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2000年03月09日

アメリカのバイタリティー


 現在、突発的な(?)帰省中です。その目的は、一つの映画を見ること。

 「遠い空の向こうに」

 1950,60年代のアメリカの田舎の炭坑町の高校生が、ソ連の打ち上げた人類初の人工衛星スプートニクに触発されて、ロケットを打ち上げる話。昔も今もアメリカの田舎町では、娯楽といえばフットボールしかないところで周りの大人や友人から白い目で見られながらも、理解ある人たちの協力を得てロケットを制作、打ち上げ、失敗を繰り返す。その過程で生じる父と子の意見の衝突。最後には町中の協力を経て、科学フェア全国大会で最優秀賞を獲得する。そして、父親との和解。

 どうせ無理だから、とあきらめてしまわずに、やるだけやってみようという力をくれる作品で、共感する部分はどんな年代の人にもあるでしょう。実際、映画館にいた人たちの年齢層は本当に多岐にわたっていた。とくに、スーツのおじさんやなぜだかちょっと年のいったおばさんが多かった。一般での評価も高いから、今は東京の一館での上映だけど、そのうちそこらへんでやることもあるでしょう。機会があったら一度見に行くとよいと思います。へこんでいる気持ちに、浮き上がらせる力をもらえます。

 しかし、これをみるとアメリカという国の強さがこういうところからくるのだろうなという実感ももてます。日本はアメリカには勝てないという実感が。自分たちで新しい国を作ってきたんだという力強さが、あの大きな国を作ってきたのだと痛感しました。日本人にもあんな力強さがもてたら、と思います。

 いろいろと考えさせられる映画でしたが、質はとてもよいと思います。できれば、全国で上映することを願っています。

 映画ついでに、電脳街をうろつきました。Pen3の600が安いのが、気になって気になって。そのうち衝動買いに走りそうな気配。これ使うほど立派なことに使ってないんだけど、うちのPC。
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