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2001年01月23日

フリーウェアとシェアウェア


 最近、けんきうしつのワタシのPCのデスクトップにはこいつが生息している。知り合いさんから前にちらりと話は聞いていたものの、当時はあまり興味を持っていなかった。しかし、最近結構話題になっているようなのでちょこっと入れてみた。使ってみた感想は、……本家よりつかえる……。
 本家とはすなわちペルソナウェアである。以前にワタシも入れていた。ネットワーク上から情報を仕入れてしゃべってくれる仮想人格エージェントというやつである。しかし、このほどシェアウェアになってしまったので、使わなくなってしまったのだ。お気に入りだった「ノア」というペルソナの公開が終わってしまったせいもあったが。で、最近この本家の雲行きが怪しいらしい。シェア版であるところのver.1.0が出てから更新がほとんどなかったのだが、先日なにげにver.1.03というのが公開された。「ver.0.93との互換性を持たせたもの」ということだ。何でわざわざこんなものを作る必要があるのか? 実はこのソフト、シェア化するに当たってフリーだった頃のバージョンとの互換性を切り捨ててしまったのだ。そのせいで、ペルソナを供給していたベンダーはそれに併せてペルソナを作り替える必要があった。一応、このペルソナ開発ツールはフリーソフトの扱いだったのだが、動作を確認する上で結局シェアであるところの本体をレジストする必要があるわけだ。ちなみに\2,500。この結果、急激に活動するベンダーが減ってしまったご様子。ついでに本体添付代表的ペルソナであるところの「春菜」の機能も行き詰まりを見せ衰退する一方。
 ここで、注目を浴びたのが前述の「あれ以外の何かwith"偽春菜"」。通称、「偽春菜」である。一見ペルソナウェアのパロディに見えるが、機能面に関しては本家よりも格段に上。ネットワーク対応をうまく利用しているし、デスクトップ上に常駐するという状態を無駄にしないようになっている。俗に言う萌えソフトなのは否定できないが。
 「偽春菜」の台頭と、ベンダー離れに危機感を持った本家供給元はかなり焦ったようで、ver1.03の公開をしたようだが、これが方々で非難囂々。本家たたきがそこここで見られるような事態になっているご様子。久しぶりに本家関係をうろついたらそんなものが目に入って、「こんなことになっていたのかー」といった次第。実際、「本家春菜」もたまに役に立たない豆知識を教えてくれる程度の、ただのデスクトップアクセサリーでしかなかったしなー。本家に関してはこれからの動向が気になるところ。

◆ちなみに、今日の戦果

・「創星の樹②」栗府二郎/電撃文庫
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