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2004年11月06日

衛星の「空白」と宇宙政策

 ずいぶんと久々です。先月に三日ばかし戻り,今回も三日ばかし戻り,再びお出かけです。せわしないです。気がついたら,首都圏は秋も深まっていて,ちょっとした時間旅行名気分です。ついこの間までえらい暑かった気がしたんですが……。

 今日の読売新聞紙面の解説面に,昨今の災害に対して有効なはずの衛星がうまく機能していない,というかそもそも宇宙に使える衛星がないという現実を憂いているという記事がありました。

 まず一番の気象衛星は,1999年にあげるはずのMTSATは8号機事故で消え,MTSAT-1Rは衛星メーカーの倒産で遅れに遅れ,ようやっと日本にきたかと思えば6号機の失敗で,なかなかあげられない。陸域観測衛星(ALOS)もところてん式に遅れている。確かに,使える衛星がないような状況です。

 紙面を読むと,この「空白」を宇宙開発に携わる人間は認識しているのか,「技術志向」が強すぎて現実が見えていないのか,もっと現実を見てください,そんな風に書いてあるように思えます。

 その状況を一番気にしているのは当の宇宙開発関係者だと思っています。誰もが気にしていて,次にあげることになるロケット(ペイロードはMTSAT-1R)は早く上げなくてはいけない。そして失敗は出来ない。そのことを常に頭に置いて仕事をしているはずです。

 わかっていないのは,その実作業者ではなく,それを動かすべき政治だと,そしてマスコミの煽り方だと,盛大に文句を言いたい。

 今の打ち上げ再開に向けた作業は非常にびくびくしながら進んでいます。万全を期すように,「絶対に」失敗しないように。でも,作業の期日は決まっています。急がなくてはいけない。だけど手抜かりがあってはいけない。そんなプレッシャーの中での作業であることをもう少し報道に取り入れてほしいモノです。

2004年11月27日

歴史を作ってきた人たちの素顔,かな?

 大学でお世話になった先生が,えらい賞を受賞された。今の所属されているところで,ささやかながらの祝賀会が開かれた。そこに,会社として今お世話になっているし,大学でもお世話になっているワタシがおまけのように出席してきた。
 もうご隠居のような立場の先生なので,そこに集まるのは必然的にいろんなところの偉い人たち。そこにワタシのような若造がちょろりとおじゃまするわけで。
 ……そんな場で,何を話せというのだ。
 しかし,そこはお酒の入る場ですから,各種アルコールがものすごい勢いで消費されるに従い,皆さん口の潤滑はよくなる一方。同席されている比較的若手の(といっても中堅どころばかりだけど)知り合いの方に紹介してもらいつつ,いろいろと勉強になるお話を聞かせていただいた。こんな場でもないと,同業他社の偉い人となんて話せないですから。
 最近は,こういう場が減ってきて,どうも互いのコミュニケーションが足りなくなってきている様子。積極的に腹割って,もっと話をしましょう,とそんな話。

 しかし,プロ○ェクト○に出てくるような人たちも,結局酒が入ればただの酔っぱらいなわけで。実は自分,歴史を目の前にしているのかなぁ,なんて漠然と感じたりしてみる。

2004年11月28日

2004 TDS Harborside Christmas

20041128-1.jpg

 何でか空いていたクリスマスのTDS。ランドの方は最近いつも混雑混雑のようですが。
 この期に及んでは,あまりアトラクションに走ることもなく,シーであるのだからショーをメインに九時頃のんびりインポート。だいたいこの時間はエントランスでキャラクターグリーティングというのがいつものこと。案の定,ミッキー&ミニーに人のかたまりが出来てました。それを横目に見ながら,とにかくアメリカンウォーターフロントの方へ。

 まずは朝一の「クリスマスホリデー・イン・ニューヨーク」に並んでしまう。一時間ばかし待ち。その間に朝ご飯を調達,したいのにシーの朝はあいているお店がなかなかないのだ。すしロール食べたかったのに,リバティ・ランディング・ライナーは11:00開店。仕方ないので,ニューリョーク・デリでホットサンドを調達。席でのんびり朝ご飯。クリスマスのショーは,夜に見ることが多かったので,明るいうちは久しぶり。基本的に去年と同じだったようです(ワタシには区別があまりつかないけど)。
 終わってそのまま後ろのアンコールに並ぶ。席は初めての二階席。少し遠目だけど,その分全体が見渡せておもしろく。こちらもしっかりクリスマスバージョンです。

 お昼ご飯は初めてのカフェ・ポルトフィーノで。SPは食べませんでしたが,そこそこおいしかったです。バフェテリア形式なので,調子に乗って取りすぎると結構な額になります。ちとコストパフォーマンスはよくないかも。
 おなかいっぱいになったところで,そのまま外のドナルドエリアでポルト・パラディーゾ・ウォーターカーニバルを見る。これは,あまり頻繁に見ないので,見る度に中身が変わっていておもしろい。今回の改訂は,ストーリーが非常に説明的で,なるほどそーゆー話だったのか,と納得。ダンスエリア近くすぎて,たまにダンサーさんと目が合うのがなんとも気恥ずかしかったり。

 再びウォーターフロントに戻って,セイル・アウェイを見る。時間的にぎりぎりだったので外から立ち見かと思いきや,まだ席はたくさん。結構前のバンドの前に座れました。やっぱりドナルドは動きがコミカルだから好きです。

 このままだと奥の方にはちっとも行かないかも,ということで少し時間が空いたのでポートディスカバリー方面に。途中,ケープコッドでミニー&デイジーという珍しいコンビに遭遇。この時間はショーの谷間なので,キャラクターグリーティングの時間だったご様子。ポートディスカバリーにもグーフィーとチー・デーがいたし,もしかしてと思って急いでいけばアラビアンコーストにもじじー(ジャファー)とアラビアンスタイルのミッキー&ミニーが。ショッキングなことに,すぐに閉まってしまうオープン・セサミのキーマカリーパンはなくなっていた。後で調べたら二月くらいに既になくなっていたそうだけど。結構うまかったんだけどなぁ。
 とりあえずじじーに握手をしてもらってから,ギョーザを食べにノーチラス・ギャレーに行く。ホット杏カクテルと三色ギョーザを食べながら,作戦会議。ブラヴィッシーモまで間があるので,ミスティックリズムに行く。これも極力前に行く。本当なら上を人が舞うところがよかったんだけれども,そこは残念。

 山を抜けて,ハーバーの橋下からブラヴィッシーモを見る。鶏ガラの炎の制御凄いなーと思いながら見ていると,あの制御に至るまでは結構な悪戦苦闘があったようで。ショー全体としては,今ひとつ盛り上がりに欠けるのがもったいないか。
 立ち見覚悟で最後のクリスマスホリデー・イン・ニューヨークに行けば,またしても席が前の方で空いている。今日はやはり全体的に人が少ないようで。ステージ真横になってしまうので,全体的には見えないけれども,近いのでよしとする。雰囲気はやっぱり夜の方がいいのは確か。
 
 再びハーバー脇に戻ってキャンドルライト・リフレクションズを見る。これはまぁ,元々盛り上がるモノでもないから,ふーん,というスタンス。すでに頭は夕食に向いていたり。
 後ろに花火の音を聞きながら,夕食のため櫻に向かう。恐ろしいことに,スタンバイしている人は皆無。結構びくびくしながら前日にわざわざPSを取ったのに,そんな必要もなかったようで。希望して外のバルコニーでクリスマスSPをいただく。ここのは素直においしいのでよいのだ。

 多少お店を冷やかして,クローズ間際にアウト。

 結局,ショーはフルコースで,結構いいところから見られたのはびっくり。日曜だったので,もっと混んでいるかと思ったんですけど。残念なのはすしロールを食べ損ねたこと。ついに年パスも購入してしまったことだし,これはリベンジを計ろうかと思います。