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2001年01月10日

戦い終わって -神社裏話その6-


 さて、5日。一日休んで、最終日です。ここあたりになると、一般の参拝者より、企業の団体さんが増えるので、炊き上げに持ち込まれる物も、小さなお守りなどよりも大きめの木札がおおくなったりします。これから後はそんなに量が増えることはないので、三が日にため込んだ分の消費にかかり始めます。しかし、あまりペースをあげてしまうと8日まで引き続き仕事する人間に、「仕事がなくなるー」と怒られてしまうので、そのあたりのかねあいが難しかったり……。
 ここ数年、「だるま、正月飾りは受け取れません」を繰り返してきたおかげで、大分みなさんに浸透してきたのか、今回はあまりだだをこねる方も来ず、強烈なキャラクターで話題を提供してくれるような方も来ず、実に平和でした。ネタとしてはおもしろくなかったですけどね。比較的忙しくなかったので、一緒に働いている高校生のバイトの人たちと世代間格差のすりあわせをしてみたり。5年以上の差があると結構ジェネレーションギャップ感じてみたり。なによりも、そのエネルギーにはかないませんね。
 無事お仕事も終わって、お給金を手にした我々は、まだ翌日以降も仕事のある人間などと一緒に打ち上げ兼お食事会に。メンツは先日の飲み会とは微妙に異なるのがまたおもしろいところ。地元の人間がチラシで見つけたという焼き肉・しゃぶしゃぶ食べ放題のお店に行く。食べ放題の割には結構おいしくいただけました。ケータイの番号やメールアドレスなどの相互交換の後、再会を約しつつお別れを。
 こんな感じで年末年始はずっと神社で過ごしたわけですが、おかげで未だに年を越えた実感があまりありません。ここ数年、紅白も有線大賞も見てないし、初詣も行ってないし……。正月ってなに?ってかんじでいつも働いています。2日の昼間に社務所で神職の人が「一度でいいから寝正月っちうものをしてみたい」と言っていたのがなんとも言えず。サービス業も同じだとは思いますが、つらい職業ではありますな。こんな特殊な職場であるので、学ぶことも多く、日常では全然役に立たないような知識も入るのでワタシはこのバイトは好きです。幸い後二年ほど学生をやっていられるので、その間は季節労働者として働くことでしょう。

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