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2006年07月15日

朝霧ハイウェイ

 梅雨の合間の絶好のコンディション。朝霧は尾根沿いに続く雲がハイウェイをなし,ソアリング日和。

 朝第一便であがったものの,カラビナを忘れたり,ラインが絡まって悪戦苦闘したりで,結局テイクオフしたのは12時過ぎ。だけど, リッジで頑張って上昇気流を捕まえればずいずい上がり今までの最高高度を更新。

 ソアリングものんびりできて,結局ランディングしたのは14時40分過ぎ。実に二時間半以上も空を散歩していたわけで。 途中風があれることもあったけれども,二時を過ぎた頃から安定しだして実にのんびり飛んでました。時折トビの先生が近くを飛んだり, 遠くの積乱雲の発達の様子を観測したり。標高1600m位まで昇るとかなり涼しくて,本栖湖までも視界に収まったりで, 一本しか飛んでいないわりに内容盛りだくさんで実に空を満喫できました。

 ランディングしてからはすこしテイクオフの練習をしたけれども,二時間以上のソアリングは実は結構疲れるようで, 足がよれよれでそうそうにリタイア。座りっぱなしで空をうろうろするのも意外に疲れると言うことを今回学習しました。

 今日の長時間フライトで二回くらいサーマルに乗っかって上昇できたので, 次はもうちょっと高度を稼ぐことを目標にしたいところですな。

 17時過ぎに事務所を出て,西湖うらの日帰り温泉でさっぱりしてから帰宅。いやー,今日は大満足な一日でした。

発達積乱雲 最高高度一歩手前

いつもより高い御山 奥に本栖湖がちらり

みんな仲良く 積乱雲園に

みんな仲良くその二 そしてかなとこ雲へ

2006年04月09日

ソアリングタイム自己新記録

 前線が抜けて,一帯が移動性高気圧に覆われる天気図になっていたので,喜び勇んで日曜だけど朝霧まで。ついてびっくり。 北風がうなりを上げてました。あれ? 前線が抜け切れていなかったのか,高気圧の縁だったのか,結局昼過ぎまでちっとも風はよくならず。 だけど風をよければぽかぽか陽気。しばらくは,テイクオフの奥でお昼寝~。

 三時過ぎ,ようやっと南風が落ち着いてきたので,とにかく出る。で,出たとたんにぐいぐいあがる。うし, 今日はできるだけがんばって飛んでいよう,ってなかんじであがるところを見つけながら行ったり来たり。 今日はカメラを引っ張り出す余裕もありました。

 全体としてはのんびり飛べるいいコンディションだったけど,ちょこちょこと上下していて, ときどき横から風を受け揺れるような感じで, すこし酔いました。しかし,がんばって耐えて耐えて一時間十分のソアリング。 ちょっと疲れました。

 これで結構な本数も飛べたので,イントラにお伺いを立てたらお許しが出たので,無事マスターコースも卒業。 次からはノービスパイロットに向けた長い修行が始まります。

 帰りは小仏が込んでいたので,紅富士の湯にのんびりつかってからお帰り。ささやかな幸せですな~。

DSCN1638 DSCN1629

2006年03月25日

初やぶ沈記念日w

 気候がだんだん春らしくなっていくのに,気分はなんだかクサクサしてきて。それを少しは晴らそうと恒例の朝霧へ。

 お天気もよくて,風もそれなりによさげだったのに,400から色気を出して, 初めて自分でクロスライズアップでのテイクオフにチャレンジしたら,やっぱりというかなんというか,あわててしまい, キャノピーが曲がった方向を向いていたにもかかわらず,後ろの制止の声も耳に入らず,そのまま左の藪につっこみました。みごとな藪沈でした。 これでタイミングを逃し,メインランディングの風があれてきてしまったので,400から下山。南の200に移動して, 今度は正面でテイクオフして,10分くらいソアリングして,ランディングはぎりぎりで着地。

 なんだか,気晴らしに行ったのに逆に少し物足りないまま終わってしまって消化不良。う~ん。

 今日ははスタ沈藪沈アウトサイド等々,皆さんよく木にひっかかっておりました。どうも春は風があれるみたいですなぁ。ヤレヤレ…。

2006年02月19日

久しぶりの空中散歩

 打ち上げも一段落したし,天気も風向きも良さそうだったので,年末以来の朝霧へ空を飛びに行ってきました。

 本栖の手前まではかなりガスが濃く,テイクオフが見えなそうで不安だったんですが,朝霧高原に入ったらガスは少し薄くなり, テイクオフも見える。期待して本部に行くも全然車なし。そしてなぜか風は北向き。がらがらの本部でしばらく風待ち。三十分もすると風は南に。 ガスも晴れたのでみんなで400テイクオフへ。

 上は多少風強く,雲底も低めなので,マスターコースな自分はまずぶっ飛びで一本。お昼をざっと食べて150テイクオフから二本。 一本はサーマルをうまく捕まえられて200テイクオフよりさらに上に上がり,ソアリング15分超。二本目はあまりあがらず, テイクオフ前で何度かターンの後ランディング。初めて一日三本飛べました。戻った後は小山でクロスライズアップでのテイクオフの練習。 三本だけだったけど,小山にキャノピー担いで上るのはやっぱりつらいっす~。

 しばらく間が開いたので,感覚がなかなか戻りませんでしたが,やっぱり空飛ぶのはきもちい~。B級ももう少しでとれるところだから, すこし通いたいところですな…。

2005年12月25日

本年飛び納め?

 この三連休,特にすることもなく,外も寒いので部屋にこもって積みゲームの消化にいそしんでいたのですが, 最後の日曜になってようやっと冬型の気圧配置もゆるみ,高気圧が太平洋に,そして等圧線の間隔も広がって,オッシャー。 喜び勇んで朝霧まで行ってきたですよ。

 日曜日とはいえ,寒いからそんなに人がいないかなぁ,と思っていたのもつかの間。朝一便で400mTOに上がったあと, 続々とくるくる。そして,上に上がってみれば結構風は強くって,はるか駿河湾から伊豆半島までくっきり。冬のこういうときは, 飛ぶのにはあまり状況としてはよくないそうで。シロートは素直に風待ちです。

 ベテランの人がどんどん出て行きますが,出たすぐからサーマルでギュイ~ンと上がっていく。 そして上でソアリングしている人も前後にゆ~らゆら。「やっぱり上空荒れてるねぇ」なんて話していたら, 尾根の上でソアリングしていた人がスパイラルに。ものすごい勢いでぐるぐる落ちていくのを見ながら,みんなで「レスキューひけ!レスキュー」 と叫ぶ。なんとか無事レスキューパラが開き,その人もけがなく山に不時着。「よく引けたなぁ,あの状況で」と言い合いながら, どうするとあんな危ない場面になるか教えてもらう。朝から波乱の予感です。

 そのあともいっこうに風はよくならず。そして誰も気づかなかったが,無線でツリーランしたとの連絡。また誰か落ちたらしい。 木の上に引っかかって崖上5mに宙ぶらりんになったものの,この人もけがなく無事。

 結局,あきらめて続々降りていく中,あきらめ悪く最後まで残り,結局夕暮れ間近,風向きが変わる頃合いに何とか出る。 尾根前でソアリングしようと思ったら,あっというまに高度が落ちるでやんの。結局すごすごとランディングに向かう。 少し揺れるのにびくびくしながらの6分程度のフライトでした。「こんな日は楽しくないから飛ばない」 と言っていたベテランさんの言は確かでした。

 これでおそらく今年は飛び納めかな。年明け,初フライトはいつだろうか……。

 にしてもやっぱり山の上は寒かった~。

2005年11月18日

本日,初ソアリング30分超

 このところ教育ばかりで仕事してませんでしたが,その流れのまま「えいや!」とばかりに年休とって朝霧行ってきました。

 ピーカンだし,風もそんなに強くなくて,何より人が少ないベストコンディション。

 午前中はそれでもがっつんがっつんなサーマルがでていたので,これをさけてぶっ飛びで一本。お昼をとってから, 午後の穏やかな風の中,30分以上のリッジソアリングができました。初ソアリングです。最初のサーマルの出入りでの縦揺れ(ピッチング) が微妙に怖かったりしましたが,10分もターンを繰り返しているうちに慣れ,ぐるーりぐるーりとのんびり悠々空中散歩…… だったのは最初だけ。さすがに高地,そしてそこからさらにあがっているんだから当然かなり寒い。あとはひたすら寒さとの戦いでした。 鼻はズビズビ,指先カッチカチ。コンディション的には何時間でも大丈夫そうでしたが,寒さに負けてランディングへ。結局, テイクオフの時に時計を見なかったので正確なところはわかりませんが,少なくとも30分以上,45分くらいは飛んでいたんでしょうかねぇ。 いやはや,気持ちよかったです。

 のんびり飛べたので,念願の空撮(?)もできました。

普段と違う高さから見る御山 普段と違う高さから見た富士山(だいたい標高1500mくらい)

左下は高度計  左下は高度計。400mテイクオフから+178m上昇している。

左下の黒いところがテイクオフ 左下,黄色のグライダーの下から飛び立つ。

下を見ればこんな感じ 下見るとこんな感じ。足下には当然何もない。

 しかし,ワタシより先にでた人は,ワタシより遅く降りてきて,結局1時間45分近く粘ったらしい。よく平気だなぁ,と思っていたが, やっぱり寒いものは寒いらしい。そりゃそうか。

 

2005年11月05日

Myグライダー 初飛行

 最近は,天気予報とひたすらにらめっこです。なぜか,先日の文化の日は出勤日で,まじめにお仕事していたので, 先週のリベンジは本日になりました。

 天気予報は問答無用の晴天。気になるのは風向きと風速。こればっかりはいってみないとわからないし。

 ついてみれば今日は人いっぱい。最近の週末はあまり天気よくなかったから,その反動かな。マスターコースの人間は, 南テイクオフへ向かう。10人以上いたかなぁ。初飛びが三人いたので,その人たちが第一陣。で,そのあとMyグライダー初飛びのワタシ。 少しはサーマルでてるかと思いきや,ちっともあがらず,すぐにランディング体勢。だけど,地表近くの風が妙な具合になっていて, 初めて高々度のランディングでこけました。結局,風の調子が変なので,いったん撤収。

 夕方,落ち着いてきた頃を見計らって400へ。マスターコース15人。どひゃー。グライダー持ちから順繰りにテイクオフ。 人数多いし,夕方になってきていたのでランディングまでぶっ飛び。今度はランディングもばっちり。今までの教習機とちがって, ブレイクコードが敏感で,よく曲がるのがびっくり。もう少し本数飛んで,機体になれないといけないなぁ。あとは,ソアリングしたい……。 ぼちぼち寒そうだけど。

400途中のモノラックから振り返る。

 帰りは久しぶりに鳴沢の温泉浸かって帰ってきました。

2005年10月31日

天気予報大はずれ

 晴天,3~4mの南風とばっちりの天気予報だったので,喜び勇んで朝霧まで行ったのに,天気予報大はずれでやんの。

 午前中,低い雲が張り付き,下でも結構な風。初お目見えのMyグライダー,早くなれるためにグラハンに専念。 いままでの練習機と違って,すんなり上がって結構安定しやすい。頭の上で長時間維持することもできるようになって,イントラにもほめられた。 ヤタ。

 結局,結構な運動量になってへろへろの下半身を引きずって,午後,すこし風が安定してきたので, マスターコースでぞろぞろと南の200テイクオフへ。

 しかし,上がってみれば結構強めの風で,イントラはタンデムで一足先に降りていたり。誘導がないと飛べない人間はイントラ待ちで, 自分で出られる人は強く安定しない風に悪戦苦闘しながらも上がっていく。結局,そのあと急激に雲が流れてきて, 5m以上の恐ろしい風が吹き始める。一縷の望みを託して,150に降りるが,結局ここもだめ。あきらめて下山。結局飛べず。 Myグライダー初飛行はお預けと相成りました。

 体験で来ていた二人連れを,なぜだか河口湖駅に送り届ける命を受け,白タクってみた。一人はなんとかタンデムで飛べたけれども, もう一人はだめでした。次に来るのはどうしよう…。なんて話をがんばってしながらの道行き。リアクション型の人間に, 初対面の人間の相手を車中でするのは無理ですよ…。

 無事二人を河口湖駅で降ろし,高速に乗るも,例のごとくの小仏渋滞にどっぷり。普段なら二時間で帰れるところが, 仮眠をとったせいもあり,倍の四時間。やれやれです。

 さて ,来週はいけるかなぁ…。

みんなでグラハン

2005年10月15日

そして茨の道へ…

 お天気予報は曇りのち雨。でもま,昼間は保ちそうだったので朝霧へ。

 朝は少し曇り空。だけど,雲底は高め。予報が予報だったので,ほとんど人はいないし。と思いきや,観光バスが一台。 そしてぞろぞろ団体さんご到着~。しめて25名。午前中はこの団体さんの体験があるので,イントラの皆様は出ずっぱり。 イントラが手を離せないので,ワタシは飛べないから,団体さんのお手伝い。グライダーを広げて, 最初の操作を平地で練習しているとあれよあれよと青空が。

気がつけば青空 あれ~?

 小山から皆さん二度ずつくらい飛んだくらいでワタシはお役ご免。午前中は事務所でのんびり。しかし,きれいに晴れたなぁ。 パイロットだったら飛べたんだろうになぁ。

 お昼すぎるとまた雲が。そして風が。南から西の少し強め。400は苦しいので200テイクオフへ。B級にあがって最初のフライト。 いきなり自分で高度処理し見てみ~,とか言われ,あっというまに高度が落ちていく中,がんばって右に左に旋回してみる。しかし, 自分がどのくらいの高さにいるのかさっぱりわからん。結局ファイナルアプローチはイントラの指示による。途中小雨に降られつつ, 結局本日二本フライト。う~ん,午前中が惜しいなぁ…。

 そして,本日機材を発注。これでもう後戻りはできません。茨の道へGO!です。蒼インプ君のローンがあともう少しというところで, 再びローンの罠。

 …がんばってお仕事しよ。

2005年10月08日

グラハン日より?

 たいしたトラブルもなく,当初スケジュール通りに試験を終了し,帰京。三連休の初日なれどあまりお天気よさくなさそ。だけれども, 方々のライブカメラで確認するに,富士山方面は青空も見えている感じがしたので,今日は空の日。

 八王子料金所は雨。相模湖は霧。と,かなり不安を引きづりつつ河口湖はそれなり。笠のかぶった富士山も見える。希望を抱きつつ, 本栖。うし,晴れている。しかし,ここから朝霧に上ったとたんに目の前まっちろ。だめじゃん。

 案の定,スクールには人はおらず。とりあえずイントラの人とキノコ談義をしていると,五人ばかしくる。しかし, 外は相変わらずまっちろなので,雨で飛べない日の恒例らしいお昼グルメツアーと称して富士吉田の糸力のカレーをみんなで食べにいく。

 もともと地酒を多数おいている居酒屋のはずの糸力,なぜかカレーが有名。 たまたま訪れた糸井重里氏がここのカレーを食べて非常に気に入ったとの一品。ワタシはマトンカレーを頂く。少し水っぽいカレーで, タマネギの甘さが効いていてそんなに直接的な辛さはない。羊肉の臭みも気にならない。お値段の割に結構な量だったのでおなかポムポム。

 みんなでゲプ,な状態でスクールに戻る。やっぱりまっちろ状況変わらず。とはいえ,雨は降っていないし, それなりに下は視界もきくので小山で練習。二本ばかしやったあとはグラハンの練習。これがなかなかうまくいかなかったのだけど, 雨の日の特典,イントラ三人がかりの指導で驚異的に上達。結構頭の上で翼を維持できるようになった。あとはひたすら反復練習するだけ。

 結局五時頃まで練習してお帰り。高々度フライトはできなかったけど,それなりに充実した一日でした,マル

2005年09月17日

秋の晴天 400*2本 A級卒業

 前半三連休の初日。秋の晴天が期待されると言うことで,朝霧まで。

 大月から河口湖に向かうところから,正面には富士山がくっきり。はやる気持ちを抑えつつ,スクールまで行く。案の定, 結構混んでるし。

 今日は,雲もなく風も少し強めとはいえいい感じ。みんなで400テイクオフまで。

400テイクオフから望む富士山くっきり

 

 しかし,初心者にはちときびしい風のため,風待ちで3時間ほど。そのあとは順調に二本こなし,これで高々度はトータル五本。 というわけで,A級卒業だそうです。そうなってくると問題なのは,機材なのだ。技能証の申請と一緒に見積もりをもらったけど, 結構するんだよなぁ。さてさて……。

2005年09月10日

本日初150*1本

 お天気が読めなかったので,どうしようか直前まで迷ったのだけど,なんだかんだと一月行っていなかったので, 久々に中央道をとばして富士山の裏,朝霧高原まで空飛びに行ってきました。

 なんだかいつになく人が多くて,体験いっぱい,初飛びいっぱいでイントラの方が手が空かず,意外ないい天気だったけど, 午前中は小山の脇でクロスライズアップの練習をひたすら。意外な重労働で,非常に疲れたけれども, だいぶ安定してキャノピーをあげられるようになったし,よしとする。

 午後からは,先日初飛びをしたばかりの人たちと一緒に南の150mテイクオフへ。南のテイクオフは初めて。 本来なら最初はここからのはずだけど,あれよあれよと400に連れて行かれていたので,初の150と相成りました。

 風はちょうどよく,気持ちよくテイクオフ。出てすぐに風に持ち上げられる。富士山も雲の合間から見えるなか,ターンを繰り返す。 気づくとすぐ脇をほぼ同じ高さでトビが飛んでるし。鳥と一緒に飛ぶというのも不思議な体験でした。

 結局そのあとは,初飛びのグループが来て時間切れ。150*1という結果。これでトータル三本か。まだまだ……。

2005年07月28日

高々度初フライト

 台風が抜けて,風も落ち着いたので,再び富士の麓へ空飛びに行ってきました。

 平日だけに,そんなに人も多くなく,ただ,まだ風が強いせいでフライトがなかなか難しいご様子。ワタシは午前中, 小山で基本の復習と,シミュレータでのターンの練習を少し。あとはひたすら風が落ち着くのを待っておりました。えらくのんびりと……。

 午後二時過ぎ。風も落ち着いて来たところで,テイクオフへ向かう。後で知ったことだが, 初フライトはふつうなら少し低い150mか200mからのはずなのに,今回は, 人が少ないせいで周りの人にあわせて400mまで連れて行かれてしまいました。偉く急勾配な斜面をモノレールで15分くらい上った先は, すばらしい景色でした。

20050728

 テイクオフにあがっても,しばらくは風を様子見。見計らってベテランの方たちがあがっていく。結局,2時間近く風待ちをして, 最後の一人でフライト。テイクオフは小山でやっていたのと全く同じ。そこからふわりと浮く感覚も。でも,そこからさき, 足の下には100m以上も何もないという,その状況は全く異なるもので。本当ならすぐにお尻をハーネスの奥まで入れないといけないのに, それがうまくいかなかったがために,前のめりにぶら下がった状態で飛ぶ羽目に。これが結構恐怖だったり。

 イントラの指示に従いながら,左右にターンして,6分程度のフライトで無事ランディング。変なところに力が入りっぱなしで, あまり楽しむ余裕はなかったですが,宙に浮いているという不安定を強く実感。この日はこの一本だけでしたが,今後がんばって, 空中散歩を楽しみたいと思います。

2005年07月18日

一日,鳥になる

 二年ほど前に秩父の山奥で見かけて以来,ずっとやってみたいと思っていたパラグライダーの体験フライトを一日やってきた。

 天気とにらめっこして,三連休の最終日。朝の六時に出発。富士山麓,朝霧高原のパラグライダースクールへ向かう。 少し早く着いたので,朝霧高原の道の駅で少し休んで,九時前にスクールへ。朝結構早いのに,大きな荷物を担いだ人が続々と。

 九時少しすぎて,校長に連れられていく。特に説明もなく,ぽんぽんと荷物を渡され, ランディングのところにある小高い丘の麓まで担いでいく。まずは柔軟体操を念入りに。そして,簡単に荷物の説明を受ける。 体に身につけるハーネスとグライダー本体のキャノピーの二つが大物。それを体につなげて,キャノピーを担いで丘をすこし登る。

 常にキャノピーにつながった電車のつり革「ブレークコード」を持ったまま,離陸の時には手を後ろに広げて走る。 それだけでふわっと体が持ち上がる。あまりに簡単すぎて実感がないまま着地,するときに前のめりになりすぎて,ずべっ。 ジーンズの膝が破けましたw

 一度飛んだらあとは繰り返し。高原の風を感じつつ,刺すような日差しに焦げながら,キャノピー担いで20mの丘を登り,飛び, 担いで登り,休憩しつつひたすら飛ぶ。午前中だけで10本以上飛び,丘の登りで葦はへろへろ。

 お昼ご飯は,事務所に用意されていたそうめんをいただく。これはここのサービスらしく。 山の上から飛んできた人たちとちょろちょろ話しつつ。

 午後からは,半日体験の女性二人とともに丘の上から再び飛ぶ。少し風が強かったので, 丘のてっぺんではなくて中腹くらいから飛んでは登り,休み,飛び,登る。風の状態がよくなればてっぺんまで登り,飛ぶ。

 そんな感じで汗だらだらで結局夕方の五時まで,20本近く飛びました。聞けば二日分くらいは飛んだらしい。 おかげでランディングはうまくなりました。そして,ちゃっかりこの先に進むことを決定。来週の夏休みを活用して, 高々度フライトにチャレンジの予定。

 帰りは鳴沢の温泉で汗を流し,小仏トンネルが渋滞していたので,これをさけて初めての大月から小菅への山道を抜けてみる。結果, 二度と通るまい,と決意。距離は短いけど何せ峠道。うねうねぐにぐに。夜に通る道ではないです。なんとか奥多摩湖へ抜けて,帰着。 そのままぱたん,きゅー。

 体験フライトでは20mの丘からしか飛べなかったので,10秒くらいの滞空時間でしたが,後半風に乗って,ふっ, と上に上げられることが何度かあり,そんな瞬間は何ともいえず気持ちよかったです。次に飛べる150mからのフライトなら, 状態次第で一時間以上のフライトができるそうなので,非常に楽しみです。