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2001年07月03日

は、はやくぅ、はやくぅ……


 暑いです。毎日。さすがに杜の都とはいえ、7月に入って暑さも本格的になりつつあります。
 なのに、なのに……。
 なぜ、冷房が入らないんだー!!
 今いるけんきうぢょは集合管理の冷房があるのだけど、7月に入っても稼働する気配がない。これはいったいどういうことでせうか? いつから稼働というアナウンスもない。いまはただ、毎日「今日は入ってるかなー?」と胸をときめかせてけんきうぢょに通うだけ(違 それにしても使えないのは事務担当……。
 月初めということで、角川スニーカーの新刊が出ました。
 -今日の戦果-


    「シェリフスターズSS Mission02」神坂一/角川スニーカー →bk1

    「双星記4 凍てつく月の戦い」荻野目悠樹/角川スニーカー →bk1

 とくに「これは!」というものでもないんだけど、とりあえず、これまでも読んできたから、というどうしようもない理由で買ってみる。無駄(笑)

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2001年07月05日

リフレッシュ


 一回外に出して、また戻すからあながち嘘でもないと思う。って、成分献血の話。なんとはなしに気分転換のため、今日14回目の血抜き。検査してくれた人はちくりともしない程うまかったのに、肝心の採決の時の針はめちゃめちゃ痛かった。どーかんがえてもベテランにしか見えない人だったのに、今までで一番痛かったですわ。
 いつも行く献血ルームにはケーブルテレビが入っているので、それを見てのんびりするわけですが、今日はなかなかに懐かしい物が見られました。「明日へフリーキック」。ずいぶん昔にBSでやっていたもの。いまにしてみると、結構豪勢なキャストだったり。中身はたぶんサッカーもののはずだけど、そんな感じも見えず。ずいぶんと毛色の違うアニメでした。惜しむらくは途中で打ち切りになってしまったこと。今日久しぶりに見て、最初から通して最後まで見直してみたいかもと思った。ビデオ、レンタルであったっけなー? 見つけたら借りて見よ。

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2001年07月08日

うっへり


 なんだかとってもいい天気です。どっかドライブとか行きたいくらいいい天気です。ほんとにいま梅雨なんでしょうか? もうすっかり天気は夏です。
 とはいえ、やることもなく久しぶりに「何か」関連を漁ってみる。しばらく見ないうちにゴーストとか、シェルとか結構よさげな物がいくつか。ただ、重いのが難点……。「安子」とか「あると」とか「花ちゃん」とかいれてみるものの、結局デフォ起動は「まゆら」だったりする。シテオク~。
 電撃の新刊、例によって発売日前なのに並んでいたので購入。
 -今日の戦果-


    「ダブルブリッド6」中村恵里加/電撃文庫

    「天国に涙はいらない3 あだ討ちヶ原の鬼女」佐藤ケイ/電撃文庫

    「Missing 神隠しの物語」甲田学人/電撃文庫

 今回の初物は甲田さん。ネットのどこかで言及されていた(ソース失念)デビューが秋山さんチックな人。まだ読んでないので、中身はどうでしょう。「天国~」は話が乗り始めた感じだけど、要所に入る「ネタ」がともするとしつこくなり過ぎ? 微妙なところかなぁ。

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2001年07月09日

【佐藤ケイ】天国に涙はいらない3 あだ討ちヶ原の鬼女


「天国に涙はいらない3 あだ討ちヶ原の鬼女」
著者:佐藤ケイ
イラスト:さがの あおい
電撃文庫
bk1

 オカルトネタが基本のはずの、ただの「萌え」小説の三冊目。
 今回のネタは「鬼」。だいぶ話の展開にもこなれてきて、おもしろく読めるのだけど、「萌え織天使」アブデルがやりすぎ。いい感じで話が流れているのに、ちょこっと入る「萌えネタ」が気分をさましてしまう。ここまでねらわれすぎてしまうと逆にえげつないというか。もうちょっとふつうに話を展開してもらえれば、素直に楽しめるのに。ウケの取り方がいわゆる「内輪ネタ」に近いせいかも。背景にある情報量とかは豊富だから、難点はここだけかなー。きわどいシリーズなんだよなー。

2001年07月11日

某所で発見! たま○っち!


 タイトル古っ。
 昨日、かなり久しぶりに某フランチャイズな古書店にいったら、またしてもとんでもない物を発見。「RIO」笹本祐一/富士見ファンタジア文庫(初版)。はっきり言ってこんなものの実物を見ることができるとは……。我ながらよく見逃さなかった物だと思いましたわ。物としては、再販(?)された「天使の非常手段RIO」と話は変わらないんですけど、これはやっぱり確保しておかないといけない物です。もちろん速攻レジ行きです。まだおそれおおくて中身をじっくりと読んではいませんが、やっぱりちょこちょこと中身が変わっているご様子。最初の写真の群れ(正式にはなんて言うのか……)も、時代を感じますな。今いないよなー、こんな感じのげーのーじん。いずれにしても、貴重な物が手に入ってかなりご満悦です。あなどれません、B○○K ○FF。

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2001年07月14日

なめくじぃ~


 いや、とけそーなくらい暑いって。とはいえ、まだ南の方に比べればきっと良心的な物なんでしょうけど。しかし、ここ数日の天候だとこのまま梅雨明けかねぇ。
 なんとはなしに、最近2ちゃんに入り浸り。情報も早いし、広範囲に得られるから結構重宝。暇つぶしにもなるし。で、早速新刊情報を手にしたので書店へ直行。
 -今日の戦果-


    「華胥の幽夢 十二国記」小野 不由美/講談社文庫

 すっかりはまりきってしまった「十二国記」新刊です。今回のは短編集。出てくる国は戴、雁、慶、芳、才、奏、漣とまあ実に半数以上か。さすがにこれだけ一気に出てくると誰が誰やら。今まではせいぜい慶、戴、雁あたりが中心だったからよかったけど。ここらでいったん全部再読しないといけないかもなー。ついでに全部講談社文庫でそろえるかなー。
 真偽のほどは不明なれど、次の新刊も早めに出るような話もある。ほんとかどうかは怪しいけどね。出るなら楽しみですが。
 夏休み、また出稼ぎに行くこと決定。神社でお祭りのお手伝い。今年は結構働けるかな?


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2001年07月15日

しつこいけども、暑いですな


 最近暑くて目が覚めるようになってきました。目覚ましが鳴る前に起きられるから、便利といえば便利ですけど、疲れますね。
 さて、このところの2ちゃんウォッチで得た情報から2冊ほどに手を出してみました。
 -今日の戦果-


    「BLOOD LINK 獣と神と人」山下 卓/ファミ通文庫

    「BIOME 新緑の魔女」伊東 京一/ファミ通文庫

 前者はパパ顔こと「DADDY FACE」と主人公近辺の構成が似ているというので読んでみた。似ていたのは主人公とヒロインの年齢差が大きいだけだった。高校生と小学生のカップリングは問題ありだと思う。中身は猟奇物かなー? おかしな虫に寄生された人間が人を殺す。それを「駆除」するための怪しい組織がある。身近な人間が「寄生」されたことで主人公達が巻き込まれる。そういう流れ。
 なぜかはわからないけど、ワタシにはあわなかったです。文章が読みにくいとか、キャラがいけ好かないとかそういうことはなかったけど、生理的に駄目。たぶん話の内容がスプラッタだからでしょう。主人公に思いを寄せる同級生がイタイ。それも原因かも。


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【山下 卓】BLOOD LINK 獣と神と人


「BLOOD LINK 獣と神と人」
著者:山下 卓
イラスト:HACCAN
ファミ通文庫
bk1

パパ顔こと「DADDY FACE」と主人公近辺の構成が似ているというので読んでみた。似ていたのは主人公とヒロインの年齢差が大きいだけだった。高校生と小学生のカップリングは問題ありだと思う。中身は猟奇物かなー? おかしな虫に寄生された人間が人を殺す。それを「駆除」するための怪しい組織がある。身近な人間が「寄生」されたことで主人公達が巻き込まれる。そういう流れ。
 なぜかはわからないけど、ワタシにはあわなかったです。文章が読みにくいとか、キャラがいけ好かないとかそういうことはなかったけど、生理的に駄目。たぶん話の内容がスプラッタだからでしょう。主人公に思いを寄せる同級生がイタイ、つらい。それも原因かも。

2001年07月18日

初回ゼミ


 今日は肌寒いくらいに涼しくて過ごしやすかったですな。でも、例年の梅雨ってのはこういう感じだったはずなのだけど。ここ4日ほど、毎日夕立あったしなー。今年の天気は変ですよ。
 今日、やっとけんきうしつ移って初めてのゼミ発表が終了。実質的にまだ何も研究は始まっていないので(実験とかをやっていない)、発表内容は今後どのような方針で研究していくかということ。しかし、うそつきまくり。勉強していないのがバレバレですな。それでも適当に答えてしまう自分が……(^^; とりあえず、何はともあれ肩の荷が下りたので、少し楽になりました。でも、来週には籍のあるほうのけんきうしつでも発表しないといけないので、めんどー。そろそろ夏休み前で、試験やらレポートやらもあるし、実は結構大変なのかもね。やれやれ。

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2001年07月19日

変な天気


 昨日に続いて涼しい天気。どんよりした空だけど。なんでかしらんけど、気温低いくせに今日も雷なるし。仙台って雷少ないんだけど、このところ変に多いなぁ。
 さて、今日は富士見ファンタジアといつの間にかすっかり購入リスト入りしているファミ通文庫の新刊発売日。
 -今日の戦果-


    「終わらない恋歌」榊 一郎/富士見ファンタジア

    「同窓会again」山下 定/ファミ通文庫

 収穫少なっ。富士見は主力が軒並み延期で不作。ファミ通はとりあえずといったところか。あんまり吟味してないし。
 「同窓会」はPCゲームのノベライズ。なんだけど、ノベライズって当たりはずれ大きくて……。ここまではずれくじ引いたの久しぶりですわ。何? 文の最後についてる(汗)とか(涙)とか。今日日こんな文章で商業ベースに載せるなんて恥ずかしくないんでしょうか? もう引きまくりですよ。本編せりふもゲームまんまだし。しかも、中身はゲームをなでた程度。ゲームやってなかったら絶対状況つかめないだろうと思う。すこしはオリジナル要素を出してくれなきゃ。そんなものかけらもありゃあしない。……いかん、メタメタぢゃん。まさに核地雷(笑)

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2001年07月24日

とけてまうー


 昨日、今日と最高気温はともに35℃オーバー。東北、仙台なのに。平年27℃なのに。あちーよー。
 ずいぶん昔に、今の地球は氷河期の終わりの方にきてて、これから間氷期にはいるから、年々気温が上昇するのが当然、というような話を聞いた記憶がある。ふと思い立ってネットで調べてみると結構怪しい物しか引っかからないので、真偽のほどは定かではない。とはいえ、ここ数年急激に気温が上がってるのも事実だし、どうなんでしょうねぇ、そのへん。
 ぢつは明日、今期唯一のテストがあるのだけど、ちっとも勉強していない。というかやる気もない。よろしくない。ま、なるようにしかならんか。

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2001年07月26日

オホーツクの恵み(笑)


 地獄のような暑さから一転、今日は非常に涼しい一日。明日もそうらしい。予想最高気温23℃。まるで梅雨時みたいだ。オホーツク海高気圧様々ですな。あんまり涼しいのが続くと稲に悪影響とかが出てよくないんでしょうけど、暑すぎるのも、ねぇ。
 今日は久しぶりに本を買う。お目当てだった本は「諸般の事情」で延期になってしまったので、代替で我慢。
 -今日の戦果-


    「夏と花火と私の死体」乙一/集英社文庫

    「天帝妖狐」乙一/集英社文庫

    「スター・ハンドラー(上)」草上仁/朝日ソノラマ

 乙一は、「天帝妖狐」が発売になったので、ついでに既刊とともに。集英社のほうはスニーカーと違って、ホラー色がかなり強く、ワタシにはちょっときつめかも。個人的には「しあわせは子猫のかたち」みたいなハートフル系が良いのだけど。でも、中身はさすが。ホラーとミステリーとファンタジーと、うまく溶け込んでるかな。小野さんとかが絶賛しているのもまぁ、わかる。二冊とも短編が二本ずつ。作者であるところの乙一さんと、年が近いせいか結構懐かしい描写も出てきて、いい。
 「スター・ハンドラー」は表紙買い。だって絵師が鈴木雅久さんなんだもの。この人の絵には弱いのよ、ワタシ。おびにはソノラマお得意の「スラップスティックSF」とあるんで、きっと楽しめるでしょー。

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【乙一】天帝妖狐


「天帝妖狐」
著者:乙一
イラスト:
集英社文庫
bk1

 JUMMP J-Booksで出ていたものを文庫におろしたものの二冊目。「A MASKED BALL」と、表題作の「天帝妖狐」の2本収録。今回は死体が出てこない分ホラー色も弱め(笑)
 「A MASKED BALL」は、学校で何気なく見るトイレの落書き、そこから始まる奇妙なコミュニケーションが引き起こすちょっとした事件の話。これまたミスディレクションがうまいこと。人物の配置が絶妙で、結構だまされました。落書きコミュニケーションズの5人のうち、「V3」氏が最初誰だかわからなかった。読み直して、納得。最後の終わり方が、何とも心地よく、決して笑い話ではないのだけど、ちょっと口元に笑みが浮かぶ。そんなエンディング。
 「天帝妖狐」は、ホラーよりはオカルトかな? ネタは誰もが一度はやってみた事があるであろう「こっくりさん」。物語は二つの視点で、片方は手紙の体裁をとっている。出だしが終わりの時からさかのぼるので、そこもまた雰囲気を醸し出す。「何が起きたのか、わくわく」、とそんな感じ。これはミステリーの手法かな。特に謎掛けも何もなく、メインは中心の二人の心情の動きといったところか。これまた最後がなんとも、いい。ちょっとセンチになってしまう、そのもっていきかたがニクイですな(笑) 結局最後まで「こっくりさん」の正体に明確な答えが与えられないんですけど、ちょっと気になりますよねぇ。答え、あったのかな、ひょっとして……。
 「夏と花火と私の死体」に比べれば、軽めの話だけど、中身は十分。乙一氏の長編も読んでみたいと思うけど、短編だからこそ、言葉が多くなくていいのかも。

【乙一】夏と花火と私の死体


「夏と花火と私の死体」
著者:乙一
イラスト:
集英社文庫
bk1

 方々で絶賛されている乙一氏のデビュー作を文庫にしたもの。表題作の「夏と花火と私の死体」と「優子」の2本の短編が収録されている。基調はホラー色。
 「夏と花火と私の死体」は、9才の夏、友達であるところの弥生に殺されて「死体になってしまった『五月』」の視点から、死体処理に追われる弥生とその兄、健の様子を描いた話。弥生の小さな嫉妬と、その後の恐怖はよくわかる。だけど、健の冷静さだけはすこし首を傾げてしまう。ちょっとサイコが入っているような描き方だけど、不気味過ぎかな。そこがホラーらしくもあるのだけど。「死体の視点」という変わった人称で進む話は確かにおもしろい。そこで描かれる状況も、空気が感じられるようで心地いい。最近、絵が見えない小説が多いので、こういう物を読めるとうれしくなる。不満なところは、前述の健の冷静さだけど、それも、最後を引き出す伏線としておかれているのかと考えると、必然なのかな? ここはちょっとわからない。もしそうなら少し言葉が足りないか。
 「優子」は作家・政義と、政義の世話をする、友人だった人形師の娘・清音、それから書斎で寝たきりでほとんど姿を見ることのない政義の妻・優子の話。小説という媒体をうまく使った話なんだと思う。文章になっているのは情報の一部で、それも嘘はついていないかもしれないけど、真実でもないかもしれない。そういうことをうまく使っているのだと思う。ちょっと複雑すぎて、結局誰が正しいのかがワタシにはよくわからなかったけど。乙一氏の話は、こういうのが良くできている。ミステリーなんかで言う「ミスディレクション」というやつかな? 最後の最後で、「ちぃ、だまされた!」ということがたまにある。巧妙すぎて気づかないから。これはそんなにホラー色は強くない。
 小野不由美氏の解説を読んで、こういう文章に破綻がなくきれいに流れる様な物を「構成力・観察力に優れる」というのだと実感した。ホラーが大丈夫なら読んで見るべし。

2001年07月28日

対セールス防御


 さて、今日で夏休み前の講義はしゅーりょー! あとは9月の集中講義だけぢゃー! レポートがあったりもするけど……。
 今日、自宅に帰ってくると、珍しく留守電の点滅。メッセージを聞いてみると「至急連絡したいことがあるので、折り返し連絡ください」とのこと。言われた番号は東京。しかし、最初の会社名と用件がはっきりしないのが気になる。「配送の件」といわれても、今配達待ちのものってないはずだし……。ということで、これは新手のセールスであるとの見解で全会一致。判決、「放置の刑」。ひょっとするとマジな用件かもしれないけど、だったらもう一回かかってくるだろうし、ということで。
 それにしても、セールスは鬱陶しい。あの手この手で、よくまあ飽きもせず。そういうことで、ワタシは対策として自宅電話は常に留守電。居るときでも、電話には出ない。用件があったら、聞いてから折り返す。実際、留守電に切り替わると速攻できる電話おおいし。留守電にメッセージ入れるのにがてで、切り替わると切るヒトが良くいるけど、これは仕方ないと言うことで。今はメールもあるしね。こうでもしないと、やってられません。たまには暇なとき、時間つぶしにからかうときもあるんだけど、ね……(笑)

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