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2002年09月02日

愚かなるマスコミ 止まらぬ暴走


 2ちゃんからのネタで恐縮ですが、ちょっとあんまりなので。→「妻に漫画を一切合切捨てられました」 最近よくある、素人をネタにしたテレビ特番の、まさにネタにされた人の話。子供の時からこつこつ集めてきた漫画を、許可なくすべてを処分されたと。半分は売られ、半分は裁断されたそうです。
 ワタシも書籍のたぐいをよく購入するし、本棚に並べて悦に浸る人間ですから、この1さんのショックは多少なりともわかるつもりです。人間、いろんなモノをコレクションすることは多かれ少なかれ誰にもあると思います。そしてそれらが、自分以外には何の価値のないモノであろうとも、本人にとってはかけがえのないモノであると言うことは、誰でもわかることだと思います。それを「企画」の一言で踏みにじり、笑いモノにしてしまうという、その考え方、そしてそれを実行してしまうテレビ局という存在には疑問を感じざるを得ないでしょう。「自分にされたらいやなことを他人にするな」とは、小学校でよく教えられたことですが、今日日の社会には小学生以下の馬鹿者が多数いるようです。
 たとえこれが、2ちゃんならではのネタであろうとも、実際に最近の素人をネタにしたテレビ番組に、行き過ぎたモノが多いのも事実。政治だけでなく、報道にも自浄作用は期待できないんでしょうね、きっと。
 なんにしても、収集癖のある人間には恐ろしすぎる話ですわ。


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2002年09月03日

心機一転!と行きたいところかな


 昨日の話は、結局ネタだったんだかマジなのか、今ひとつ判別不能になってしまいました。まあ、なまじあり得ない話でもなさそうなので、そうなったときのシミュレーションと、そーゆーことにしておきませう。ま、2ちゃんだし。
 でまぁ、世間の生徒たちは夏休みも終えて、本格的にガッコに行き始めた訳ですから、ワタシも夏休み気分を振り払って、心機一転がんばっていきたいな~、なんて思いつつも、なぜかその傍らでどっか一泊でのんびり温泉にでも浸かりに行くか、とガイドブックとにらめっこをしたりしている次第。この夏に遠出したのは、松島基地だけだから……。それはあまりに寂しすぎるし。企画倒れの可能性は決して否定できないけどな。
 昨日、大きめで薄っぺらい封書が届きました。内定式の案内でした。どうやらちゃんと内定がでていたようです。……だって明確なもの何もなかったんだもの。それによると来月らしい。ついでにTOEICの試験も行われるらしい。勉強せんとなぁ。やれやれ。
 さて、月初めの新刊第一陣です。
 -今日の戦果-


    「アウトニア王国再興録2でたまか 天地鳴動編」鷹見一幸/角川スニーカー文庫

    「トリニティブラッドRage Against the Moons3 ノウ・フェイス」吉田 直/角川スニーカー文庫

    「東方ウィッチクラフト -人の望みの喜びを-」竹岡葉月/集英社コバルト文庫

    「十二国記 アニメ脚本集1」會川 昇/講談社X文庫ホワイトハート

 まぁ、3つも出版社が並ぶなんて。ウィッチクラフトはこれで最終巻らしい。結構いいときに手を出したかもしれない。アニメ脚本集は以外に読み所が多いとの話で購入。すぐに2巻目がでるのだけど。

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2002年09月04日

【鷹見一幸】でたまか アウトニア王国再興録2 天地鳴動篇


「でたまか アウトニア王国再興録2 天地鳴動篇」
著者:鷹見一幸
イラスト:Chiyoko
角川スニーカー文庫
bk1

 物量vs策略の宇宙戦争話の新刊。前巻でやっと主役が表舞台に出てきて、一気に話が転がり出すかと思いきや、今回は、その他の皆様総動員な展開。たしかに魅力的なキャラクターたちが豊富なので、ほっぽっておくのももったいないか。いくつかのカップルが怪しい挙動を示し出すのが今回のメインかな。密かに今までただの馬鹿な貴族のボンボンだった皇帝陛下が、なんか陰謀を自ら張り巡らすようになってしまったのはなんだか、なぁ。あの馬鹿さ加減がよかったのに。
 「新・時空のクロスロード」よりおもしろく読めるので、次も期待です。

【竹岡葉月】東方ウィッチクラフト 垣根の上の人


「東方ウィッチクラフト 垣根の上の人」
著者:竹岡葉月
イラスト:飯田晴子
集英社コバルト文庫
bk1

 隣の有名進学高校の男子生徒にあこがれる主人公であるところの女子中学生が、勢いで首をつっこんでしまったのは、「魔女」の世界?。
 べつに魔女といったところで、魔法でガンガン物事解決という話でもなく、典型的などたばたコメディーの気楽に楽しめるお話。ちょいと主役の男の子の性格がえげつないのが気になるけど、ヒロイン(なのか?)の方に天然が入っているので薄まってヨシ。二人の掛け合いが乗り切ってくるとかなり笑える雰囲気。飯田晴子氏のイラストもあっていると思われます。

【鷹見一幸】でたまか アウトニア王国奮戦記3 純情可憐編


「でたまか アウトニア王国奮戦記3 純情可憐編」
著者:鷹見一幸
イラスト:Chiyoko
角川スニーカー
bk1

 何とか出たらしい3巻目。前回の結構行き詰まった展開からどう切り抜けるのか、その結果編。純情可憐なんてついているから、今回の主役は王女様かと思いきやそうでもなく、どうやらマリリン姉さんが主役らしい。ここに来て、怪しいAIが二匹ほど登場した割に、そこに言及することは少なく最後は尻切れトンボ気味に終演。某所では「打ち切り」なんて話もあるが、まさにそんな感じ。建前は「第一部完」てなことになってるけど、続きが出るのか、どうなのか。原作(?)には続きもあるようなので、ぜひ続刊に期待したい。細かい思想が云々という展開もなく、ただただスカッとする話なので、読んでいて素直に楽しめる。最近は変に思想的なモノも多いしな……。

【竹岡葉月】東方ウィッチクラフト 人の望みの喜びを


「東方ウィッチクラフト 人の望みの喜びを」
著者:竹岡葉月
イラスト:飯田晴子
集英社コバルト文庫
bk1

 青春どたばたコメディー(とワタシは思っているのだけど)の最終巻。怒濤の展開で最後まで突っ走ります。何となく駆け足な感じで終わっちゃったけど、終わり方はきれいだったからよかったかな。周りにもっといじりやすそうなキャラが数人いたから、ここあたりをつっこんでもらえるともっと楽しいんだけど。後書きにあった裏テーマは、言われてみればなるほどなモノでした。
 後半に至るにつれてヒートアップしてくるパニ子の挙動には、ついつい笑いが出てしまう楽しいシリーズでした。

2002年09月05日

バイタルチェック?


 昨日は何となく気晴らしに、久しぶりの成分献血へ。献血手帳みたらば、実に一年二ヶ月ぶり。一時期は通うような頻度で行っていたもんですが。でまぁ、いつものように血小板を抜いてもらったわけですが、今回は血小板量が約29万と以前の40万弱より減っていて、そのくせいつもなら2サイクルで済むところを4サイクル、といつもとなんか違う……。
 普段の10単位の採取なら、血小板量の多いワタシの場合、普通の人なら3サイクルのところを2サイクルで終わるので、いつも30分であがることができる。今回もそのつもりで、バイトの時間までには終わるだろうと踏んでいたのに、今回に限って、血小板量は少ないし、ちょっと濃いめに15単位採取したいといわれ、サイクルは4回。時間にして倍の1時間。結果、バイトの時間には5分の遅刻。血を抜いた直後にもかかわらず、走ってしまいましたよ。
 血小板の量は食生活とか、健康状態に左右されず、ほとんど遺伝的なもので決まるらしく、ワタシは偉く多い方な訳だ。それでも10万単位で量が上下するとはおもわなんだ。最近、余り健康的な生活を送っているとはいえないせいかとも思ったのだけど、その結果は別の数値になって発覚することでしょう……。
 それにしても、行きつけの献血ルームの雰囲気のせいか、いついっても血を抜いている人の女性の割合が高い。時間が時間だと制服姿なんぞもよく見るし。男性の場合、血を見ると気が遠くなるなんて人も多いから、そのせいかもしれないなぁ……。

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2002年09月07日

月初めは豊作なんだけど


 大体文庫類の新刊発売というのは月初めか20日前後に固まっているのだけど、月初めには電撃文庫があるので、必然的にかなりの量になるわけだ。
 -今日の戦果-


    「十二国記 アニメ脚本集2」會川 昇/講談社X文庫ホワイトハート

    「イリヤの空 UFOの夏 その3」秋山瑞人/電撃文庫

    「悪魔のミカタ5 グレイテストオリオン」うえお久光/電撃文庫

    「大唐風雲記3 The Last Emperor of 漢」田村登正/電撃文庫

    「灰色のアイリス」岩田洋季/電撃文庫

 脚本集、これで影の海は終章まで。終章が改稿されていたとか、たくさん出てきた妖魔たちの種族名や使令たちの名前など、かなり原作者である小野主上の手が入っていることがわかるので、特に原作既読でアニメを見て、ちょっと幻滅した人には読んでもらいたいモノかも。イリヤはhp掲載分だけ。そろそろ終わりが近づいてきてるのでどきどき。悪魔のミカタに関しては、今回都市シリーズ並みの厚さ。これでこけたら切るかな……。大唐はその語り口とほんわかイラストが結構気に入ってる。歴史物とくくると何か違う気がするけど。今回の新種は灰色か。えらい売り込み文句が帯にあったのでなんとなく敬遠していたのだけど、今月2巻が出ていたのを見てとりあえず1巻目を読んでみようと思った次第。どうやらかなり人を選ぶらしいのだけど、乙一再来とかまであおられてるから多少は期待してるのだけど、どうでしょう……。
 この週末はこれらが燃料となるかな。


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【秋山瑞人】イリヤの空 UFOの夏 その3


「イリヤの空 UFOの夏 その3」
著者:秋山瑞人
イラスト:駒都えーじ
電撃文庫
bk1

 電撃hpにて連載されていたモノを加筆修正した3巻目。今回は書き下ろしなし。代わりにイラスト担当駒都氏によるキャララフが掲載されている。
 「無銭飲食列伝」 女の意地と意地のぶつかり合い。なににつけても不器用なイリヤと、なんだかんだと姉御肌の晶穂の世紀の一戦。ただの大食い競争が、なぜ秋山フィルターをかけるとここまで壮絶なモノになるのか、疑問ではあるけれども、それが楽しみなわけだから。惜しむらくは文中イラストがまるでないこと。とくにこのエピソードに関しては、ショッキングなイラストがhp本誌上にはあったため、かなり残念。そして、ヤローどもは馬鹿炸裂。それでも、「あぁ、そーだったなぁ」と懐古してしまう(苦笑)
 「水前寺応答せよ」 男子であり、男であり、そして漢である。そんな前後編。角が取れて、ようやくスムーズに流れそうになった日常の、その目の前に立ちはだかる巨大な山。そして事態は急降下。じわりじわりと包囲網が築かれていく息苦しさと、じれったさにもだえる最後。次に待ちかまえるのはハッピーエンドか、バッドエンドか……。ここで止めたらまるでEGFのよ……
 「ESP.の冬」 前水前寺テーマのエピソード。水前寺哲学の講義がなかなかおもしろい。こういう理屈、よくまぁ考えるなぁ、と。その底の知れない水前寺邦彦という男、どういう大人に成長するのか、全部見てみたい気がする。このころが一番平和だったのかもしれない、とそんなことも思ってしまう、直前のエピソードと明らかに異なる雰囲気が和ませてくれる。
 次から転がり落ちる展開が繰り広げられるであろうことは確かでしょう。そして、その後にはEGFが控えている、と思いたい……。

2002年09月11日

いろいろとキッツイよん


 とりあえず、F-3打ち上げ成功おめでとうございます。きれいな打ち上げだったようで、何よりでした。
 今週は、やっと装置がそろったので、毎日プチ出張。昨日も実験をしていて、見事に打ち上げ見逃してしまった。道路はさんでむこうがわまでいけば、専用回線のきれいな映像が見られたのに。もったいないことをした……。
 やっと実験ができるようになって、修論に向けて本格的に動き始めたわけだけど、なかなかにキッツイモノがあります。肉体的にも、精神的にも。今まで惚けてきたツケを払わされていると言われれば、まるで反論できないけれども、なんだかいろいろと溜め込んできてますね。適当に発散することを考えないとなぁ。こんなんで本当に大丈夫なんだろうか……。

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2002年09月13日

気がつけば、秋ですか


 今朝は急に寒くて、あわてて長袖を引っ張り出しました。雨と言うこともあるのでしょうけど、こうやって急激に気温が変化すると、体調崩しそうで怖いですな。ただでさえ、今週は疲れているというのに……。
 以前、就職か進学かを悩んでいたとき、周りの人間にはよく、ワタシはけんきう職にむいているのでわ? と言われることが多かった。なんだけど、今週を振り返ってみるに、自分には向いていないんじゃないかと思う。ただ頭の回転が止まっているだけなのか、何なのかはわからないけど、自分がひどく無能な人間に思えてきてしまってならない。なんだかねぇ。疲れているだけなんだろうけど……。

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2002年09月15日

ちょっとリフレッシュ


 怒濤の一週間が終わって、待ちこがれていた週末。幸い天気もよくて、それなりに気分転換もできそう。来週も一応カレンダーでは三連休だから、無理をしないでがんばっていこう、と。
 どうにも何かあると思考が下向きになるのは、何もかもぶちまけられる場所が身近にないことが原因ではないかと思われてきた。夕べ、たまたまピッチにメールが入って、その返事ついでに電話をしたおかげで、かなり精神的に復活しました。ありがたい限りです。
 もともと遠慮がちと言うよりも臆病な人間だから、なにかあっても周りに出すより、どこかに溜め込むことが常。それでも今まではなんとか分散させてきたのだけど、ここ最近はそれがどうにもうまくいかずに、滞留することが多い。今回は何とかなったからよかったけど……。
 もしかするとこれからもいろいろと迷惑かけると思いますが、見捨てないでね(苦笑)

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【岩田洋季】灰色のアイリス


「灰色のアイリス」
著者:岩田洋季
イラスト:東都せいろ
電撃文庫
bk1

 脅威の新人とあおられている18歳のデビュー作。なんだけど、やっぱり「びみょー」ですよ。
 それなりに厚みのありそうな世界観と設定。背中にいろいろと抱えている上で構成された個性を持ったキャラクター。要素はちゃんとそろっているのに、全部が中途半端でもったいないことになっている感じ。あと、ヒロインその他の女性陣の背中に抱えているモノが安直すぎなのは、ちょっと……。無理にそういう方向で理由づける意味がそれほどあるのかな、と。また理由提示がけっこう唐突だったし。
 続刊がちゃんと出ているので、今後もっと読みやすくおもしろくなってくれることを期待したいかな。

【うえお久光】悪魔のミカタ5 グレイテストオリオン


「悪魔のミカタ5 グレイテストオリオン」
著者:うえお久光
イラスト:藤田 薫
電撃文庫
bk1

 脅威のペースで発刊されるミカタの新刊。今回のヒロインは真嶋先輩。その厚さは都市シリーズに匹敵。
 時折挟まれるあからさまな「萌え要素」とちょっと癖のある文章が微妙な感じだった既刊に比べ、この新刊はかなり読みやすくなってきました。まだたまに読みづらいところがあるけど。厚さの原因となったであろうボクシングの試合に関しては、ちょっと冗長すぎた感があるかな。でも、真嶋先輩の葛藤と、見せ場だったのかぼけだったのかわかりにくい「部長」の登場シーンなんかはおもしろかったし、次も読もうかなというところ。

2002年09月17日

1歩進んで2歩下がる……、あれ?


 北朝鮮がらみの話。まぁ、それなりの結果が出たことは大きく評価できるのではないかと。正直、ここで渋れるほどの余裕がもう、北朝鮮にはないのだと言うことがはっきりしてしまったのかな……。
 どうも最近、ワタシの巡回して回るネットのそこここで「マリ見て」が繁殖している(笑) ワタシが手を出したのは、抜け殻をやっていた6月頃。ずっと「マリ見て」のタイトルと、その読みやすさに関しては方々で見知っていたので、あとは踏ん切りだけだったわけで、その前に「楽魔女」に手を出していたので、さして抵抗もなく。しかし、ちょうどそのころ、とある方面では有名な「まいじゃー推進委員会」のほうで「マリ見て」強化月間を催していたのでした。昨今の広がり方はその影響が大きいと思われますが、それ以後、まさにミイラ取りがミイラになりまくっていったようです(違) なんだか、ネットを媒体とした口コミとでも言おうか、不思議な現象です。そもそもワタシの場合は2ちゃんがきっかけだったわけですが……。
 以前は、何も読むモノがないと、とにかく繰り返し読んでいたのは「E.G.コンバット」と「DADDY FACE」だったんですが、最近はひたすらに「十二国記」と「マリア様が見てる」に変わっていたりするんですな。どうなんでしょう、このかわり様……(笑)
 今日は、微妙に頭痛の日。クリーンルームで液体窒素を垂れ流しにしながらやる作業の見学をしていたので、軽い酸欠にでもなったかと思ったのだけど、どうやら、急激に寒くなったおかげらしい。本格的な流行性感冒に発展する前に、いつものごとく、早期の風邪薬+ビタミンCサプリメント+栄養ドリンクを摂取の後、風呂で暖まってさっさと寝ることに。今の状況に、寝込む余裕はないのですよ。ょょょ


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2002年09月20日

夏の終わり…


 出がけにすれ違った人から、かすかに漂う線香の香り。「なぜ?」と思いながらパパさんを運転していると、花束もって歩道を歩いている人を見かける。そうか、今日は彼岸の入りでした。道すがら、脇に広がる黄金色の田圃。所々で機械が動いていました。そろそろ稲も刈り入れの時期というわけです。「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったモノで、最近はすっかり気温も落ちついて過ごしやすくなりました。本格的な寒さがやってくるまでのつかの間の穏やかさです。
 昨日は、ちょっと体調がよろしくなかったので、安息日にしてしまいました。その分、この週末に埋め合わせをしないといけないでしょうが。ま、どうせ休日にはROはまずつながらないので、別にかまいはしないんですけどね。
 7月にアメリカに行った時に、自分用の唯一と言っていいおみやげとして買ってきたGODIVAのココアを開けてみた。GODIVAの店は日本にもあるだろうという突っ込みはなしの方向で(笑) ピュアなココアだと思って買ってきたのに、開けてみれば、妙に色が白っぽい。まさかと思いながら少量のお湯とミルクで溶かしてみれば、やっぱり混ぜモノでありました。道理でやすいと思ったんだよ……。なんとなく損した気分だったけど、とりあえずはそれを飲んでおネムおネム。どうにも最近胃腸の調子が芳しくないのですよ……。やれやれ。


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2002年09月23日

気晴らし気晴らし


 昨日は珍しく安定してROに潜れたので、ギルドの人たちと臨時共闘PT組んで狩り。おかげで行き詰まっていたレベル上げも2つばかりあがる。もうすぐ念願の二次職転職だけど、先は長いか。ま、のんびりやっていきます。
 -最近の戦果-


    「灰色のアイリス2」岩田洋季/電撃文庫

    「ラーゼフォン 時間調律師」神林長平/徳間デュアル文庫

    「パートタイムプリンセス」神代 創/MF文庫J

 あとは、何となく買えてなかった「電撃hp SPECIAL」を、大して期待をしていなかった小さな書店で発見・捕獲。富士見ファンタジアは不作なんですね。アイリスは、そこそこかな。気になる点がないわけではないけど。ラーゼフォンのノベライズ、神林さんというのがネックだったのだよね。以前「雪風」を読もうと思って挫折した経験ありなので。どうも、神林節ともいえるその文章が、ワタシにはどうにもあわなくて。このノベライズも、かなりがんばって読んだ感じ。というよりもほとんど流し読みかな。読み込むにはつらすぎる。残りの一冊は何となく買ってみた。あまりに買うものがなかったから。この神代氏の著作は初めてかな。ちょっと読んでみようかな、と思うモノは結構あるのだけど、なんとなく踏ん切りがつかずに買っていない。というよりも、買っても読む時間がなかなかとれなくなったのが、原因か。ま、そのうちに……。

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2002年09月27日

色と香りは……


 出先に毎日通うようになって3週間。毎朝目に入る色彩は、黄土色や茶色、柔らかい黄色等々、秋らしいというか、ほのかに暖かさを感じる不思議な感じ。そんな中に、燃えるように生えるのは、曼珠沙華の赤っぽいオレンジ。そして、空気に混じるのは金木犀の甘い香りか……。
 食べ物のおいしい季節。そして芋煮の季節ですなぁ……(←風流よりも食い物か)
 しかし、この間まで金色の原だった田園風景も、刈り取った稲を干す笠の群れに変わっていたり。そして、ワタシは夕べ、毛布を引っ張り出しました。きっと月が変われば、すぐにコタツ君が臨戦態勢に入ることでしょう。
 なんだか最近は、会社勤めをしているようなルーチンになっていますね。今までだらけた生活を送っていたので、なかなか厳しいモノもありますが、やっとこ慣れてきたところです。しかし、このルーチンは時間が足りない。睡眠時間を確保しようと思うと、ネット彷徨と読書の時間は両立不可能。それ以外の事項など触れることもできず。のんびりテレビを見るなど、夢のまた夢。週末が恋しい恋しい。春からきっとこんな生活なんだろうなぁ……。


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2002年09月29日

せめてのんびり


 もう月曜日から熱望するようになってしまった週末。土日ともにのんびりしてしまうわけには……、などと思いつつも、結局のんびりしてしまう、そんな感じです。いーのか、ホントに!
 来週の日曜日に、ワタシのハハの人の友人の子供さんが、大学の見学に訪れるという。ワタシはそのエスコート役に選ばれてしまった。とはいえ、学部が違うのにいいのかな……。とりあえず、一回見ることで幻滅するか、志新たにするかは本人の問題で、ワタシのエスコート次第なんてことは、きっと、いや絶対ないだろう。うん、そう決めた。まあ、適当にぐるっと一周するつもりだけど、あまり期待されても困るのよね、実際。
 -最近の戦果-


    「気象精霊記6 お月見試験とホゴ活動」清水文化/富士見ファンタジア文庫

    「鵺姫異聞」岩本隆雄/朝日ソノラマ文庫

    「竹田くんの恋人 ~ワールズエンド・フェアリーテイル~」桜庭一樹/角川スニーカー文庫

    「ハートレス・ハート」七尾あきら/角川スニーカー文庫

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【岩本隆雄】鵺姫異聞


「鵺姫異聞」
著者:岩本隆雄
イラスト:弘司
朝日ソノラマ文庫
bk1

 「星虫」世界の一つ。川崎純が主役だった「鵺姫真話」の後日談、というか番外編というか。主人公がひょこっと出てきたので、人間関係を把握するのに苦労したり。これを読む前に前もって「星虫」と「鵺姫真話」は再読した方がよいのかも。
 プロジェクトに関わる話もそれなりに進めつつ、今回はラブストーリーなのかなぁ、基本は。時間をネタにしてしまったがために、絡めた人間関係がかなり複雑に。あいかわらず、少し環境がらみに関しては人を選ぶ描写がされていますが、それを差し引いても楽しんで読めるのがいいです。最後の落としどころは、ワタシはよいと思いますが、賛否あるようです。ちょっと最後の方は展開が急すぎですけどね。
 いずれにしても、これからは本格的に動き出したプロジェクト、そしてシティーを舞台にした話を熱望します。もう寝ないでね……。

【岩田洋季】灰色のアイリス2


「灰色のアイリス2」
著者:岩田洋季
イラスト:東都せいろ
電撃文庫
bk1

 人とは異なる強大な力を持った人間が歩む、裏と表の道。その選択に付随する葛藤。それぞれがそれぞれのトラウマを抱えて、だけどつかの間の平穏に身をゆだね……。
 1巻で大きく動いた自分の周囲を、2巻目でゆっくり今までのペースに戻すかのように話の進まない新刊。人として腐ってしまった兄妹に関しては、その設定に違和感あり。というよりも、安易にその理由でのみ人間関係を構築してしまうのは、どうでしょう。1巻目でもあったけど。非現実的な能力と、精神的な部分での話を進めているところに、突然に生々しいほどの理由を挙げられてしまうと、一気に安っぽい雰囲気になってしまう。そこだけが気にかかる。
 ふつうに厚みのある話になりそうなので、もうすこし様子見。

【清水文化】気象精霊記6 お月見試験とホゴ活動


「気象精霊記6 お月見試験とホゴ活動」
著者:清水文化
イラスト:七瀬 葵
富士見ファンタジア文庫
bk1

 格闘気象宴会コメディーの6冊目(謎) 今回は、世界観説明に終始してしまったかもしれない一冊でした。でも、相変わらず宴会しているし、前巻からお仲間になったフェイミンさんも微妙な味を醸しているし、独特なシリーズですね。
 本編に挟まれる気象ネタの蘊蓄、大きなウリの一つですが、情けない希望を言えば、一枚挿絵に天気図を挟んでくれれば、より状況把握が確実にできて、理解も深まるんですが。ワタシの頭だけで構築するには能力不足です……。
 前回までで、一連の大きな話が一段落してしまったので、当分はのんびりムードかもしれませんが、おかしな火種はちょこちょこと散在しているようですので、今後もトラブルには事欠くことはなさそうですね。

【神代 創】パートタイムプリンセス


「パートタイムプリンセス」
著者:神代 創
イラスト:山田秋太郎
MF文庫J
bk1

 ある日突然頭が痛くなったかと思うと、意識が、知らない世界の、知らない誰かの中にあった。周期的かどうなのか、何度となく意識が切り替わりながら、知らずに巻き込まれていくトラブル。割とよくあるシチュエーションだけど、テンポよくすすむ展開は、一気に走りきって読めてしまう爽快感。軽いノリだけど、それなりに抱えたモノもあるわけで、奇妙な出来事を通して、互いを信頼していくその過程も好印象。全体的にさわやかな一冊でした。
 視点が一方のみだったので、是非、もう一方も見てみたいな。個人的にはザッピング形式が希望だったけど、そこまでやってしまうと話が冗長になってしまうか。