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2004年08月05日

【映画】STEAM BOY

 予告編を見てちょっと気になっていたので,ナイトショーで見に行きました。世界的に評価の高いAKIRAをはじめ,大友作品は初めてだったので,どんなモノかわからず,かなりドキドキ。

 話の舞台は英国・ロンドン,万国博覧会が行われた1851年,産業革命に沸く十九世紀中頃。それこそ,科学の進歩著しい時。それまですべてを人力でまかなっていたところに出現した蒸気機関という全く新しい科学技術。

 新たな,そして巨大な力を手にしたとき,人は何を望むのか。

 科学技術とは何のためのモノなのか,力なのか。

 そんなところを幹に据えた,天才科学者一家の,ロンドンを巻き込んだ壮大な親子げんか? 何か違う気がする……。

 絵はきれいだし,空中戦はそれなりに迫力あるし,おもしろいんだけど,一つだけ(ワタシ的に)致命的な欠陥が。

 スカーレット(ヒロイン)がかわいくないのですよ!

 えぇ,全く以てこれは致命的でした。なので,最近森薫女史にかぶれているワタシとしては,ロンドンの町並みや,夜のクリスタルパレスやら,メイドさんたちに期待するしか。そういえば,エマって名前の人がでていたような気もする……。

 あんなデケー鉄のかたまりを動かせるくらいの圧力エネルギーを封入している「スチームボール」があんなフツーのボルトで留めたようなまん丸容器であることが一番の謎ですが,そんなことはさておき,何となく「不思議の海のナディア」を彷彿とさせる作品でしたなぁ。

2004年07月20日

【映画】ハリーポッターとアズカバンの囚人

 というわけで見たですよ。ハリポタ。とりあえず,

 ハーたん,ハァハァ

 ま,それはさておき,監督さんが変わったせいか,みんな成長したせいか,ずいぶん印象が変わっておりました。ハリー微妙に背高くなってるし,ロンはあんまり変わらないけど,ハーたんもちょっと大人っぽくなってるし。なにより,私服で校内あるってるのが,ちょっと違和感。ま,悪くはないんですが。

 原作読んでから少し経っているので,微妙に話を忘れておりましたが,今回はま,盛り上がりにくい話ではあるわけで。個人的には,ハーたんが思わずロンの手を握るところと,時計回すときにハリーの手を払うハーたんに微妙に萌えました。やっぱり,寮対抗戦とか,クィディッチとか,マルフォイ(今回情けない場面おおすぎ)とかが目立たないとあんまり盛り上がらないのかも……。

 さて,今度はスチームボーイ見に行ってみるかなぁ……。キングアーサーも捨てがたいが……。

2004年03月29日

【映画】イノセンス、それは……?

 見てきたですよ。イノセンス。やっぱりパトレイバーで育った身としては、押井作品を逃すわけにも行かず。
 で、やっぱり押井節全開でちんぷんかんぷんでしたよ。
 作中、たくさん出てくるうんちく格言名言の数々、その辺が少しでも理解できるとまた違った見方ができるのかもしれませんが、そこいらの理解を放棄してしまうと、ただひたすら二美麗な映像と、「やっぱ榊原さんは理系女史だよなぁ」とか、「竹中さんはすっかり定着したかなぁ」とかそういうミーハーな観点での鑑賞になったり。
 今回、バックにジブリの鈴木プロデューサがついたと言うことで、かなり広告打ってましたが、あれはあたったんでしょうか? 「若い女性に是非」なんて文句も見かけたりしましたが、それには幾分重い話だし……。
 何にせよ、映像的にはまた海外で評価されそうです。ホンに関しては、自分の理解の限界を超えているので、ノーコメントと言うことで。わたしゃ素直な娯楽が好きさ……。