【アイスランド旅行記】四日目・南アイスランド大移動
夜から増え始めた雲がそのまま雨を降らせて,しとしとな朝。だけど,気温は雨の方が高かったりします。 この日は南海岸沿いの滝を中心に見て回ります。
一路国道一号線を東にかっ飛ばす。ポール運転荒いよ…。まずは,細く高さのある「セリャランスフォス」。 晴れていれば滝の裏側に回れるらしいけど,今日はこんな天気だし。致し方なし。そしてやっぱりここも看板一枚。周りに人の気配なし。 そしてなぜか立派なトイレがあったり。きれいなだけでなく,なかが暖かかったみたいです。観光地の扱いがよくわからんですなぁ。
そしてふたたび荒野を少し移動して,変な岩と 黒い砂浜が印象的な「ディルホゥラエイ」へ。 ここの岩穴はプレート上の石が表に出ていておもしろい。というか上から今にも降ってきそう, って下を見ると上から降ってきて割れた破片がたくさん。
さらに国道一号を東進し,南部アイスランドの真ん中あたり,ちっこいヴィークの村のドライブインでお昼ご飯。 個人ごとにハンバーガーを頼んでちまちま食べる。ハンバーガーだけど一人で700kr.くらい。換算すると…,いややめておこう。 おいしいんですけどね。ここで相方が買った,現地ガイドのお姉さんおすすめののど飴,帰国後に非常にお世話になりました。 なんとかして輸入できないものか…。
再びセルフォス方面へ戻りながら,もう一個今度は幅の広い「スコゥガフォス」を見て,後ひたすらに西進。
セルフォスを抜け,途中,温室を併設したドライブインで小休憩を入れ,グリンダヴィークまで一気に行く。 実に280kmくらいの道程を2時間くらいでかっ飛ばす。一番後ろに座っていたからメーターは見なかったけど, たぶん120km/hくらいで巡航していたんじゃなかろうか…。舗装などされていない,対向車が来てもすれ違うのが大変な道幅で, さらに霧が出ていて見通しのきかない中で。すごいぞ,ポール。助手席に座っていたら戦々恐々としていたことだろう。つか, 体が浮くくらいに跳ねたことが何度かあったしな…。
途中,やっぱり看板一枚で,遊歩道はあるけど人はいない大涌谷みたいな地獄谷にも寄ってみる。 沸いてるお湯は熱湯だからさわるんだったら自己責任ですよ~,と現地ガイドなお姉様が行ってるそばから手をつけるポール。「hot?」 って聞いたら「ん~,warm?」だって。
そして,鱈の漁で大きくなった漁村・グリンダヴィークを抜けて,本日の宿泊地ノーザンライツインへ到着。 こぢんまりとした家族経営の暖かいお宿。看板犬のでっかなマックスがお出迎え。すぐ脇にはおっきな地熱発電所。 そしてその奥には翌日に行く予定のブルーラグーンが。オーナーシェフの晩ご飯はかなりウマーでした。
この日もちまちまと起きては外をのぞき,雲が晴れないのをしょんぼり確認してまた寝るというのを繰り返したり。 というわけで結局この日もオーロラは見えず。残念。