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2004年07月26日

東北ぐるっと一回り 2nd day

 0600: 起床。

 0700: 宿の受付に鍵を返して出発。朝ご飯は、昨夜の残骸残る港脇のコンビニで調達。とりあえずの今日の目的地・八戸を目指して走り出す。

 宮古まで140kmという標識にうんざりとしながら、微妙な海岸線のうねうね道を進む。しかし、狭い道も最初だけ。国道45号に入ってしまうと走りやすい広い道が続き、霧は多少あるモノの、よい天気のなか、太平洋を横目に見ながら、走る走る。

 1230: 宮古到着。案外走れるモノだと感じる。ちなみに、この後走り回ったおかげで、150km程度の距離は近いモノであると感じるようにまでなってしまう。キリがよいので、ここで昼食。港近くの道の駅のようなところで調達。初めてのまともなご飯。新鮮な海の幸いっぱいの海鮮丼、まいうー。ウニというモノはあまり得意ではなかったんですが、やっぱりちゃんとしたモノはおいしいんですなぁ。お腹もポムポムになったところで改めて走り出す。気がつけばお空はピーカン。青空が綺麗です。

 1500: 龍泉洞到着。遠野と並んで何となく気になっていた鍾乳洞です。ちょっと脇道に入るくらいだったので、寄り道をば。さすが鍾乳洞。内部はかなり寒く、そして地底湖の透明度はまさに吸い込まれるよう。鍾乳石そのものはあまり奇抜なモノがあるわけではないですが、ここは何より水の綺麗さかなぁ。水温は常に約9℃らしいです。少しくらいは、というところで地底湖の水で作ったお酒、ビール、水そのものを買って、鍾乳洞入口脇の水飲み場で空ペットに水をくみ、再び走り出す。

 途中、作りかけの三陸道の一部を無料供用している道を、まるでバイパスのように使いながら、ひたすらに三陸海岸を北上する。リアス式海岸のところを走っているはずなのに、あまりそんな感じがしないのは、脇目もふらずに走っているせいか……。

 1700: 当初予定よりかなり早く八戸到着。久しぶりの大きな街。とりあえず、海産物のおみやげ物でもと思い、駅前に向かう。新幹線開通のため、かなり立派な駅前。海産物を扱っているお店に行くも、ほとんどモノはなし。時間が遅いせいかと思ったら、ごそっと箱買いした人が多かっただけらしい。そうなればここに用はなし。それも悔しいので、駅ビルの本屋でRODと楽魔女を接収して八戸を離れる。

 1800: ほとんど隣町に近い三沢到着。あわよくば基地が見られるかと思ったが、見られる場所を探すのも何となく面倒。そのまま周囲をぐるっと回り、明日のためにとにかく北上することに。

 北のまさかり、下北半島・太平洋側を北上する。暗くなるにつれ、前方の雲の様子が怪しい。核施設がこれでもかという位に集まっている六ヶ所村を抜ける頃には、陸奥湾で龍が暴れ回っているかのごとく空の中を稲妻が駆けめぐるように。ひっきりなしに太陽が上がり、空に巨大な光の枝葉が広がり、そして轟音。人が少なく自然が圧倒的に上位にある生活を送っている地域は、やっぱり自然は厳しいようで。首都圏では見られない激しい雷でした。

 2200: 雷の音にちょっとおびえつつ、そろそろ眠くなってきたので横浜を越えたあたりのコンビニ駐車場にてお泊まり。

 一気に宮城から岩手、青森と北上した二日目。移動距離の割にあまり疲れておらず、ガソリンもあまり減らなかったのは、渋滞など存在せず、そもそも信号がすくないせいだろうか……。

 さて、明日は、北の霊場・恐山にて朝を迎えます。

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