雨に泣いた百里基地航空祭
今年ははずれ年なのかねぇ。
本日は、首都圏の防空を担うファイターベース・百里基地の航空祭でした。先週時点での週間予報では、曇りマークだったのでまだ望みは持てたのですが、週末近くになってひょっこり沸いてきた台風のおかげで、見事な崩れ方でした。それでも一応雨天決行なので、向かうだけはむかってみたわけで。
結構強い雨のなか、霞ヶ浦脇を走っていると、上空をF-15が二機ばかし通過していく。どうやら天候偵察にあがっていたようで、とりあえずは飛べるレベルであることにほっとして、基地へ急ぐ。
開始一時間前にもかかわらず、付近の道路はがらがら。駐車場もゲート近くに止められるし。この天気では当然か。車を降りると、すぐにジェットの音が。エンジンのランナップかな? ゲートを入ってその音の源を探す。格納庫の脇から見えたのは、尾翼にキツツキのRF-4E。この音の正体はJ-79か。ファントムを間近で見るのは初めて。結構根強いファンも多いんだけど、ワタシはどうもあのシルエットが気に入らなくてだめなのだ。ファントムの脇には、梅とイーグルマークのF-15が数機。やっぱりこっちの攻撃的なシルエットの方がワタシは好きだなぁ。
格納庫脇を抜けて、エプロンに出ると、結構な傘の花が咲いていてびっくり。それなりに人はいるみたい。今年初のブルーも、久しぶりの6機+1。でも、この天気じゃ、勇姿はみられない……。百里のF-15、RF-4E、三沢のF-2、ほかF-1やC-130なんかをつらつら見て回る。そして滑走路からはイーグルがバーナー炊いてあがっていく。やっぱりこの音やねぇ。しっかりショックコーンも見えました。ファントムもあがったんで、ターボジェット独特のきれいなショックコーンが見られるかと思ったけど、これは見えず。残念。
結局、オープニングフライトから、ちょこちょことファントムとイーグルが航過飛行をして、ヘリが救難デモやって、百里らしいスクランブルデモやって、飛行展示は終了。ブルーも、エアロックもブルーJr.も中止。あげくに1300に前倒し帰投まで決まっちゃって、どうしようもなかったり。で、帰投も見ずにさっさと帰ってきてしまいました。まぁ、A/Bの音聞けたからいいや。
松島は地震。百里は台風。後の望みは入間か。確か文化の日は晴れの特異日だったような気がするし、期待しようかなぁ。松島は秋にもしかしたらやるかもなんて希望的観測もあることはあるし。なにはともあれ、年にいっぺんくらいはピーカンの元で見たいもんですな。