【うえお久光】悪魔のミカタ 魔法のカメラ
「悪魔のミカタ 魔法のカメラ」
著者:うえお久光
イラスト:藤田 香
電撃文庫
【bk1】
同じく第八回電撃ゲーム小説大賞・銀賞受賞作。
ミステリーにしようと思って、途中で方針転換して、オカルトコメディーとも何ともつかなくなってしまった微妙な話。中心の「みーくる」の皆様たちのアウトローぶりは結構大好きだけど、ちょっと裁き切れていないのが残念。人の配置が多すぎたかな? 特に双子と部長。これもやっぱり部分部分に言葉不足や裁ききれない伏線なんかが残っているのが気になる。ドラえもんの道具系のネタを今後うまく使えるかどうかが、もう出版の決まっている続刊の行方を左右するか。挿絵の雰囲気は好き。今後に期待、かな。