ものの見方、考え方
人間誰しも、影響を受けた人間というものが一人は居ると思う。
私の場合、何人か居るのだけれども、最も多く影響を受けたのは「林原めぐみ」さんだろうと思う。まあ、知らない人はまるっきり知らない人ではあるかもしれない。声優さんである。
私は、気がついたらこの人のラジオ放送を毎週欠かさず聞くようになっていた。中学生の頃からである。今は引っ越したとか、ネットやってるとかで何となく遠ざかっているが、気づいたときには聞いている。
この人、非常にしっかりしているというか、自分をちゃんと持っているのだ。この「自分を持つ」というのがなかなか出来ない人が多いと思う。これがある人と、ない人では「輝き」が違うのだ(臭い言い方だけれども)。私自身、「自分を持って」いるとは考えていない。ただそれなりに少しくらいの幹くらいは持っていると思っている。その辺が、人から見ると年の割に老けて見えるらしいが(笑) めぐみさんの話(それだけでなく、色んな人の影響もあるが)を、自分なりに吸収して得たことは、基本的なものの見方だと思っている。誰でも物事を考えるときは、まず自分を優先して考えることが多いと思う。人間て基本的にそう言うものだと思うから。でも、ここで一歩引いて周りを見ることをやってみるといい。そうすると状況がはっきりと見える。得てして自分本位に考えている人間というものは、視野が非常に狭く、他人に迷惑を掛けることが多いからだ。それに、今まで見えなかったものが見えてくることも多い。
しかし、この「一歩引く」というのがわからないらしい。ちょっと落ち着いて、右見て左見てもう一度右を見て、というあれをやるだけのことなのだけど。何事もこれが最も大切だと、私は考えている。ただ、やりすぎると「冷めている」ということになってしまう。その実例がここに約一名……(笑) めぐみさんは、この「視点の変えた見方」というものを私に教えてくれたと勝手に尊敬している。今ではあまりラジオも聴かなくなってしまったが、相変わらずの活躍でうれしい限りである。
何でこんな事を書いたかというと、今日、めぐみさんの新しいアルバムを聴きながら、エッセイ集を読んでいたせいである。
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