研究所の一般公開も終わって、たががはずれたように本を買ってみたり。「鵺姫真話」(岩本隆雄)と、「捨て猫王女の前奏曲」(榊一郎)を衝動買い。前者は「星虫」の流れで買う。後者は平積みしてあった影響。シリーズものなのに、大丈夫だろうか……(笑)
ファントムですかー。ワタシは何となく、入りが「トップガン」で、はまったのが「星のパイロット」だったから、F-14かF/A-18ですねー。艦載機系(笑) F-15もいいんですけど、チョット鈍重な感じがするのが……。戦闘機で実際飛んでるの見たのこれだけだから、何ともいえないけど、なにせブルーのフライトの後だったから……。一度岩国の機体を見たいものですナー。
◇【秋山 完】「ファイヤーストーム-火の星の花嫁-」/朝日ソノラマ文庫[book]
火星に人が住むようになったというようなシチュエーションのSFか、な? 特に感動するとか、そういうことはなく、すらりと読めました。この人の書く本は、一本の大きな話を後ろに抱えているようなので、それがはっきりしてくると、また違った発見があるのかもしれません。ひょっとすると深い意味のあるお話なのかもしれないけど、そこまでの深読みはワタシにはできません。火星植民にかかる、科学的な説明はこれまたおもしろいものがあるかもしれません。最近こんなのばかりだなー(笑)
◇【岩本隆雄】「鵺姫真話」/朝日ソノラマ文庫[book]
というわけで、ソノラマ文庫3連発。これは「星虫」の4年後くらいが舞台なんでしょうか? プロジェクトもぼちぼち進み出した頃の話。でも、タイムトラベルものです。この手の話は、読んでいても頭がこんがりやすいのですが、これも最後の方はまだ理解し切れていません(^^; 時間軸が絡み合っちゃって……。作者が「神様」の話というだけに、ここいらがキーワードチックなんですが、特殊技能を持った人間に対する尊敬とかは、「神」に対するものに近く、一歩間違うと畏怖に発展しやすいという、なんかまた考えさせられる話でした。次にでるという「イーシャの舟」にも絡んだ話らしいので、期待しましょう。
◇【榊 一郎】「捨て猫王女の前奏曲 スクラップド・プリンセス」/富士見ファンタジア文庫[book]
久々の富士見ファンタジアです。表紙の絵にやられました(笑)
「スクラップド・プリンセス」(通称:棄てプリ)なるシリーズもの。ファンタジアらしい、実に軽めなどたばた劇。題名の通り、まだプロローグ色が強いから、あまり話は進みません。これから、本筋開始、というところでしょうか。キャラクターたちはいい味だしてるので、期待はできるかな? ただ、雰囲気が初期の「魔術師オーフェン」に似ている気がする。今後の展開で、評価がどっちに転ぶか、かもしれない。いずれにしても、これからという感じの一巻目でした。
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