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1999年12月05日

本当に、ある意味大物!?


 昨日、かねてよりの計画だった「2001:Space Odyssey(2001年宇宙の旅)」鑑賞会を開催しました。といっても催行人数2名ですが。
 で、いきなりですがこれの評価。
 「C-」。
 あくまでもワタシの主観であることをお断りしておきます。
 とりあえず、見終わっての最初の感想は、「話になってないじゃないか」という感じです。情報が断片的で、要素そのままという印象を受けました。ワンシーンが非常に長くて間延びしてしまうし、そのくせセリフが少ない。画面で何か説明されているかといってもそうでもなさそう(ひょっとしたら、画で語っているのに気づいてないだけ、という話もある)。なにより、なにが言いたいのかがちんぷんかんぷんです。宇宙船の制御コンピュータが暴走、殺人、っていう話でもなさそうだし(←「ロボット三原則」に反してるって。でも、ロボットじゃないからいいのか?)。なににおいても「わからん」というのが素直な感想かな? 疑問、というか伏線というか、それもたくさんあるし。最近のアニメは、伏線張りまくってそれをネタに視聴者をたきつけるものが多いので、その辺の見方が身に付いてしまったのか、ちょっとうがった見方をしようともしましたが、伏線だったとしても解答がないんじゃねぇ。考えるにも情報は少ないし。ちまたで有名な庵野さんの作品よりもたちが悪いかもしれない。なによりの一番の疑問、それは…… ……えーい、言ってしまえ。
 キューブリック監督ってホントに大物?
 それが一番頭に残った疑問ですね、これを見て。これ読んでて気分悪くなった人いたら、ごめんなさい。映画版ピカソな人なのかもしれないです。そういうことにしておいてください。
 とにかく、見終わったあと頭の痛くなる、SFと見せかけてそうでなさそうな映画でした。
 今度なに見ようかなぁ。
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