ふぅ、どきどき
血も凍るような出来事があった。
財布を落としたのだ。
日曜の夜、夕食を食べた後は何となく時間をもてあますので、ぶらりと出かけることがよくある。今日もきょうとて、原付にまたがり、近所の本屋へ。本屋目前の信号でとまったとき、ふとポケットにあるはずの感覚が、ない……(^^; その瞬間、まさに全身から血の気がサーッと。あわてて引き返して、捜索捜索。
財布の中には考え得るほぼすべてのワタシのIDが入っている。探している最中、どこに紛失届を届ければいいのか、そのことばかり考えていた。免許証、学生証、クレジットカード、キャッシュカード、その他各種カード。あまり現金を持ち歩かない人間だから、そっちの被害はそんなでもないが、カード関係は考えただけでも恐ろしくなった。利便性を考えれば、財布の中にすべて入れて持ち歩くことになるのだが、こういうことがあると、少し考えなくてはいけないかもしれない。
ちなみに、これらの懸念は現実のものとはならなかった。落としたことに気づいた一つ前の信号の所に、そのまま落ちていた。夜間であり、気づいたのが早かったせいだろう。これが昼間だったら、目も当てられない……。兎に角、捜索中の十数分は本当に悪夢のようであった。
うん、これからは気をつけよう……。
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