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2000年06月04日

せんきょ・センキョ・占拠?(おちなし)


 最近、一週間の過ぎるのが変に早い。一日の大半を寝て過ごしてしまうからなのだろうか?(笑)

 こーゆーこと書いてると、「あぶねーやつ」になってしまうのだけど、まぁ、ネット上のことだからということで……(ネット上だからかえって悪い……か?)。今日もきょうとておしごとおしごと、というわけでなぁんちゃってアルバイターをやっていたのですが、バイト先では常にテレビがついてるわけです。で、ふつーにCMとかが流れるわけです。普段は気にもとめないんですが、なまじ画面を注視しているわけではないので、ふとした拍子に耳に入ってくる言葉が気になることがあります。何かっていうと、最近声高に叫ばれるようになった「環境問題」ってやつですよ。みんなそれなりに危機感持ってるから、この言葉に弱いんですな。企業もその辺しっかりわかってるから使うわけですよ、CMに。「ちきうにヤサシイ」ってフレーズを。もう、なにさま、なにさま!!っていう気に、なりません? なりませんね、ふつー。なんか、ワタシにはこの言葉、ひどくえっらそうに聞こえるんです。ここまで食いつぶしてきた惑星に対して、「~にヤサシイ」だって。他にもありますな、コーユーのは。「かけがえのないちきう」とか「うちうせんちきうごう」とか(しかし、この辺はまだ許せるか……)。もちっと謙虚になるとか、もしくは完全に開き直ってしまうとか、なんかやりようありそうな気もするんですけど。いや、別にちきうを大事にしないとかそーゆーことじゃなく、この場合、大事にしたいのは「地球」という惑星ではなく、「人類が生存可能、もしくは快適に暮らせる環境」ってことでしょう? どうも、「生態系の頂点にいるんだぞぉ、へへん!!」っていう雰囲気がひしひしと伝わってくるんですよねぇ。きっと、どんなに環境破壊が進もうとも、どんなに人類が馬鹿なことしようとも、「地球」にとっては蚊に刺されるようなモノなんでしょうね。そのうち蚊取り線香でもたかれて、追い出されたりして……(笑) ちょろっと、そんなことも考えてみたり……。

 そーいや、今月末、占拠……、イヤ違う(違ってないかもね、ひょっとすると)、選挙ありますね。どーしよー。一応選挙権を持つ身としては、今回は行かないとまずそーだし。でも、どの政党も違いがわからないし、目先のことしかいわないし。どーしよーねー。

 蛇足ですが、別にワタシ、偏った所に所属してるわけではもないことを、断っておきます。ただの一介の天の邪鬼と思ってくださいませませ(笑)
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2000年06月08日

「機甲都市 伯林」川上稔


 前の話題、過去ログみてたら、同じ事書いてましたな。わー、成長していないワタシ(笑)

 今月の文庫の新刊で購入予定だった一冊。最近のお気に入りである川上稔氏の新刊、「機甲都市 伯林 パンツァーポリス1937」を発見したので、即保護。直ちに読破。以下、感想。


◇【川上 稔】「機甲都市 伯林 パンツァーポリス1937」/電撃文庫[book]

 著者本人曰く、「都市シリーズ二期目開始。初心者にもわかる都市シリーズ」とのことだったんですけど、ワタシにはわかりにくかったです。「格闘ゲームやシューティングゲームののり」ということらしいのですけど、勢いだけで、どうも状況が今ひとつ飲み込めず、またイメージもほとんどわかなかったのです。勢いに任せて、しっかりと文章が追えてなかったのかもしれません。理解するには、二度三度読み返さないといけないみたいです。最初から最後までまさに「疾風のごとく」過ぎ去ってしまって、後にはなにも残らずな感じ。次も伯林らしいので、それがでる頃にもう一度読み返すことにしましょう。

 じつは、これを発見したのは別の本を買いに本屋に行った副産物で、本来の目的であるところの1シリーズの真ん中で読んだせいで、よけいにわかりにくかったのかもしれません。だって、話も文体も全然違うモノなんだもの……。


◇【茅田砂胡】「デルフィニア戦記」/中央公論新社Cノベルスファンタジア[book]

 このところ、毎日のように本屋に通っては、馬鹿のように夏目さんをつぎ込んでしまったのは、すべてこのシリーズに手を出してしまったせいである。高校の頃からだから、実は始まった頃からなのか……、そのころから気にはなっていたモノの、表紙の絵柄から対象がワタシとは異なる事を感じ、手をつけずにいたのだけど、書評サイトでの評価数とそのべた褒めな様子から、思わず古本屋を巡って、一巻目を調達。とりあえず、読んでみて、モノの見事にはまってしまった。その後、続刊を仕入れるべく、古本屋を徘徊したが、発見できず、断腸の思いで新品を購入することに。新書版だから高いのにもかかわらず、全18巻。結局一週間で全巻購入、読破してしまいました。まったく、懐の寒いこと寒いこと。というわけで、以下感想。

 このシリーズのなによりの魅力は、主人公およびヒロイン(っちうのか?)、そしてそれを取り巻く人々のやりとりでしょう。ぽんぽんと繰り出されるそのせりふの群からは、どんなにつらい場面でも思わず笑いがこぼれ、そのキャラクターが妙に身近に感じられます。実際にいたら、迷惑千万な連中ですが、人間的な魅力は非常に大きいです。きっと、ふつうに考えればネタ的に大河ロマンとかいわれるような話なのですが、誰もがどたばたコメディーと評することでしょう。なかでも、物語の中心におかれる各独身男性陣の嫁取り物語は、抱腹絶倒ですね。笑いの連続。いろんな個性のキャラクターがでてくるから、きっと一人はお気に入りができるであろう、貴重な小説かもしれません。人気がでるのも頷けます。話としては、生まれに難ありな王様が、何とか王位についてそのあと近隣の二大国と一進一退の合戦をくりかえし……、みたいなシリアスな話なのに、全体を通してみてもそんな雰囲気はほんの少しで、基本的には皮肉の応酬、どつきあい、そんなかんじ。懐に余裕があったら、手に取ってみるとよいでしょう。お気に入りなキャラクター、一人あげるのは、ワタシには無理ですね。みんなお気に入りですよ。
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2000年06月18日

ルーチン的一週間


 最近の日々。

 月曜日は、昼に起床→3コマ講義→図書館でお勉強の名を借りた睡眠?→集中力が切れたといって帰途につく→と見せかけて古本屋へGO!→22時頃帰宅→ネット徘徊後就寝。
 火曜日は、午前中は講義→図書館で(同上)→けんきうしつへGO!→バイト→帰宅就寝。
 水曜日は、同火曜日。
 木曜日は、一回休み(FREE TIME)。
 金曜日は、2コマ講義→図書館で(以下略)→けんきうしつへGO!→諸々の仕事→帰宅就寝。
 土曜日は、昼に起床→掃除洗濯その他→バイト→帰宅就寝。
 日曜日は、お休み(FREE TIME)。

 こんな感じ。なぜか妙にルーチン的でメリハリがない。デーって感じで気づくと一週間が終わってる。そして手元にはなにも残らず。そんな日々。こんなんでいいのだろうか? よくわからないです。なんか無駄に日々を過ごしている気がする。そんな気だけ。

 うーん、ゴミ更新。
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2000年06月19日

くー、かっくいぃ


 この間の土曜日は実に久しぶりに、朝早起きして運動してきました。けんきうしつ対抗の野球大会があったんです。ワタシの活躍(?)はともかく、試合は大差で勝利。準決勝に進出です。おかげで、日曜は全身筋肉痛。もう痛い痛い。日頃の運動不足がたたっております。

 そんな体だったので、なにする気も起きず、昨日は久しぶりにビデオなんぞを借りてきてみてました。「Mission Impossible」と「You've got mail」の二本。前者は、ふとみたテレビで二作目の予告をやっていたから(←安直)。後者は、うちの母親がPCさわりたてのころに騒いでいたので何となく気になっていたから。そんなふざけた理由で何となくみてました。「スパイ大作戦」の方は、何となく盛り上がりに欠け、消化不良気味だったけど、トム・クルーズがかっこいいから、それで十分。「メール大作戦」(笑)の方は、典型的な「つごうのいいはなし」ってやつですけど、これまたメグ・ライアンがかわいいからそれで十分。トム・ハンクスもいい味だしてるんだけど。この映画みて、ネットでのやりとりがみんなこんなだとおもう人多かったんだろうなぁ、きっと。変に汚れた部分なんかに詳しかったりすると、ネットでは迂闊なことできないなぁとつくづく思うんですけど、ま、ふつーに過ごしていれば何の問題もないのでしょう。たまに、なにも知らない人がへーきで自分の個人情報をwebページに載せてることもあるそうですけど、変なことに巻き込まれないように、そういうことは控えましょうね。このあたり、IT革命なんかと絡んでくるのかな? 産業だけでなく、早期のネチケット教育ってやつも必要なんでしょうね、今ではもう。文○省なんか、気にもかけてなさそうですけどね(^^;
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2000年06月20日

その職業に対する適性?!


 今日のバイトは疲れたですぅ。なんでも、厨房さんのミスでご飯が炊けてなかったらしく、オーダーが滞り、結果的に人が裁ききれなくなってしまったわけですな。どうやら数的には普段通りだった臭いんですが、流れが悪かったので、異常に忙しかったのです。こんな時に、非常に精神衛生上良くないのが、短気(もしくは気分屋)の店長。ワタシはこの店長と二人で(日によって違うけど)ホールの担当をしているのだけど、この店長、少し流れが滞るとすぐに機嫌が悪くなる。接客業なのに。ただでさえ聞き取りにくい指示が、不機嫌なせいで早口になってより聞き取りにくい。こっちが聞き返すと、ますます不機嫌になる。典型的な悪循環。しかも、変に人に任せようとする、というか自分が動かないようにする傾向がある。別にすいてるときはいいんですよ。それが人の上に立つ人間の仕事だから。でもねぇ、一人で裁き切れてない仕事をわざわざ任せようとしたって、ねぇ。できないものはできないって……(泣) おかげで、こっちまで不機嫌になっちまって、もう。

 今までのバイトで、ここまで上の人と折り合いがつかないことなかったんですけどね、この人だけはだめですわ。というか、基本的に気分屋は嫌いです、ワタシ。やりようによっては扱いやすいんですけど、基本的に機嫌の悪さを他人にぶつけてきますからねぇ、かなりはた迷惑ですよ、ホントに。こういうのに、動じないのが、ひょっとして接客業に求められる適性、何ですかねぇ……(^^; 愚痴グチになってしまいましたが、まぁ、こんなところで仕事してますよ、ワタシ。でも、来月にはやめちゃる。きっと……(笑)
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2000年06月28日

重い……でも、喉越しすっきり?


 以前に、表紙に惹かれて「おいしいコーヒーの入れ方」なるシリーズを4冊一気に購入、読んだことはここにも書いた。ワタシは新書で買ったのだが、最近、文庫本で再版されているのを知った。何となく悔しい思いをしたモノだが、やっと2巻目が出たばかりだから、それはいい。で、それを見つけた時にこの作者さんの他の本が目に入った。そのときは買わなかったのだけど、先日、久しぶりに一時間ほど電車に揺られる必要が生じたので、ふと思いついて、そのうちの一冊を手に取った。


◇【村山由佳】「天使の卵(エンジェルス・エッグ)」/集英社文庫[book]

 村山由佳さんの「小説すばる」新人賞受賞作品だそうだ。中身はといえば、ばりばりの恋愛小説。でも、その辺にあるような、思わず赤面してしまうような内容でなく、出てくる人物は皆、何かしらの傷を負っていて、その傷故につらい恋を経験するような感じ。重いんですよ、話。でも、読んだ後は、何ともいえない気持ちにさせられてしまうんです。決して気分は悪くありません。のど(心)に突っかかった小骨がとれるような。そんなすっきりした気分になります。何でかよくわかんないんですけど。「天使の卵」は少なくともハッピーエンドではないし、またはっきりと結末が描かれているわけでもない。だけど、なんかこれで十分な感じする。

 一冊読んだ後、他のも読みたくなって、結局本屋へ直行。「君のためにできること」、「もう一度デジャ・ヴ」、「BAD KIDS」と一気に読破。この3冊とも全部、やはり出てくる人物はみんな、何か傷や負い目を持っている。ハッピーエンドもあったけど、結末はやはり言葉足らず。でもなんか、いい。共感しすぎるとちょっと痛いけど。十代、二十代の人間に支持されるのも当然と思えた。なにかしら感じるところがあるだろうから。「恋愛小説」って肩書きがついてしまうと、少し敬遠してしまうけど、ちらっと手に取ってみると少し心に余裕ができる……かもしれない。

 ただ、「おいしいコーヒーの入れ方」に関しては、はっきりと結末まで書いてほしい、というのはワタシ個人の大きな希望です。
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