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2006年08月09日

リーグ戦最終戦

 本日遠征にてリーグ戦の最終戦でした。当初予定ではいるはずの人が出張より戻らず,お仕事てんぱっている人間は抜け出せず, 結局オヤビンとワタシの二人で挑むことに。だいじょぶなんだろか……。

 んでま,試合開始。

 ○×○○|×○○×|××○×|○○○×|○○×○|12/20

 久しぶりに6割到達! オヤビンも同じく12本で,敵さんは三人で20/60。ということで, 人数の不利も跳ね返しなんと勝ってしまいましたよ! 四立ち目の止め抜きがなんとも自分らしくorz

 結局,リーグ戦はなんとか全戦全勝。来年は無事一部リーグ復帰。やれやれ。

2006年08月11日

【河井克行】国家としての宇宙戦略論

国家としての宇宙戦略論
国家としての宇宙戦略論
河井 克行 他
誠文堂新光社
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 たまたま書店の店頭で笹本氏の「宇宙へのパスポート3」の隣にあったので手に取った単行本。まとめた河井氏というのはれっきとした (?)自民党の衆議院議員さんである。 この人が中心で動いている宇宙議連での勉強会においてその筋の専門家がしてくれたお話をまとめたものである。

 初っぱなから五代富文氏である。LE-5が非常に高い評価を得ていたのに,広義での「平和利用」の壁にぶち当たり, 世界の宇宙業界においてトップランナーにたつ貴重な機会(その後,こんな機会は今に至るもない)をフイにしてしまったこと。 少ない予算がために細い細い蜘蛛の糸に乗っかってプロジェクトが進むこと等々,いきなりうなずくしかないことがずらずらと。

 続いてSJAC(日本航空宇宙工業会)の理事・田中俊二氏が宇宙産業の現状について。いかに日本の宇宙産業が世界規模で小さいか, 多くの産業機会があり,インフラもあるにもかかわらず, なぜか周辺産業が用いるインフラは他国のものである現状などが悲しいくらいに述べられている。

 三番目は防衛畑出身の志方俊之氏。北のミサイルが日本列島の上空を越え, 三陸沖に降ってきたとたんに突然スムーズに物事が決まってしまった情報収集衛星(IGS)に対する考察。「軍事大国」の道をとらず, 他国からの侵略から身を守り,自立を維持するのであれば,せめて「情報大国」であるべし,と。 いくらアメリカの傘の下に入れてもらっているとはいえ,外交はギブアンドテイク。 ましてや戦略情報などこちらのネタがないのに土下座したってもらえない。こちらのカードくらいは, 先進国として自前で用意する必要があるでしょう,と。そしてこの志方氏,最初にもっともうなずけることを言っている。 「日本がこれからどこへ行こうとしているのか,いくべきなのか,それが誰にも見えていない」 「日本人は目標が与えられるとしっかりと前進するが,自らが目標を作ることが一番苦手」 全くその通り。

 稗田浩雄氏は最近着実に宇宙大国への道を一歩一歩進めている中国と,その他進歩著しい周辺各国の動向について。 中央に幹を据えて進むことがいかに巨大プロジェクトには重要であるかが実感しきり。

 超小型衛星でチャレンジングなことをたくさんしてくれる東大の中須賀教授が世界の衛星サイズの動向と, 超小型衛星に拓ける未来やその用途などなどを。

 最後に,青木節子女史が宇宙利用に関する国際法を絡めて,日本の「平和利用」原則について説明してくれている。

 全編通していちいち頷いてしまう内容である。とにかく一番に感じるのは,「日本という国がどこに行くのか,どこを目指すのか」 「そのための道具として宇宙をどう使っていくつもりなのか」 大局的な視点に立った確固たる国策方針が皆無であることがすべての問題点の根底にあるのだということ。これについては宇宙に限らず, あらゆることについてだと思うけれども。スローガンだけは立派だけれども……。

 宇宙議連というものが発足したことは以前に新聞報道かなにかで見知ってはいたが, おそらくたいしたことはできないだろうとろくに期待もしていなかった。それがこんな勉強会を開いていたとは……。 是非是非河井氏はじめ議連の方々には,まずは日本の「宇宙利用基本法」の成立に向かって頑張っていただきたい。 宇宙村の住民と言うだけでなく,なにより星空を見上げてそのあこがれを抱いて成長してきた人間の一人として応援していきたい。

 

2006年08月19日

2006横田基地友好祭

 毎年毎年横田のオープンベースはイー天気ですなぁ。ちうわけで,せっかくのご近所なのでチャリンコこいで行ってきました。 ゲートでの荷物検査,イギリスの騒ぎがあったんでちょっとは厳しいかと思ったけど,あんまりかわんなかったなぁ。

 とりあえず,朝昼兼用で横田名物のステーキプレートとビールでエネルギー補給。天下無敵の現地直輸入(だろうな多分)の米国産牛肉。 今回のはそんなに堅くなくて比較的んまかったな。でも,石けんポンプ容器なステーキソースはかんべんな。

 横田は騒音問題のからみで飛行展示はないようなものなので,空自の基地では見られない外来機をひとなめ。

A-10A ThunderBoltII F-16 プラウラー パイロットお二人 韓国からU-2 KC-10とKC-135 嘉手納のF-15CD

 プラウラーやらサンダーボルトやら珍しいのがいくつか。去年もいたらしい偵察機のU-2が韓国から。 さすがにこいつの前にはマシンガン構えた警備が張り付き。宇宙服みたいなGスーツもおいてあったなぁ。脇にはおやつ用(?) の各種チューブ食が。

 ひととおりチェックしたあとは,じりじり焼かれる日の光に負けて,これまた名物の体に悪そうな色水(黄色)をぐびのみし, お口直しに水買って退散。二時間しかいなかったのに,腕真っ赤。ひりひり痛い痛い。

 さて,来週は松島かぁ。どーするかなぁ。

2006年08月27日

2006松島基地航空祭

 夏のいつものお楽しみ。結局今年も松島まで行ってきました。土曜日,都心にお出かけがあったので, その足でそのまま夕方北へ向かって出発。国見まで一気に北上してしまい,深夜割引のための時間調整で二時間ほど休憩し, 仙台南から古巣をうろうろしつつ,利府街道から東松島市へ。

 今回から基地内の駐車場なし,ということでいつも使っている海浜緑地の駐車場が空いているか不安だったものの, 0200頃についたらまだ少しは余裕があり。ふと空を見れば,これまでに見たことのないくらいの満天の星空。周りに明かりがないことと, すっかり冬の星空の時間だったこともあって,賑やかな夜空でしたな。

 夜が明けて,今年はいつもと違い,基地内には入らず,ランウェイ脇のフェンス外に陣取ることに。 天気は夏の松島にはこれ以上にないくらいのピーカン。T-4とF-2のオープニングフライトからブルーの訓練飛行で水平系の展示。 ブルーがおわったところで気を抜いたところに,背後からリモートのF-15にぶち抜かれ(全然カメラを構える余裕がなかったorz), F-16のデモ飛行がなかったせいか妙に頑張っていたF-2の機動飛行。救難飛行隊の救難展示からF-2の対地攻撃デモ。 お昼を挟んで午後のブルーは垂直系ばりばりの一区分。と,松島フルコース堪能しました。

 フェンス脇はちょうどエプロン正面への進入コースになっているので,機体が近く迫力抜群。ただ, 音速超えたやつだと気づいたときには前に抜かれて,何度となく貴重な瞬間を逃したので,これは来年リベンジだな。機体に追いつけず, フレーミングがよくてもぶれぶれだったのも多いので,ここではもっと修行が必要だ。

 ブルーの演目は,上空の状態が安定していたのか,きれいなスモークでした。 そして桜もスタークロスも相変わらず手持ちの機材では納めきれません。これを見るたびに超広角か魚眼がほしくなるんだなぁ。 桜の時にはレンズ交換でとちっておっきなゴミ付きになってしまったし(泣)

 ブルー終了後は外来機の帰投を待ったけれども,百里のF-15がちょこっとハイレートをしただけで, 三沢のF-16はふつーにあがるし,プラウラーもホーネットもちっとも動く気配がないから, と撤収して石巻のお風呂に向かっている途中に無線が入って,結局1700過ぎにでてったみたいだし。これは微妙だったなぁ。ちくしょ。

 石巻のやまと温泉で汗とほこりを流してすっきりしてから,古巣近くの酒屋でお気に入りの日本酒仕入れて,仙台南から東北道へ。 菅生でおみやげと牛タン定食調達して一気に南下。睡魔が限界になった那須塩原で二時間ほど仮眠して,給油。結局帰着は0200。 そのままおねむ。走行距離はちょうど1000km。お疲れ様でした~。

 2006松島基地航空祭