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1999年11月22日

『カウボーイビバップ』


 今日やっと借りることができた、「カウボーイビバップ Session#9」。ずっとレンタルビデオ屋で探していたのだ。いつもいつも貸し出し中でなかなか捕まらなかったビデオである。
 「カウボーイビバップ」
 これは、ぶっちゃけて言ってしまえばただのアニメのビデオなのだが、いろいろと曰く付きの作品なのだ。ちょうど俗に言う「ポケモンショック」(ポケモンを見ていたおこちゃまが、てんかんの発作を起こして放映中止になったあの一件)の直後に放送され始めた作品だったのだが、あの一件で厳しくなった検閲に引っかかりまくったあげく、全26話のうち、13?(か12)話しか放映されなかったという、何とも不幸な作品である。放送初回、副題キャッチのいきなり「Session#3」(だったか?)には驚かされたものだ。何でそんなに検閲に引っかかったのか、疑問な話も多いのだが、全体のテーマが「麻薬」と「女」だったせいもあるかもしれない。というか、これが原因という話だが。とにかくこの検閲のおかげで、地上波放送はかなりつまらなかった。で、視聴者としてはいち早いビデオ化を望むわけだが、その前に、なぜだかWOWOWのノンスクランブル枠で全話放映という変な事態にもなった。しかし、私はこれでみれなかった。それゆえ、ちまちまとリリースされるビデオを借りてきて見ると言うことに相成ったわけである。
 なぜここまでするかといえば、このアニメのレベルが高いからだ。画、脚本、世界観、キャラクター、そして音楽。すべてのレベルがかなり高い(と、私は勝手に偉そうに思いこんでいる)。なにより気に入っているのが音楽である。ロック、ジャズ、クラシック、その他諸々のジャンルの音楽がうまい具合にとけ込んでいる。菅野よう子氏のセンスの産物である。これだけでも見る価値があると思う。今日、最終話を見てつくづくそう思った。それから脚本。これもまた渋くていい。所々に利いているスパイスもいい。
 このアニメ、「ルパン三世」みたいな話、と私は人に説明するが、実は全然違う。近いものはあるのだが、かなり違う。だけど、他に説明のしようがない。他で見たことないんだもの。まあ、ちらっとでも興味がもてたら、見てみてください。(だめだなぁ、文章へたっぴぃで……(^^;)
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