延期に次ぐ延期
来年3月打ち上げ予定だったH-2A3号機。案の定というかなんというか、一年の延期決定とのこと。最初に、2号機1月、3号機3月打ち上げと聞いた時におもわず、「上がるんですか?」と聞いてしまったのだが、やっぱり上がらないらしい。そのときは「あげなきゃまずいでしょ」とのお答えを聞いたのだが。エンジンのターボポンプ改良型を使ってあげる2号機の結果を検討する時間が必要とのことなので、本体そのものに致命的欠陥が見つかっての延期でないだけマシか。一年という期間は、衛星の機能を十分に活用するための軌道に乗せるのに最適なのが秋冬だからという理由らしいし。
この延期とともに、悲しいお知らせはMTSATのこれまた打ち上げ延期。これは製造している米メーカーの不手際らしいが、すでに寿命がすぎているひまわりをさらに酷使すると言うことで、再来年度あたりからひまわりの画像は劣化し始めるそうで。今回は違うけど、自前の衛星打ち上げ技術がないと、もし緊急に揚げる必要に迫られても、打ち上げ機の都合がつかないなんてことにもなるわけで、やはり自前技術は必要だ、と言う結論に至る。実はそれを実感させるための某国の陰謀?(…なわけないって(w)
NASAの新しい長官も決まったりと、にわかに騒がしい、かもしれない宇宙業界のようです。
さて、ワタシはこれからゼミの発表です。……ふぅ、やれやれ。
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