« 「当然」という言葉 | メイン | カルチャーギャップ »

2004年08月05日

【映画】STEAM BOY

 予告編を見てちょっと気になっていたので,ナイトショーで見に行きました。世界的に評価の高いAKIRAをはじめ,大友作品は初めてだったので,どんなモノかわからず,かなりドキドキ。

 話の舞台は英国・ロンドン,万国博覧会が行われた1851年,産業革命に沸く十九世紀中頃。それこそ,科学の進歩著しい時。それまですべてを人力でまかなっていたところに出現した蒸気機関という全く新しい科学技術。

 新たな,そして巨大な力を手にしたとき,人は何を望むのか。

 科学技術とは何のためのモノなのか,力なのか。

 そんなところを幹に据えた,天才科学者一家の,ロンドンを巻き込んだ壮大な親子げんか? 何か違う気がする……。

 絵はきれいだし,空中戦はそれなりに迫力あるし,おもしろいんだけど,一つだけ(ワタシ的に)致命的な欠陥が。

 スカーレット(ヒロイン)がかわいくないのですよ!

 えぇ,全く以てこれは致命的でした。なので,最近森薫女史にかぶれているワタシとしては,ロンドンの町並みや,夜のクリスタルパレスやら,メイドさんたちに期待するしか。そういえば,エマって名前の人がでていたような気もする……。

 あんなデケー鉄のかたまりを動かせるくらいの圧力エネルギーを封入している「スチームボール」があんなフツーのボルトで留めたようなまん丸容器であることが一番の謎ですが,そんなことはさておき,何となく「不思議の海のナディア」を彷彿とさせる作品でしたなぁ。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
https://yggdrasill.halfmoon.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/301

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)