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1999年12月08日

マスコミってこわぁい


 予告通り、昨日の続きです。
 まずは昨日の話にちょっと注釈。広告の売り文句、「嘘」ってでかでかと書きましたけど、厳密に言えば嘘ではないです。そりゃ、人に優しければ、地球にも優しいものでしょうから。でも、「環境を守る」とか言う意味でなら嘘じゃないかな、とそういう意味です。
 環境論に関しては昨日でとりあえず終わりにして、次は情報の話。ちなみにこれも講演会から。今、身の回りにはたくさんの情報が氾濫しています。でも、そのうちのどれだけが真実を含んでいるかわかりますか? ワタシは、わかりません(^^; きっと恐ろしいくらいの割合で嘘がいっぱいあるのでしょう。その嘘の情報、ゆがんだ、ゆがめられた情報、供給源の最たるものはテレビの代表されるマスコミです。マスコミの流す情報はすべて嘘とは言いません。でも、すべて真実でもないはずです。
 「嘘ではありません。でも事実でもありません」
 結構ワタシはこの言葉、好きです。これほどマスコミからの情報に当てはまるものはないでしょうし。つまりは、表に出ている情報の裏には、必ず何かが潜んでいると言うことです。隠匿されている何かが。その例が「所沢ダイオキシン騒ぎ」です。あの報道で用いられた数値は確かに実際検出された数値なのでしょう。でも、それをすべてとし、他のデータを裏側に隠してしまった結果が、あれです。そして、それを見ている普通の人たち(専門的な知識を特に持たない人たち)は、報道される表側しか見ません。裏にあるものの存在すら想像しないのです。事実、ワタシもそうです。講演会では他にもいろいろな例を聞きました。一部の人しか知らない事実、というものがとても多いのです。自分たちの生活に重要なことでも。
 すべてを疑ってかかれと言うわけではないです。ただ、そういうことを考えて情報を仕入れることをしてみた方がいいんじゃないか、ということです。よく考えると、思わぬ話が思わぬところの伏線になっていることも非常に多いそうです。それをわかって新聞を読むととてもおもしろい、と講演された方はおっしゃっていました。
 昨日の話と総合しての結論。
 視野を広く
 これが一番大切なようです。これからは、一つのことだけのエキスパートぢゃだめなんですね。大きな視野で全体を見渡せる目を持たないとだめですね。そんなことを考えさせられた、非常に有意義でおもしろい講演会でした。
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