« 【倉田英之】R.O.D 第7巻 | メイン | クルシンデマス »

2002年12月20日

【小川一水】強救戦艦メデューシン 上


「強救戦艦メデューシン 上」
著者:小川一水
イラスト:こいでたく
朝日ソノラマ文庫
bk1

 小川印の職業シリーズ。今回の職業は「白衣の天使・看護婦」さんです。防弾フードかぶって、装甲車でかけずり回る、偉くぱわふりゃーな看護婦さん達ですが。
 長期の及んでいる戦争の、国内における反戦の目線を惑わすために設立された衛生大隊。戦場の最前線まで強行し、負傷者の救助・治療にあたるという無茶な部隊の話。別に業界人ではないので、詳しい点には間違いもあるかもしれませんが、なんにしても前線で働くプロの姿の格好良さがあふれていることは確かだし、戦争におけるいわば裏方の仕事を、こんな取り上げ方したライトノベルも珍しいので、非常におもしろく読めちゃいました。
 なんとなく、世界のごく一部の動きが、戦争したくてうずうずしているように見える昨今、こんな事態が現実にはなってほしくないな、とも思いますが……。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
https://yggdrasill.halfmoon.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/133

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)