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1999年11月14日

キュッパチ、悲しい現実


 先月いっぱいのバイト代をはたいて、かねてよりガタが来ていたコンポを買い換えた。最近のコンポは、インテリアとしての要素が強く、小さいものが多くて、なんか機械らしくない。二、三年前はコンポというと、真っ黒くてごついものだったのに。時代は変わってしまった……(笑) 個人的に購入時の条件として、メーカーやら装備やらいろいろあったため、偉く選択肢が少なくなってしまった。その中から比較的良さげなものを選んだ訳だが、難点が一つ。
 部屋に似合わなさすぎる!
 部屋の構造上、電化製品は一カ所に固まることになるのだが、今まで我が家に住み着いていた電化製品どもは、一律に真っ黒。おまけにラックも真っ黒。そこに、突然明るい木目調のインテリアばりばりのミニコンポが仲間入り。 ま、まぬけだ……。「インテリア」なんて言葉と無縁な生活を送っている私が悪いのだろうか? とりあえず、物的にはそこそこの満足度。よい買い物だったのではないだろうか。このコンポ購入に同行した友人が、ついでにということでHDDを購入した。13.5GBの、AT互換機用の。しかし、彼の愛用機は今は亡き(笑)キュッパチ。私の以前の経験から、HDDはDOS/Vもキュッパチも同じという話で、購入。帰宅後、早速取り付け。格闘すること7時間。 認識しなかった(泣) ジャンパピンの設定を一生懸命いじって、私が使っているHDDを持っていって試してみたりと、いろいろやった。この激闘の末、ハタと気がついた。
 「たしか、8.4GB以上のHDDって認識できなかったのでわ?」
 これが原因だった。キュッパチのマザーボードが持つBIOS君は、13GBなんていう大容量に対応しきれないのだ。まさになみだ涙。
 調べたところ、この大容量HDDを使う術を持つボードもあるのだが、必要となるPCIスロットの空きは、彼の愛機にはもうなかった。と、いうわけでこの悲しきHDDは私の手元に。購入前に、使えなかったら引き取ることを約束していたのだ。それにしても、こんなこととは……。それもこれも、キュッパチを見放した日○電気がわるいんだ!
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