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2004年04月06日

シェリーの巣、発見

ブリストル・クリーム

 風邪引いたですよ。

 土曜日、会社入って丸一年と言うことで、同期が集まって飲んだんですが、そのとき隣に座ったのが風邪っぴきで、モノの見事に移されたようです。昨日おとといは平気だったんだけどなぁ。昨日、有楽町を徘徊したせいか……。
 そんなわけで、今日は朝からだるい体を引きずって仕事をこなしていました。しかし、風邪でぼーっとした体はいかんともしがたく、対策を考える。いつもなら、鍋焼きうどんに栄養ドリンク、ちょっとアルコール入れて風呂使ってすぐに寝るんでなんとかする。しかし、手元にちょうどよいアルコールがなかったので、昨日定休日で飲み損ねたシェリーを探してみる。

 したらばあったですよ、偉い近場に、シェリーの巣が!
 リカーヴィラ アイザワ

というわけで、熱でもうろうとする体を抱えて買ってきました。
 えへへ。
 がんばっていろいろ覚えて楽しもうと思います。さしあたっては風邪を治さないといけないんだけどね。

2004年04月11日

おっきな景色とちっちゃな懐……。

 昨日に引き続いてのどぴーかんだったので、朝のんびりしてからちょいとお出かけ。今回は突発的だったんで近場と言うことで、第一目的地・河口湖。なので、まずは中央道をいく。ちょっとのんびりしすぎたのか、八王子あたりでちょいと混んでましたが、談合坂で一休みする頃にはすいていたので、一気に行こうと思ったですよ。

 だめだな。どうもこのところ、背中に何かが憑いているように気がする。

 いきなり後ろの白のグロリアにパッシングされたので、脇によけたら、ひょっこり現れ出でた真っ赤なランプ。

 代償:\35,000-.也

 もーいーです。

 それからはびくびくしながらブルーな気持ちでとりあえず河口湖へ。微妙に天気も悪く、富士山は見えず。とりあえず、桜が満開だったので、そこここに散在する桜を求めてちょろりする。途中、結婚式なんだろうか、ボートに乗っていく花嫁を観覧したり。
 この後どうするかと悩んだところで、ここまできたら、ということで富士五湖を回り、富士山五合目まで行くという予定にする。
 まずは、上の本栖湖へ、国道を上っていく。途中鳴沢の道の駅で山菜そばをすする。そこでふと前を見たら、ガスが晴れて富士の雄姿が眼前にありました。その後はずっと姿隠すこともなく、本栖湖ではきれいな湖水越しに写真を撮り、精進湖は結構小さく、西湖はちょっとごっちゃりしており、再び戻ってきた河口湖は観光地な感じをうけたり。
 そして一路富士スバルラインへ。有料道路と言うことを直前まで知らず、ちょいとびっくりしましたが、いったん入ればとにかく上るだけ。三合目あたりからはまだ雪が残っていて、空気もやっぱり冷たく。五合目まで上り、山頂を拝もうかと思ったけど、なかなか笠雲がとれず。そして周りにはなんでか韓国のひとたくさん。さらにおみやげ物屋の親父は英語堪能。さすが日本の富士。いんたーなしょなる。

 一通り富士山も見られたので、とりあえず下り、ひとっ風呂浴びるべく、再び鳴沢道の駅へ。富士山眺めて風呂入って、命の洗濯して、帰途へ。
 帰り道は、時間も時間だったので案の定小仏トンネルまでの怒濤の渋滞でしたが、ま、天気がよかったのでよしとしよう。

 にしても、だ。確かに日頃ネタがないんで、ネタがほしいのはそうなんだけどね、こういうネタはもういいですよ。
 ちなみに、盗まれ、新たにつけてもらったオーディオは、スピーカー片方の出力が小さいという不具合のため、とりあえず回収。初期不良として交換を要求したけど、これもあまり期待できそうになかったり。どう見ても展示品だと思うだけに、多少だだこねても新品に交換してもらいたい。

 一度お祓い受けておくかなぁ…

2004年04月25日

【田中芳樹】黒蜘蛛島-薬師寺涼子の怪奇事件簿



黒蜘蛛島表紙
[amazon]


「黒蜘蛛島-薬師寺涼子の怪奇事件簿」
著者:田中芳樹
イラスト:垣野内成美 →Official Web
カッパノベルス
 

 週末まで十日ばかしの出張に行っておりました。ウィークデイはほとんど深夜までのお仕事で、よれよれになって寝るだけでしたが、日曜はお休みだったので、そのときのリフレッシュ剤として物色して、手に取ったのがこれ。ショージキ、垣野内成美女史のイラストにふらふらと吸い寄せられたのです。

 成績優秀才色兼備さらにお金にも困らない天下無敵の警視庁キャリア組警視殿・泣く子も黙る「ドラまたリ……」 いやいや、「ドラよけお涼」とその忠実な椅子兼犬兼忠臣兼部下その他諸々の泉田警部補が巻き込まれるのか、引き寄せるのか、はたまた原因なのか、たびたび遭遇する人外な事件の数々。それをことごとく蹴散らしていくお涼に拍手喝采を浴びせる痛快伝奇アクション?

 ま、天下の田中芳樹の現代舞台などたばた劇ですから、その端々にいつもの毒が混入されるのはいつものこと。しかし、今回はいつもとちょっと違う。何てったって主役は天下無敵の女王様。笑い方だって腰に手を当て、胸張って、手の甲口に当てて「おーほっほっほ!」だし。そんなそこのけな人がたまに見せる一面に弱いんですなぁ。単純ですが。もともと美神令子みたいなのに弱いんです。そりゃツボです。さらにネタが世界各地の神話伝説に語られる怪物たちとくれば、メガテンスキーの血が騒ぐ。

 というわけで、一気に既刊を読破したわけです。そして、何てったって田中芳樹。続刊は期待せずに待つしかありません。普段はあまり言及しない恋愛模様を、田中芳樹はいかにまとめるのか? というか泉田君の不幸はいつまで続くのか? ま、のんびり待つとしましょう。

 久々に単純痛快娯楽ものを心の底から楽しんだ感じですな。