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2001年12月09日

【志村一矢】月と貴女に花束を5 聖夜狂瀾


「月と貴女に花束を5 聖夜狂瀾」
著者:志村一矢
イラスト:椎名 優
電撃文庫
bk1

 某所で様々に話題になっている問題作(?)の5巻目(笑) 実に一年ぶりの新刊。当初の予定ではこれが最終巻のはずが一冊のびて全6巻に変更になったとか。今回の主役は中心のカップルではなく、兄様がらみでした。
 このシリーズ、出てくる男性陣がみな同じ境遇という、ある意味わかりやすい状況において繰り広げられる往年の少年マンガのような強さのインフレの激しい作品になっています。昔の少年マンガのノリで読むと十分に楽しめるでしょう。斜めから見てしまったら、終わりです。
 今回は、全編通してずっと戦闘続きなので息つく暇もないはずですが、ちょうど中間地点で天然なヒロイン様が一発はずしてくれていますので、そこで一息つけるでしょう。とにもかくにも無難なシリーズです。次の最終巻でどういうオチに持っていくのか、見物でしょう。

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