ブルー墜落の原因
7月に墜落したブルーインパルス5番機と6番機の墜落原因が公表された。訓練終了後、待機していた5番機の待機位置がずれていることに気づかず、6番機がそのまま合流、雲間に見えた海岸線をいつものコースと勘違いし降下、山にそのまま激突したと言うことらしい。結局リーダー機の判断ミス、ということだそうだ。
ブルーに使われるT-4にはレーダーは搭載されていないそうだ。そのため、基本的に飛行は有視界で行われる。だから今回のような事故が起こってしまうのかもしれない。飛行許可を下ろす天候条件は吟味されていると思われるが、それでも今回は十分ではなかったということなのだろうか。また、女川原発の半径3.6キロ圏内の飛行禁止区域を飛行したとのことだが、これも、ビーコンがあるわけでなく、有視界での確認なのだろう。これに関しては情報がないので、何ともいえないが。GPSをつんで現在地を確認しながら飛ぶと言うことを考えるしかないのではないだろうか? 地元ではブルーの部隊の撤去も叫ばれているというが、飛行区域の設定を厳密にした上で、今は一日も早く飛行訓練の再開ができることを祈るばかりである。再び、松島の空に鮮やかなブルーの機体が舞うことを願って……。
--------