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1999年12月07日

「地球に優しい」だって……(爆笑)


 ついに降りましたよ、雪。「今年一番の寒波が」とか言っていたから、「もしかして……」と思っていたら案の定、朝起きたら白いものが舞ってました。去年は十一月中に降ったから今年は遅いほうですが、いや、まぁ、よく降ること。結局一日降ってましたね。明日凍ってなければいいんですけど。
 今日はうちの研究室に客員としてきている先生と、共同研究している企業の人の講演会がありました。最初にフランス人の客員教授の講演でしたが、これは当然英語だったので、睡眠学習を遂行(^^; おもしろかったのは、次の企業の人の話。
 というわけで、これをネタに「なんちゃって社会派」やってみましょう(笑) テーマは「環境」。この言葉、実は便利そうで不便な言葉。聞く人によってその捉え方は本当にまちまち。「生活環境」であったり、「自然環境」であったり、「地球環境」であったり。いまいろんなところで研究されているのは、それぞれの「環境」であって、これから必要なのは、全体を見た「環境」を考えること。そういうふうに大きな視野を持つことが大切という話だったのですが、その環境の例ということで、今の様々な環境汚染の実例を紹介してくれたのですが、その中での「自分的にはまった」話。
 今の人類が繁栄している時代というのは地球の歴史約46億年を一年と考えると12月31日23時47分くらいからの時間しかないそうで。本当に短い時間なわけですね。その「地球的一年」での「地球環境」の変化というのは、そりゃぁ劇的だったわけですが、今ある地球はこんな立派な星として存在している。今盛んに騒いでいる「地球環境」の変化――地球温暖化、砂漠化等々――は、これまでの変化に比べれば本当に些細な変化でしかなく、地球にとってみれば虫に刺された程度のものでしかない。じゃあ、なにをそんなに騒ぐのか。
 ちょっと話をはずれますが、太平洋の真ん中にある熱帯のきれいな島々の写真を見て「環境問題」を思い浮かべることができますか? 実は、これも立派な「環境問題」なのだそうで。何でかっていうのは、ちょこっと考えてみてください。そう、この「地球環境」、「環境問題」という言葉がおもしろいことを引き起こしているんですね。これらの言葉、正確に言うならばあくまでも、 「人類が住み易く生活できる環境」ってやつだということです。だから、広告でよく見る 「地球に優しい」っていうのは、真っ赤な嘘なわけで、本当は、「人間に優しい」っていわなきゃいけないんですね。
 この辺を考えてしまうと、環境保全運動をしている人たちはみんな嘘つきになってしまうんでしょうね。だって、先進国で人並みな「文化的な生活」ってやつを送っているわけですから。ってこれはワタシ個人の意見。このことをふまえた上でこれからの技術開発ってやつを考えないといけないんですね。この話、続く……かもしれない。(さっきの熱帯の島の「環境問題」は、温暖化で沈んでしまうってだけ。>あえて「だけ」といわせていただきます)
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