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2005年11月05日

Myグライダー 初飛行

 最近は,天気予報とひたすらにらめっこです。なぜか,先日の文化の日は出勤日で,まじめにお仕事していたので, 先週のリベンジは本日になりました。

 天気予報は問答無用の晴天。気になるのは風向きと風速。こればっかりはいってみないとわからないし。

 ついてみれば今日は人いっぱい。最近の週末はあまり天気よくなかったから,その反動かな。マスターコースの人間は, 南テイクオフへ向かう。10人以上いたかなぁ。初飛びが三人いたので,その人たちが第一陣。で,そのあとMyグライダー初飛びのワタシ。 少しはサーマルでてるかと思いきや,ちっともあがらず,すぐにランディング体勢。だけど,地表近くの風が妙な具合になっていて, 初めて高々度のランディングでこけました。結局,風の調子が変なので,いったん撤収。

 夕方,落ち着いてきた頃を見計らって400へ。マスターコース15人。どひゃー。グライダー持ちから順繰りにテイクオフ。 人数多いし,夕方になってきていたのでランディングまでぶっ飛び。今度はランディングもばっちり。今までの教習機とちがって, ブレイクコードが敏感で,よく曲がるのがびっくり。もう少し本数飛んで,機体になれないといけないなぁ。あとは,ソアリングしたい……。 ぼちぼち寒そうだけど。

400途中のモノラックから振り返る。

 帰りは久しぶりに鳴沢の温泉浸かって帰ってきました。

2005年11月13日

国家試験受験生

 本日,高圧ガス製造保安責任者・乙種機械の国家試験を受けて参りました。

 夏前に講習と検定試験を受け,パスしていたので今日は法令だけ。しかし,久々の試験勉強,前の検定の時もつらかったけど, 今回もつらかった。しかも暗記物ときたもんだ。過去問に取り組みつつ,適当に数字を押し込め,何とかしてきました。

 自己採点するにも,法令の出典が探しにくいので,気になるところだけチェック。……何とかなってそうだけど,さて,どうだろう。

 結果は年明け判明の予定です。

 自腹切って受けてるんだし,一発で通っていることを願うばかりです。

 [2005/11/14追記] 高圧ガス保安協会にて回答発表。なんとか7割確保。ほっとした~。

2005年11月18日

本日,初ソアリング30分超

 このところ教育ばかりで仕事してませんでしたが,その流れのまま「えいや!」とばかりに年休とって朝霧行ってきました。

 ピーカンだし,風もそんなに強くなくて,何より人が少ないベストコンディション。

 午前中はそれでもがっつんがっつんなサーマルがでていたので,これをさけてぶっ飛びで一本。お昼をとってから, 午後の穏やかな風の中,30分以上のリッジソアリングができました。初ソアリングです。最初のサーマルの出入りでの縦揺れ(ピッチング) が微妙に怖かったりしましたが,10分もターンを繰り返しているうちに慣れ,ぐるーりぐるーりとのんびり悠々空中散歩…… だったのは最初だけ。さすがに高地,そしてそこからさらにあがっているんだから当然かなり寒い。あとはひたすら寒さとの戦いでした。 鼻はズビズビ,指先カッチカチ。コンディション的には何時間でも大丈夫そうでしたが,寒さに負けてランディングへ。結局, テイクオフの時に時計を見なかったので正確なところはわかりませんが,少なくとも30分以上,45分くらいは飛んでいたんでしょうかねぇ。 いやはや,気持ちよかったです。

 のんびり飛べたので,念願の空撮(?)もできました。

普段と違う高さから見る御山 普段と違う高さから見た富士山(だいたい標高1500mくらい)

左下は高度計  左下は高度計。400mテイクオフから+178m上昇している。

左下の黒いところがテイクオフ 左下,黄色のグライダーの下から飛び立つ。

下を見ればこんな感じ 下見るとこんな感じ。足下には当然何もない。

 しかし,ワタシより先にでた人は,ワタシより遅く降りてきて,結局1時間45分近く粘ったらしい。よく平気だなぁ,と思っていたが, やっぱり寒いものは寒いらしい。そりゃそうか。

 

2005年11月26日

「はやぶさ(MUSES-C)」,サンプリング成功の見通し

 昨日より始まった小惑星イトカワへの降下シークエンスののち,惑星表面に着陸,サンプル回収のための弾丸が撃たれ, 離陸したことが確認された。ほぼ確実に小惑星の土壌サンプルが回収できたとのこと。

 素直に喜ばしく,そしていつものごとくの運用チームの文字通り不休の作業,お疲れ様でした。

 「これぞ宇宙探査!」というような話が,今回はリアルタイムで得られ,非常に臨場感を持って見られました。「のぞみ」 の運用に関してもそうでしたが,惑星間航行をするような探査機の運用というのは,臨機応変とか,冷静さとか,極限状態のなかで, 如何に日々進化していくチームの能力を即座に引き出し実行するかということがすべてのように感じます。「のぞみ」での激闘と, 今回のリハーサル,第一回着陸で積まれた経験値が,着実に身になって今回の成功につながったのだと思います。

 ロケットの打ち上げは,目的に達するための最初の関門でしかなく,そのあとに成果を得るための関門がたくさんあり, ただのスタートでしかないんだということが実感できる今回のようなミッションを,今後も日本という国で実施していかなければ, いつまでたっても人の眼は宙に向かないと思います。そして,今回のこの広報体制は,それに対し,大きな役割を果たせたと思います。 今後より充実した体制を構築できるように期待しています。とはいえ,不休の更新作業,お疲れ様でした。そして,ありがとうございました。

 さて,次はALOSの打ち上げだ。こっちも負けていられないぞ……。