはネット探索,ということで電脳さんのところで発見。

 X32がくる!

 あんまり中身は変わっていないようですが,これでますます世代交代欲が増していく……。

2005年04月09日

全日本勤労者弓道大会地区予選

 二週間ぶりに首都圏に戻ってくれば,すっかりそこら中で桜が満開。実にお花見日よりの日なのに,今日は弓の日。

 六月に行われる勤労者の全国大会の地区予選が行われました。
 久しぶりの座射,三人立ち。
 二週間まるまる練習をしていなかったにもかかわらず,今日はワタシが大前。なぜ? しかし,久々に広々とした道場のおかげで,それなりには引けました。当たりませんでしたが。結果,

 ×○××|×○××| 2/8

 ま,練習してないので,当たり前といえば当たり前の結果です。チームとても結局6/24と惨敗。

 最近,陽気もよくなってきたので,六月の地区大会に向け,また練習に励みたいところです。

お花見~滝山城址公園

 絶好のお花見日和。弓の試合後,そのまま帰るのはもったいなさすぎるので,近くの滝山城址公園へ向かう。
 去年から,桜が有名と目星をつけたのだけど,どこから行くのかが今ひとつわかりにくくていけなかったのだ。
 今回は,ちょっと遠目の駐車場に車を止め,そこからてくてくと。歩いて十五分くらいだろうか。結構上り,森を抜けると,背の高い桜がたくさん。何でも五千本はあるらしく。ただ,さすがに丘とはいえ山の上。まだ満開には至っておらず。この週末で咲くのかなぁ。
 ちょこちょことお弁当を広げている人はいるけれど,山の上で不便なこともあって,結構静かな雰囲気。よいところでした。

 さて,来週は奥多摩湖かなぁ。


2005年04月10日

JAXA長期ビジョン-JAXA 2025-

 かねてより検討されていた,今後のJAXAが目指すべきビジョンの詳細が4/6,宇宙開発委員会に報告され,公開された。

 まだまだひよっことはいえ,宇宙機器産業に携わる者として,稚拙ながらも所感を記しておきたいと思う。

 本報告書に示されたビジョンの幹は次の五つ。
・地球観測・測位等の宇宙利用システム
・惑星・ブラックホール等の宇宙科学探査
・宇宙へ出るための手段である宇宙輸送システム
・企業が独力で拡大できるレベルを目指す宇宙産業の成長
・今後の基幹産業としたい航空輸送システム

 全体として,非常に広範囲にわたる内容となっているが,しかし,これらはすべてJAXAとして遂行していくべきプロジェクトであることも確か。

まず,人工衛星を活用した宇宙利用システムの構築。これについては,現状を発展させていくことでそれなりの成果は得られると思われる。今後の課題は,そうやって取得・蓄積された貴重なデータを如何に有効活用できるシステムを作り上げていくか,という点になるか。最近各地で続く巨大地震や異常気象に対する情報源として,日本だけでなく,アジア全域に対して有効なツールとなるはず。今の日本が周辺国に対し,責任ある事業として推進し,維持すべきものと考えられる。

 宇宙科学探査はこれまでも小さい規模でも大きな成果を上げてきている。また,先進的な試みも多くされてきた。ただ,これは旧ISASだからこそできた面が大きいように思う。今後は,今までの挑戦的な進め方に,旧NASDAの巨大プロジェクトで培ったマネジメント技術をうまく融合できるかどうかが問題かと。

 次の宇宙輸送システム。結局これが一番大きいのか。まずは,今後も基幹ロケットしてH-IIAを推進する。とにかくこれを継続して打ち上げ,実績を積んですべての土台にする。HTVの打ち上げも,その貴重な機会となる。現在,ISS計画を通して進めている有人計画については,ぶちあげすぎの感もある。が,宇宙利用として次をみれば避けては通れない。言わなくなれば進められない。常にそこを見据えて,一歩一歩進めていくしかないのではないかと思う。この国では,60年代のようなことはできないから。

 我が身のことになってしまう宇宙産業の成長。国産でロケット開発が始まってもう,かなりの時間が経った。H-IIの開発開始からも二十年近く。日本の宇宙開発初期に携わった人たちが次々と一線を退き,あとには新規の開発を行ったことのない若手が残りつつある。今,次を始めなければ,技術の空白期間が生じる懸念が強い。
 前項の宇宙輸送システムの構築を発展させていくためには,ある程度の事業規模がコンスタントに確保できる状態でないと,次のステップに進む体力を持てない。有人計画を進めるのも,それを支える土台を構築できないと,すぐに倒れてしまう。そして,有人を進めるには,倒れること,転ぶことはきっと,日本という国では「許されない」でしょう。

 航空技術の確立。これに関しては,旧NALが進めてきたが,今ひとつ。民間が欧米のメーカーと共同開発で技術を蓄積していくのか,国が主導して一気に進めるのか,明確にしてこなかったのが大きな原因だろう。ここではっきりとさせる必要もあるだろう。

 これらの技術面での幹と同じレベルで,教育と広報にも対していかなくてはいけない。最近はJAXAもがんばっているが,どうしてもマスコミには埋もれてしまう。今回のこのビジョンについても,もっと声高に発表し,議論を起こすようにしないと推進は難しい。そしてなによりも,政策の不在が大きい。
 仮にも「科学技術創造立国」を掲げるのならば,少しくらいは国のトップからその方針を聞かせていただきたい。ロケットの打ち上げに成功して,所管官庁のトップが「成功おめでとうございます」と他人事のように言うようでは,到底技術で国を立てることなどできないのではないか。もうすこし,理系にも興味を持っていただきたい。

 つらつらと書いてみたが,なんにしても当事者の一人として,今後の航空宇宙分野の発展に貢献できるよう,発憤していきたいと思う。

続きを読む "JAXA長期ビジョン-JAXA 2025-"

2005年04月21日

【訃報】ロック岩崎こと岩崎貴弘氏

 曲芸飛行中の小型機墜落、操縦士が死亡 兵庫の但馬空港【朝日】
 アクロバット訓練の小型機墜落、操縦男性が死亡…兵庫【読売】

 いつかは,という漠然とした予感と,あまりに早すぎることの驚愕。

 日本で珍しい民間のアクロバティック飛行を魅せてくれたロック岩崎氏。ワタシも,去年とそのちょっと前の松島基地航空祭で,その手に汗握る心臓に悪く,でも目が離せない魅力的なフライトを見ることができました。ブルーの華麗さとは違う迫力に魅せられました。

 空を楽しむことに対して,あまり積極的とはいえないこの国の中で,アクロバティック飛行という危険と隣り合わせの,だけどとても魅力的なものを,たくさんの人が見られる機会を与えてくれたすごい人です。

 その華麗なフライトが見られなくなってしまうのは,本当に残念ですが,今はただ,ご冥福をお祈りしたいとおもいます。

 きっと,果てのない大空を,思う存分駆けておられることと思います……。

2005年04月24日

同期第一号の結婚式にお呼ばれ

 昨日は,会社の同期の第一号結婚式にお呼ばれしまして,四谷はニューオータニまで行って参りました。いや,さすがニューオータニ。ハイソな感じがすごいですな。

 一応式から見させていただきました。ホテルの一角にあるオープンチャペル,というか吹き抜けのホールでの光あふれる結婚式でした。新郎が緊張でがちがちなのがよく見えて,皆でほほえましく見ておりました。

 披露宴はホテルの地階にあるホールで。途中,案内板をみれば,さすが大安,かなりの数の披露宴があるご様子。
 そんなにごてごてせず,アットホームな感じの披露宴で,友人他のスピーチや歌など,よい雰囲気でした。ただ,新郎さんよ。スピーチ頼むの前日ってーのはやめとこうな。会社の上司にそれはどうかと思うよ……。

 二次会は,赤坂の小さなフランス料理屋。新郎及び新婦の会社の同期,同級生等結構な人数で,ちょっと窮屈でしたが,普段なかなか話す機会のもてなそうな人たちと,それなりに楽しく過ごさせて頂きました。結局,三次会もおじゃまして,翌日ワタシは仕事だというのに,終電まで……。

 非常に有意義で楽しい時間を過ごさせて頂きました。新郎新婦の仲の良さには当てられっぱなしでしたが。何はともあれ,どうぞ末永くお幸せに……。

2005年04月30日

Indy Japan 300 in ツインリンクもてぎ

 連休に入って二日目。蒼インプ君を駆って茂木まで行ってきました。Indy Japanの決勝が行われるツインリンクもてぎまで。

 ひこーきを見に。

 決勝前のオープニングにブルーが飛ぶというので,それなりに近いから行ってみました。
 常磐道を経由して2時間くらいか。十一時には那珂川河川敷の臨時有料駐車場に到着。そこから無料のシャトルバスで北ゲートまで。そこから中央まではループバスが走っていたけど,すさまじい行列ぶりだったので,汗をかきかきひたすら上る。
 人だらけの売店で適当な昼食をとって,観戦チケットも買わず,適当なポジション探し。したらば,ミュージアム前に数人の同類さんハケーン。

 エアバンドで適当なところが見つからず,やっとこ見つけたかと思いきや,後ろからあの独特の甲高いタービン音が聞こえて,頭上を六機のダイヤモンドが抜けていきました。あわてケツから追いかけ。結局航過を二回と,キューバンエイトくらいだったか,十分くらいのフライトでした。

 そして,スタートのエンジン音を後ろに聞きながら,人の流れに逆行するように帰りのバスに。さすがにこれからメインが始まろうというのに帰る人間は,ちょっと変な目で見られましたが。

 花粉か砂煙か,少し濁った青空だったものの,それなりに見られはしましたが,短いのは否めない。というわけで,五月中の静浜に期待したいところです。