【野村美月】 那須高原卓球場純情えれじ~
「 那須高原卓球場純情えれじ~ 」
著者:野村美月
イラスト:依澄れい
ファミ通文庫
【bk1】
そのアンバランスな題名で物議を醸した「赤城山卓球場に歌声は響く」の続編。まさか出るとは思わなんだ。
でも、前作ほどはじけてもおらず、なんだか中途半端な印象。濃ゆいキャラクターとトンデモ舞台設定がウリのバカ小説だったのに、今回は純愛要素をちょっと多めに入れてしまったがタメに、かき回すべき中心キャラクター達の影が今ひとつ薄く。はじけ方が足りなかったなー。もし続刊が出るのであれば、とにかくトンデモ設定のバカ小説で突っ走ってほしいモノです。謎のトロピカルフルーツは、その必要性が最後まで謎だったな……、そういえば。