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2000年07月01日

今年は空梅雨?


 今日は一日むしむしむしむし……。仙台らしからぬ天候でした。普段の夏もこんなにむしむししないモノなんですけどねぇ。しかし、雨少ないですね。このまま梅雨あけたりするんでしょうか? そうするとまた水不足が心配ですけど、早く梅雨が明けてくれると、松島が楽しみになるので、そっちの方がいいかもしれません。なにって、松島基地の航空祭です。ブルーインパルスです。

 一昨年、初めていったときは、ずっと雨模様で、ろくなフライトもなく、おもしろくも何ともなかった航空祭でした。
 去年、少し学習して、早めに行き、何ともきわどい空模様、雲が切れたのをねらっての午前一回目のフライト。午後、これからウォークダウン(フライト前のセレモニーみたいなの)というときになっての突然のスコール(のようなにわか雨)。みんなで屋根の下に避難。ひょっとして中止か……、と思いきや20分もしたらきれいに晴れ上がって、奇跡のような空。そして二回目のフライト。同行者も、喜んでおりました。

 そして今年。どうなることでしょう。航空祭は今月末ですが、東北の梅雨事情から考えるといつもきわどい時期。そして、基地の立地からもなかなか見事な晴天には恵まれにくいという悪条件の中、見られるのでしょうか? 「2000年記念」&「T-4ブルー5周年記念」フライトを。こればっかりはお空に祈るしかありません。
 
 すっかり、飛行機づいてしまったワタシは、おととい、午後に時間があいたので天気も良かったこともあって、ちょっと足を延ばしてドライブへ。目的地は、松島基地。天気がいいから、なんか飛んでるだろう、と甘い気持ちでいったのですけど、3機のヘリが編隊組んで飛んでるのをちらっと見ただけで、飛行機はエプロンに整然と並んでいる練習機を見られただけでした。4時半をすぎると、そのエプロンに駐機してあった機体も、一機、また一機と格納庫に吸い込まれていって、「これじゃ収穫なしかぁ」とあきらめかけたところに、突然の甲高いタービンの音。「ん? エンジンがかかった?」 よくよく見ていると他の練習機とは塗装の違う機体(たぶんT-4だとおもう)がタキシングして滑走路に入った。「飛ぶのかなぁ」と思ってみていると、機体は滑走路の端で止まりスタンディングテイクオフの体勢。「をを!」 エンジンの音が徐々に大きく、響いていく。「ををををっ!」 ヒーン! しかし、エンジン音が小さくなっていく。離陸することなく。そしておもむろに再びタキシングを開始して格納庫前に戻ってしまいました。収穫はこれだけ。エンジン音が聞けたから、良しとしましょうか。また今度、天気のいい日にいってみたいですな。のんびりと。ちょっと遠いけど……。
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2000年07月02日

ふぅ、どきどき


 血も凍るような出来事があった。

 財布を落としたのだ。

 日曜の夜、夕食を食べた後は何となく時間をもてあますので、ぶらりと出かけることがよくある。今日もきょうとて、原付にまたがり、近所の本屋へ。本屋目前の信号でとまったとき、ふとポケットにあるはずの感覚が、ない……(^^; その瞬間、まさに全身から血の気がサーッと。あわてて引き返して、捜索捜索。

 財布の中には考え得るほぼすべてのワタシのIDが入っている。探している最中、どこに紛失届を届ければいいのか、そのことばかり考えていた。免許証、学生証、クレジットカード、キャッシュカード、その他各種カード。あまり現金を持ち歩かない人間だから、そっちの被害はそんなでもないが、カード関係は考えただけでも恐ろしくなった。利便性を考えれば、財布の中にすべて入れて持ち歩くことになるのだが、こういうことがあると、少し考えなくてはいけないかもしれない。

 ちなみに、これらの懸念は現実のものとはならなかった。落としたことに気づいた一つ前の信号の所に、そのまま落ちていた。夜間であり、気づいたのが早かったせいだろう。これが昼間だったら、目も当てられない……。兎に角、捜索中の十数分は本当に悪夢のようであった。

 うん、これからは気をつけよう……。
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2000年07月05日

まさに、ショック!!

 「T-4が落ちた」

 今朝、何気なく新聞のテレビ欄を見ていたら、「ブルーインパルス消息不明続報」の文字。「なにーっ」という感じで新聞めくると、「金華山沖のアクロ訓練から帰投の途中、5番機と6番機がレーダーからロスト、消息不明」と書いてあるではないか。最悪の事態が頭をよぎりつつ、あわてて、ネットで情報収集。そうしたら、ニュースサイトで「乗員3名の遺体の一部と機体の一部を発見」の報。「落ちていたか、やはり……」 これより、事故原因の究明に移るのであろう。

 今年の3月に訓練中のT-2が女川町に落ちたとき、原発のある町だけに、非常に危険視され、住民からは訓練の中止を申し入れられたが、しばらくして危険はないと訓練再開、そこにこの事故。墜落現場は以前の事故よりも原発に近いということで、以前よりも強い反発が予想される。今月30日に開催予定の松島基地航空祭の開催中止を申し入れるとの話もある。

 以前、浜松基地航空祭でのショーの最中にT-2ブルーが墜落、乗員が死亡した事故の時は、その後二年間ブルーのアクロは行われなかった。今回、訓練中の事故とはいえ、地元の反発も考えられるから、松島でのアクロ飛行はおそらく絶望的であろう。もしかすると、この後予定されているすべてのアクロは中止されるおそれもある。せっかくの記念すべき年の飛行が見られなくなるかもしれないのは非常に残念ではあるが、今後同様の事故が起きないとも限らない。パイロットが、安心してすばらしいアクロバット飛行を披露できるよう、今回の事故の原因究明につとめていただくよう期待する。

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最悪の事態 ブルー墜落事故続報

 その後、五番機搭乗の阿部幹雄三等空佐、六番機搭乗の一島三樹三等空佐、梅川智弘一等空尉の遺体が発見された。心よりご冥福をお祈りいたします。

 阿部三佐には、去年の松島基地航空祭の時にサインをいただいていた。何ともやるせない思いだ。

 地元の人の話では、一度「ドーン」と大きな音がした後に、「ドーン、ドーン」と二回大きな音がして、地響きがしたという。事故原因は調査中とのことだが、空中接触の可能性が大きいらしい。

 この事故の影響で、今月末開催予定だった、松島基地航空祭の開催も難しくなったそうだ。
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2000年07月06日

なんだかなぁ。


 こんな時間に目が覚めました。今日は授業がなくてのんびりできる日なのに。それというのも、家の前で事故が起きたせいです。

 クラクションと、急ブレーキ音、そして、「どかーん!」

 何かをよけ、ハンドル操作を誤った自動車が、電柱に右全面を斜めから追突。けが人二人。現在、警察による現場検証中。何ともにぎやかな朝です。

 そういえば、最近、身の回りが妙に事故づいているのが気にかかります。月曜日、夕食をとった後帰宅するときに、追突事故を起こしたところを見ましたし、同列視するのはあまりですが、先日も見に行ったブルーが墜ちたり。そこに今朝の事故。これ以外にも、目の前で原付が電柱につっこんだりということもありましたし。いつ我が身に降りかかるともしれません。気をつけて運転することにします。

 今日はこれから、もう一眠りですけど、おなか、すきました……。
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2000年07月15日

うがぁ、やられたぁー!


 久しぶりに原付でお出かけしようと思って、エンジンをかけるべく、キックしたのだが、妙に反応がショボイ。ふとメーターを見ると、満タン近いはずのガソリンメーターがものの見事にエンプティー。

 ?????

 ガソリンタンクの方を見ると、ふたが、あいて、い、る?

 やられたぁー!

 前々から、イグニッションキーあたりにチャレンジされた後があったのだが、何度とないチャレンジにも屈服しなかったらしく、原付くんは健在だった。「すごいぞ、Live DUO」とか思っていたのだが、チャレンジ君(複数の可能性大)はしぶとかった。持っていけないなら、せめて一太刀だけでも、とガソリン君を抜いていったらしい。タンクのカバーのキーと、シートの所のキーが破壊されて開いていた。ご丁寧にタンクキャップもなくなっている。修理、どうすっかなぁー。

 このところ、移動はもっぱら「パパさん」だったから、原付くんは週に一度使えばよい方だった。そのくせ、外にふつーに野ざらしにしておけば、誰だってそりゃぁ目を付けるわな。これに関してはなにもいえませぬ。しかし、けっこうふべんになるなぁ……。
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2000年07月19日

マトリックス似?!


 今日はなんだか乗りきれず、早々と図書館から撤退。映画なんか見に行ってみたり。

 「Mi-2」

 前から、見たかったので、この機会に(どんな機会?)見ておこうかと。

 おもしろかったです、単純に。アクションばりばりだし。ただ、上映前に、前の回を見終わったばかりの前に座っていたカップルが「この監督はマトリックスの監督の親玉で……、だからマトリックスに似てるのはしょうがない……」というようなことを言っていたのがちと気になった。いやでも、真剣に聞き耳たてていたわけではないし、その辺の事実関係(監督云々)は知らないので何ともいえないが、個人的感想から言えば、マトリックスよかこっちの方が好きですね、ワタシは。だって、マトリックスって完全にKOFとかストリートファイターとか入ってるのが見え見えなんだけど、Mi-2はまだ許せる範囲だと思えるから。それでも曲芸チックなアクションやるけど、トム・クルーズ。後ろ回し蹴り、飛んでみたり延髄に入れてみたりやってたから。でも、ま、いいかなって感じ。

 それにしても、この映画、キャストのアップ画が妙に多かったんだけど、それでトム・クルーズ写すと、変に年食ったことが実感されて、や。女の人ぢゃないけど、顔のしわとか目立っちゃって。どうも「TOP-GUN」の印象が抜け切れてなくてだめですな。

 なにはともあれ、広い映画館だったこともあって、爽快なアクションで少しは気分転換になりました。
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2000年07月24日

息抜き血抜き生気抜き?


 この間、うちに留守電が入っていた。「血、足らないので時間ある時来てくれるとうれしーなー」というものだった。

 というわけで、半年ぶりに抜いてきましたさ。成分献血(血小板)。何でも、ワタシの血小板はボーダー量の二倍あるらしく、時間がかからず良いらしい。これからもできれば来てくださいとのこと。成分分離装置の説明もしていただきました。

 最近、献血で得られる輸血用血液が足りないらしく、今月から、ポイントカード制にして、景品で人を呼び込もうと画策しているようです。ワタシみたいな人間には効果的ですな。がんばって通って、図書券もらおうと、心に誓ってみたり。目標は月に一回、かな?
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2000年07月27日

ああ、あぁぁぁぁぁぁ


 やってしまいましたぁ……。

 このところ、お勉強に身が入らず、気晴らしをするべく、本屋に行ったのがやはりまずかった。今日はあいにくの雨模様だったし、他に気晴らしの手段を持たないワタシは、活字に埋もれるくらいしか思いつかなかったのだ。特に新刊が出てるわけでもないのに、本屋に行くのはよろしくない。よけいなものに手が伸びてしまうから。

 買っちゃいましたよ、一冊。しかもハードカバー……(^^; 


◇【村山由佳】「海風通信-カモガワ開拓日記-」/集英社[book]

 小説でなく、エッセイ集なんですけどね。こないだちらっと見たときに気になってしまいまして、思わず今日レジに持っていってしまいましたとさ(笑)
 以前、「チグリスとユーフラテス」(これは新井素子さん)というハードカバーを読んだ後、今まで読んだことのないその独特な文体(言うなれば、ぢょしこーせーちっく(笑))がおもしろくて、文庫やエッセイ集なんかを古本屋で買い集めたこともありましたが、村山さんの文体はまた新井さんとは違って、これまたおもしろくて、すっかりのめり込んでしまいました。
 村山さんの文章って、読んでると、そこに吹く風とか、そのにおいとかまで感じられる質感があるんですよね。そういうのがどこからくるのか、今回のエッセイで何となくわかった気がします。人間、何事も経験と広ぉーい視野ですね。そんな実感を持ちました。ワタシもこんな文章書いてみたいもんです(笑)

 以前友人から、「そんなに活字に飢えてるなら、図書館行けば?」と勧められ、何冊か借りては見たものの(そのときも村山さんの文庫とハードカバーを借りた)、やはり本は自分で買って読んだ方が、充実感がありますね。ただ、こんなことしてるから、懐が寒くなっちゃうんですけど(笑) しかし、懐がどうなろうと、活字を読むとストレスが発散できるのは事実ですから、やめられませんなぁ。
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