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2002年10月05日

朝の連ドラ 一週間


 今週から始まったNHKの朝の連ドラ「まんてん」 まあ、一応見ておこうと思ったわけで、一週間見た訳なんだけど、まだ何ともいえないねぇ。とりあえず、浅野温子はすっかり老けてしまったと言うところか。危ない刑事のころがなつかしいよ。主役に華がない、っちうのもあるかな。これからの展開次第だけど、朝の連ドラって、展開非常に遅いんだよねぇ。舞台が屋久島と言うことで、やたらと雲水峡や大川の滝が出てくるのはいいな。というか、見覚えのある風景が出てくるのは何となくうれしかったり。でももう半年前になるのか……。早いな……。
 連ドラもそうだけど、最近ますます夜はROがどうにもならなくなったので、生活習慣を整える意味も含めて、早朝組に移行。夜23時就寝。6時間半睡眠で翌朝5時半起床。NHKのニュース横目に、パンをかじりつつROに潜って、連ドラ見てお出かけ。すごーく健康的な生活? 問題はこれから寒くなって朝がつらいと言うことだな。いつまでもつやら……。
 SEEDも見たわけですが、あれは腐女子向けをねらいすぎている感はありますな。キャストが豪勢なのはよいのですけれども。しかし、最近、三石琴乃と根谷美智子の区別に自分の耳が信用できなくなってきましたよ。

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2002年10月07日

夢へのスタートライン


 昨日は、前途洋々たる高校生を案内して、町中をうろうろ。短い時間で、駆け足だったけれども、それでも何か自分の中で思うところができたならばよかったかな、と。ワタシも、高校生の時分に何を思っていたのか、ふと思い返してみたり。来年には新しい道に踏み入れるわけですから、初志を再び、がんばっていこうかと。ワタシにもいい刺激になりました。
 -今日の戦果-


    「やまちゃんの語ってくだけろ!」山寺宏一/主婦の友社

    「晴れときどき猫背」村山由佳/集英社

 珍しくハードカバー二冊。ほとんど衝動買い。最近すっかり顔出しの仕事が増えてきた山寺氏の対談集。ちょろっと立ち読みして、山寺節が散見されたので買ってみようかと。村山さんのはエッセイ集。鴨川開拓日誌の続編。相変わらず、どたばたしているようですが。村山さんと言えば、また青春アドベンチャーでやるようですね、おいしいコーヒーの入れ方。21日からだそうです。

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2002年10月10日

お上りおのぼり


 というわけで、内定式に行って来たわけですが、とくになにがあるということもなく、ほとんどTOEICの試験のためだけに行ってきたようなもんでした。今回の結果はいかがなほどか……。全部で100人強の内定者のうち、今回一緒だったのは40人ほど。どうも別々にやっているようで。そのうちの20人ほどが翌日の健康診断受診のため、用意されたホテルに宿泊。当然といえば、当然のごとく飲みに繰り出したわけで。みんな初対面なので、微妙に微妙な雰囲気で、翌日の事を考えれば、そんな無茶な飲み方ができるわけもなく。ま、まったりのみでした。
 健康診断は、朝が早かったためか、午前中には終わってしまいました。タイミングがよければ、ちょいとリフレッシュついでに羽を伸ばそうと思ったのに、そのタイミングが悪かったがために、仕方なくまっすぐ帰ってきちゃいました。せっかくのいい天気だったのに、もったいない……(←しつこいしつこい)
 -今日の戦果-


    「夕なぎの街 十八番街の迷い猫」渡辺まさき/富士見ファンタジア文庫

    「夕なぎの街 こころにかけら」渡辺まさき/富士見ファンタジア文庫

    「新・時空のクロスロード2 黄色い瞳の男の子」鷹見一幸/電撃文庫

    「吸血鬼のおしごと3」鈴木 鈴/電撃文庫

    「Missing6 合わせ鏡の物語」甲田学人/電撃文庫

    「ウィザーズ・ブレイン3 光使いの詩」三枝零一/電撃文庫

 さて、あとは無事卒業するだけだな……

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2002年10月15日

その手際の良さは、いったい……?


 先週は、真ん中に内定式で上京して、土日とガッコの行事で拘束。せっかくの三連休ものんびりしたのは昨日だけで、でも昨日も夜はバイト。何ともやれやれな感じです。
 土日のガッコ行事であるところの付置研究所公開は、ノーベル賞効果と過ごしやすいお天気のおかげでかなりの人出。結構忙しかったかな……。それにしても、ノーベル賞、直接的には何の関係もないのに、しっかり専用のブースが用意されていて、略歴だの解説だののパネルと、実際の装置および解説のための人員まで手配されていて、その手際の良さに唖然。それに引っかけて、マスコミにもかなり宣伝したおかげの盛況ぶりだったようです。まあ、こんなことでもない限りはあまり表に出てこないところですから、仕様がないところなのかもしれませんが。
 この行事の時、久しぶりにあう人が。最近、ガッコの方にはちっとも寄りつかなくなってしまったので、同級生の動向もろくに入ってこなかったのですが、そのあたりの情報をいろいろと仕入れさせていただきました。おもに就職先に関してですが。電機、金属、自動車、製薬、セラミックス等々、結局みんな全国に散らばっていくような雰囲気です。ただ、そのまま博士課程にあがる人間もかなりいるのにはびっくりですが。
 のんびりのんびりやってきたROですが、やっともうすぐ二次職に転職できそうな感じ。今週中にはなんとか。これで少しは行動の幅が広がるというものです。

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2002年10月17日

企業カラーなのかね?


 ROがかなりすごいことになってしまったようです。国内代理店が悪名高き「あの」ソ○トバ○ク系列だったことから、当初よりみんな不安がっていましたが、どうも予想通りの展開みたいですね。管理およびトラブル対処の能力が完全に欠如した今の状態では、とてもとても正規サービスなんてできないでしょうねぇ。まさにこれぞ、もうだめぽ……。シャイニングロアのベータテスト、あたってるといーなー。
 朝の連ドラ、なんだかんだとちょこちょこ見ているんですが、今日あたりからさすがに話の薄っぺらさに嫌気がさしてきました。というか、やっぱり展開が遅い。そしてキャラがうざい。そもそもどうも主人公がイヤな人間に見えるぞ。あれじゃ、考えなしのただの馬鹿でしかないぢゃないか。宇宙が近くなってくるまでほっぽっとくかな……。
 昨日、出先の研究所でソフトボールやりました。やっぱり足が筋肉痛です。でも、一日おいて筋肉痛にならなかっただけ、少し救われた感じでした。今日もやるのかなぁ……。

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2002年10月18日

【渡辺まさき】夕なぎの街 心のかけら


「夕なぎの街 心のかけら」
著者:渡辺まさき
イラスト:山田秀樹
富士見ファンタジア文庫
bk1

 続いて二冊目。これは先月の新刊か。
 自動人形をネタにするときには必ず使われる「心」に関するお話。独特な雰囲気がきれいに出ていてよい感じ。短編との話のつながりも綺麗だし。なによりその個性的な人たちがおもしろく、かわいいですな。あとはやっぱり食べ物系かな。おなかの空いているときに読むのは厳禁かもしれません。

【渡辺まさき】夕なぎの街 十八番街の迷い猫


「夕なぎの街 十八番街の迷い猫」
著者:渡辺まさき
イラスト:山田秀樹
富士見ファンタジア文庫
bk1

 富士見で久しぶりに新しい人に手を出してみた。新人賞の最終選考に残った作品に手を加えたモノ。
 舞台は明治大正の西洋風な日本独特な文化が形成されていた頃の街のイメージで、街の一角にある小さな和風居酒屋・夕凪。レトロ西洋な街と、和風の赤提灯、錬金術に魔術、そして自動人形と、なんともごった煮な雰囲気だけど、それが妙な感じでおもしろい。なんと言っても居酒屋だけに、出てくるつまみやまかないのおいしそうなことったらもう。表題にもある迷い猫さんもなかなかにいい味を出していてワタシの好み。
 多少展開の端々に唐突さと強引さがあるけど、それを差し引いても楽しいお話でした。

【桜庭一樹】竹田くんの恋人 ~ワールズエンド・フェアリーテイル~


「竹田くんの恋人 ~ワールズエンド・フェアリーテイル~」
著者:桜庭一樹
イラスト:みさくらなんこつ
角川スニーカー文庫
bk1

 プレイヤーに恋をしてしまったゲームキャラクターの妖精が、告白したい一心で現実世界にあらわれた、ってそれだけでかなりねらいすぎた感じの受けるあらすじと、その表紙イラストで手に取るのを躊躇していた一冊。著者が、あの「山田桜丸」というのもまぁ、一因ではあるのだけど。某所の評価は意外に高評価だったので読んでみることに。
 あらすじこそアレだが、恋愛がらみのほほえましいやりとりとか、「いいひと」の哀愁とか、プログラムされたモノだから…、なんて葛藤とか、軽いタッチの割にちゃんと書かれていてよい感じ。しかし、題名の竹田くんは実は主役じゃないというのがなんとも……(笑)
 どうやらオリジナルなら失敗はしなさそうなので、ほかの著作にも手を出してみようかな。なにせ、「LOST ONE」で痛い目にあったのは半分トラウマですからな。

【三枝零一】ウィザーズブレイン3 光使いの詩


「ウィザーズブレイン3 光使いの詩」
著者:三枝零一
イラスト:純 圭一
電撃文庫
bk1

 情報処理で格闘するという、何とも独特な設定の未来型SF(っていっていいのか?)の3冊目。前作からは少し間があいてしまいましたが。
 中心におくのは男の子と女の子の一組、というのはお約束のようです。この作品の肝であるところの情報処理ツール「I-ブレイン」もこなれてきていい感じ。ただ、今までにあった、盛り上げ場ともいえるガチンコ勝負が今ひとつで、最後のまとめ方のなんだか中途半端なフェードアウトだったのが欲求不満気味。姉とも恋人ともつかない微妙な立場におかれてしまったクレアの扱いがなぁ。結構かわいいとこがあるだけに、再登場期待。祐一君には今後余り出しゃばらないようにしていただきたいと。最強君は話を薄くしてしまうからなぁ……。

【鷹見一幸】新・時空のクロスロード2 黄色い瞳の男の子


「新・時空のクロスロード2 黄色い瞳の男の子」
著者:鷹見一幸
イラスト:あんみつ草
電撃文庫
bk1

 これまた食べ物系だな……。前のシリーズは結構ワタシ的にお気に入りだったから、期待して読んだ前作「緑の指の女の子」が不発だったので、どきどきの二冊目でしたが、今回はよかったです。今回は「コロッケ」がネタ。なんと言っても食べ物な蘊蓄が、これまたおいしそうなのがウリだとワタシは思っているので、そのあたり具だくさんだったのはうれしい限り。
 時空のクロスに関しても、前回ほど流れがぶつぶつしていなくて綺麗にまとまっていたし、読みやすかった。それなりに理由付けもできてたし。これなら次が楽しみです。

【村山由佳】晴れときどき猫背


「晴れときどき猫背」
著者:村山由佳
イラスト:
集英社
bk1

 村山由佳さんのカモガワ開拓日記の二冊目。今回は猫。ねこネコ猫。
 相も変わらず、なんとはなしに本能の赴くまま行き当たりばったりな生活をなさっているご様子。こんなの読んでると、ネコ飼いたくなってくるよなぁ。
 村山さんのエッセイは、日溜まりの暖かさを感じられるので、ワタシは好きですね。

2002年10月19日

あぁ、この性格が憎い……


 昨日今日と、二連続の芋煮会。複数のわらじを履いているが故に、こういう事態になるわけで、なんだかせわしなかったり。
 毎年毎年、「今年はなにもすまい」と誓って河原にむかうも、気がつくと火の前に陣取って、なんやかんやと手を動かしているという。今年も結局、昨日はお肉を焼き、焼きそば作って、今日はメインの芋煮作って。ブツブツ言いながらも、おいしいと言ってもらえると素直に喜んでしまう愚かなワタシ(笑) 他人が作業をしていても、手際が悪いとつい手が出てしまう。よくないと思いつつも、結局やってしまう。何とも損な性分ですな。まあ、好きでやっているんですから、いいんですが。
 今日は午後になって急に天気が崩れてきたモノの、なんとか雨に降られることもなく無事終了。某所にお出かけ中の方は天気は大丈夫だったんですかねぇ? 雨に降られるのは慣れているから問題なしかな(笑)

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2002年10月23日

「正義」の感情論


 そろそろ修論の題目を決めたり、中間審査の準備をしたりと、徐々に包囲網が構築されつつありますが……。相も変わらずテンション低い低い。朝も「出かけたくないなぁ」という欲求をがんばって振り払いながらの毎日。すっかりこれがデフォルトになってしまいました。メリハリのない生活を送っているせいだろうか。今週末あたり、ちっとは刺激を求めてみるかなぁ(何
 今月は珍しく豊作の富士見ファンタジアの新刊入手。のんびり読みたいところですな。
 -今月の戦果-


  • 「クロスカディア3 風ワタル地ノ放浪者タチ」神坂 一/富士見ファンタジア文庫
  • 「スクラップド・プリンセス サプリメント さまよう者達の組曲」榊 一郎/富士見ファンタジア文庫
  • 「風の大陸 第二十三部 有罪か無罪か」竹河 聖/富士見ファンタジア文庫
  • 「まぶらほ~メイドの巻~」築地俊彦/富士見ファンタジア文庫
  • 「ザ・サードVI 異界の森の夢追い人(上)」星野 亮/富士見ファンタジア文庫

 久々に「なんちゃって社会派」を気取ってみる。連日ニュース新聞に取り上げられる北朝鮮の話題。拉致被害者(この呼び方もなんだかアレな感じだけど)の報道をみると、誰もが「不本意に拉致されてしまったんだから、故郷に戻りたいと切望している筈だ」と当然のように思いこんでいる点が不気味。そこに至った経過は決して認められるものではないし、死亡したと報告された人たちについて不審な点が多いのも確かだけれども、今回日本に来られた人に関しては、(もしかすると事実ではないのかもしれないけれど)北朝鮮という現状決して豊かとは言えない国において、上級といわれる待遇を受けているという。すでに現地で家庭を持ち、成人に近い子供もいる。24年間という時間をかけて築き上げてきたものは非常に大きいものであろうことは、想像に難くない。それをすべて投げ出して、今の日本に「帰ってきたがっているはずだ」という考えが全員に当てはまるかどうか、冷静になるべきじゃないかと思う。本人が日本に帰りたいと考えているなら問題はないけれども、そうでない人に対して本人以外の人が「永住帰国を認めるまで返さない」と束縛することは、拉致することとそんなに違わないんじゃないかとまで思ってしまったり。国交が正常化されれば、人の相互の行き来はできるようになるはず。今はまず、それを先に考えるべきじゃないかなぁ。感情に走りすぎるのもどうかと……。
 もし、むこうの国で教育を受けたことで考え方が変わってしまったからといって、こちらの考えを押しつけられれば「俺を洗脳するな」と叫びたくもなるでしょう。違う宗教に傾倒したからと、それを否定してつぶそうとすることは、よいことなのか、そうでないのか……。とにかく国全体がこのことに関して、あまりに感情的すぎる雰囲気なのは、なんか怖いです。

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2002年10月28日

ぅわ、さむっ


 急な冷え込み、めちゃめちゃ寒いです。すでにこたつも本格稼働しているし、毛布も引っ張り出してあるとはいえ、やっぱり寒いもんは寒いわけで。11月に入れば、短かった秋も過ぎ去り、あっちゅうまに雪の季節か。今年は雪少なめでいいんだけどなぁ。
 中間審査なんてモノが間近に迫ってきている現状、みんなで愚痴ってみたりするわけで。今晩寝て、目が覚めたらもう修論出し終わってないかなぁ、なんて愚かしいことを本気で考えたりもするわけですよ。えぇ、結構追いつめられつつあります。これからずんずん攻め込まれるのでしょうけど。で、今日も今日とて計算機とにらめっこをしているわけですが、相も変わらずうまくいかず。というか、もうどうやってもうまく行く気がしません。はっきり言って投げ出したいくらいです。なんかねぇ、同じループにはまっているような気がしてなりません。うまくいかない原因が自分で把握できないと言うのが、とてもとてもつらいのですよ。うがぁぁぁぁぁ!>叫ぶな叫ぶな
 -今日の戦果-


  • 「ラーゼフォン3」大野木寛/MF文庫J

 月末分、なんだけど延期やら何やらで不作だな。電撃の新刊までの燃料が不足気味。なんか調達しないと……。
 ちまちまと早朝なんかにやっていたROも先週やっとプリに転職。増えたSPのおかげで攻撃的な稼ぎ方も出来るようになったのだけど、PTなんかでお役に立てるようになるには、まだまだ時間がかかりそう。スキルの選択に悩むんだよねぇ。ま、これはこれでのんびりいきますが……

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【神坂 一】クロスカディア3 風ワタル地ノ放浪者タチ


「クロスカディア3 風ワタル地ノ放浪者タチ」
著者:神坂 一
イラスト:谷口ヨシタカ
富士見ファンタジア文庫
bk1

 コンスタントに新刊を出すのはさすがな神坂さん。このシリーズも三冊目まできて徐々にテンションを上げつつある雰囲気。スレイヤーズやロストユニバースのように一冊完結という感じでもないので、今ひとつ盛り上がりに欠けるものの、この後どう持っていくのか楽しみであり、不安であり……。ヒロイン(?)であるところのメイがそろそろ化けそうなニュアンスを漂わせ、「行き着くところは残りの魔王様か?」というある種危機感を持ってみたり。
 神坂節であるところの軽快なノリつっこみのやりとりを、のんびりと楽しみつつ読んでいくのがいいかなぁ。全体的になんか「薄い」シリーズなんですけどね。

【都築俊彦】まぶらほ メイドの巻


「まぶらほ メイドの巻」
著者:都築俊彦
イラスト:駒都え~じ
富士見ファンタジア文庫
bk1

 ルックスも成績もぱっとしない男の子の元に突然押しかけ女房が! あれよあれよとハーレム状態! ってまぁ、典型的なシチュエーションのシリーズな訳ですが。正直イラストにだまされて一冊買ってしまったのが運の尽き。ちょうどそのときイリヤづいていたのが悪いんだな。
 というわけで、今まではそうでもなかったんですが、今回の一冊は本当にがんばって読みました。途中、何度となく投げ出したくなりながら……。
 メイド軍とカメラ小僧軍のサバゲーを読まされても、ワタシにはおもしろくも何ともありませぬ。元々その気はあったとはいえ、巻が進むにつれ激しくなっていくヒロイン(のはず)の夕菜のジコチュー電波っぷりも鬱陶しく、ほかの二名はすっかり影薄く。というか、全体的にキャラが薄いからなんか、ねぇ。方々でいわれていますが、本当にイラストだけで保ってるシリーズの気がしてきた……。
 「天国に涙はいらない」につづいて、そろそろ見限る頃かもしれない……。

【星野 亮】ザ・サードVI 異界の森の夢追い人(上)


「ザ・サードVI 異界の森の夢追い人(上)」
著者:星野 亮
イラスト:後藤なお
富士見ファンタジア文庫
bk1

 かなり久しぶりの長編新刊ですね。久々すぎたせいか、イラストの雰囲気ががらっと変わっております。ワタシ的には以前の方がよかったのですが、火乃香が年相応の感じになっているので、こんなものかな、と……。
 中身はといえば、上下巻ということもあって、いつもの「ほのちゃん」が薄いかな。上巻の主役は火乃香よりも浄眼機やフィラ・マリーク、そしてBBとSIZUKUなんではなかろうかと。それくらいこっちのサイドがいい雰囲気を醸し出していましたな。
 全体の筋として、「外」からのものが今まで以上に中心に動いているためそのあたり、少し気になるかも。下巻でうまくまとめられればいいけど、逆に広がってしまうとすこし薄っぺらい話になってしまいそうなのが怖いかな。
 何はなくとも元気なほのちゃんが一番の魅力な訳ですから、そのあたりの要素が薄かった今回はちょっと欲求不満気味。下巻でこのあたりが満たされることを期待しております。

2002年10月29日

言葉のきれいな人


 昨日のニュースで、そこらの山が初冠雪とか言っていましたが、今朝パパさんを駆っていると見えましたよ、上の方の白くなってる山々が。本当に冬やねぇ……。
 今朝、めずらしくはなまる見てたら、カフェのゲストがハリポタの松岡さん。のんびり見ている時間でもなかったんだけど、ついつい見てしまいました。とにかく、言葉がきれいな人だなぁという印象。通訳という仕事のせいなのかどうかはわからないけど、こうゆう言葉を大事にする人だから、あんな読みやすい翻訳物ができたんだろうと思う。個人的に翻訳物には苦手意識があるのだけど、ハリポタは本当に児童書としてよくできているものだと思う。
 話題になった時期が重なるからよく比較されるのだろうけど、指輪物語は、ハリポタに対して、その翻訳が非常に読みにくいのです。体裁が行間狭く字が小さい。肝心の中身に関しては、なにより言葉遣いがわかりにくい。原作がかなり古いものとはいえ、もう少し読みやすい日本語表現にしてくれれば、と思う。指輪物語に関しては、未だに旅の仲間を読み終えていないし。下の2中頃まできて止まってしまっているなぁ。ハリポタのようなものならもっと一般的に売れたのだろうに……。ってか翻訳し直してくれないものかなぁ。
 なんだかんだ言いつつ、世間一般のベストセラーには食いつきたくないと言うあまのじゃくな人間なので、本を買ってはいないんですけどね。また、そのうち借りて読むか(笑) しかし、ベストセラーになると食指が動かなくなるのは、活字中毒患者には多いみたいだな……。
 煮詰まっている現況を忘れるために、今度の連休あたりどっかに逃亡するかも……。

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2002年10月31日

息も絶え絶え……


 パパさんの寿命はいつまで保つのか……。
 ここ三ヶ月ほど、一日100kmペースで絶賛稼働中のパパさんにも、疲労の色が濃く見えるようになってきました。3週間ほど前からおかしな挙動を示していた後輪ブレーキの調子が、笑えない雰囲気になってきたので、昨日一日入院。今回の入院は軽傷だったらしく、費用はさほどでもなかったモノのほかにも怪しいところはいくつもあるわけで。もうすぐやってくる定期検診、とおせるやらどうやら……。
 とりあえず、今回のトラブルは解消したので、パパさん退院後、気晴らしがてら山の方にお散歩(ドライブ)。ここ数日の冷え込みで、上の方では雪もちらほら。外に出てみれば、刺すような冷気はすでに冬のモノ。2時間くらいうろついて帰ってきました。せっかく洗ったばっかりなのに、未舗装山道を走ったおかげで泥だらけ。やれやれ。

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