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2006年10月15日

【Y-0】当日

 あれよあれよとカウントダウンはすすみ,いつのまにやら当日が来たりするわけで。というわけで,結婚式の当日であります。

 朝,まずは限定ではあれど土日も空いているありがたい役所の窓口に寄って婚姻届を提出し,受理証明書を発行してもらう。 実はこの時点ですでにセット・メイクの時間には遅刻…。

 二十分ほどの遅刻でまずは髪の毛と少し焼け気味の肌の色を調整してもらう。そして着せ替え人形と化す。とはいえ, 以前に一度紋服は着ているので慣れたもんだけど,ちょっとおなかをきつめに縛られてしまい,うぅ,苦しい。

 

 相方の準備も終わり,二人で撮り,家族で集まって撮り,そしてそのまま来てくれた親族に挨拶しつつ,神殿へ。式は神式なのです。 あんまりらしくない祝詞をあげてもらい,三三九度の杯に玉串を奉奠し,指輪交換と,そして恐ろしい誓詞の読み上げ。 なんとかつつがなくこなし,式は終了。再び写真を集合で撮ったり,相方の家族と撮ったりしているうちに披露宴の時間。

 あまり機会もないだろうとのことで,披露宴のお出迎えは白無垢に綿帽子で。そしたら屏風の前はカメラマンの嵐。すごい数でしたなぁ。 一人一人挨拶をしながらお出迎え。この時点でまだ会場のトータルコーディネートは確認できていないので,雰囲気がどうなっているか, 実は気が気でなかったりする。

 相方が白無垢から色打ち掛けに掛け替え,ついに入場。ここまであんまり緊張らしい緊張もなかったのに, 扉の前にスタンバっているときが一番緊張していた気がする。扉を入ったところで一礼し, 縦に使った会場の中央に引いたロードの前で二人そろって再び一礼。そして歩く。ゆっくりと。

 高砂について,会場を一望すると思ったよりも広く感じられ,テーブルセッティングの感じもイメージ通りで良き良き。そして, えらくのりの良い司会のおねーさまからなんともネタに満ちたプロフィール紹介を受け,来賓の挨拶から乾杯まで一気に行く。

 そしてケーキ入刀はなく,相方のたっての希望でチーズケーキみたいなまん丸石けんに入刀する。 それで最初のイベントはだいたい終了し,ほんの少し食事。だけど,結局みんなが高砂まで来てくれたのでのんびりは食べていられず。そして, このころからちびっ子カメラマンが三人ほど場内をかけずり回り始める…。

 あっというまにお色直し退場となり,二人そろって退場。会場ではこの間に,神殿での挙式の映像と, 入刀したソープの切り分け個別包装の作業が相方友人一同にて行われていた,はず。窮屈な和装から洋装へと着替え, 楽ちん楽ちんな状態で写真を撮った後,再び入場。

 また中央ロードの起点で一礼し,再び並んで歩くと思いきや,ここで相方パパさんにバトンタッチ。教会での式ではなかったので, 模擬バージンロードというわけ。ワタシは少し前方で待機し,パパさんたちを待ち受ける。あとで聞いたところによると, このとき相方弟くんは感極まって泣いていたらしい。じつは結構感動やさんだとのこと。そして,パパさんから相方を引き継ぎ,再び高砂へ。 途中,ソープのあったところには,切り分け個別包装されたものがかごに詰まってました。ありがとう,相方友人一同。

 一段落した後に,メインイベントとでも言おうか,ソープ配りつつ各卓を回ってゲストそれぞれとお話廻り。写真を撮りつつ, いろいろとお話。典型的な余興をやりたくなかったこともあって,こういう風にしたのだけど, 当初は時間が間延びしないか非常に不安だったものの,司会者さんがうまく誘導してくれたり, ちびっ子カメラマンが愛嬌を振りまいてくれたりといろいろとしてくれたので,そんな懸念も払拭。 逆に時間が押せ押せになるくらいになってしまいました。

 各卓周りの途中,今回の披露宴を執り行うに当たり,非常にお世話になったコーディネーターの方に, 是非お礼がしたいと司会者に相談し,打ち合わせの合間を縫って,マネージャーと口裏を合わせ,「重大トラブルが!」 といって呼び出してもらい,皆様の前で花束を渡しました。これについてはちょっと内輪な雰囲気になってしまったかもしれませんが, 本当にいろいろなわがままを聞いていただいて,お世話になったので,大目に見ていただければ…。

 最後はおきまりの花束贈呈と挨拶ですが,自分父にコサージュ刺すなんざ,恥ずかしくて双方気まずいので,拒否権が行使できないよう, 相方に入れてもらいました。そして無難に挨拶をこなし(笑),外でお見送りをして,無事披露宴は終了しました。

 イベントらしいイベントもなく,盛り上がりどころにかけたかもしれませんが,ゲスト一人一人に話ができて, 全体的に明るい雰囲気の中でできたのでよかったかと。方々で感想を聞くと,「らしい」とか「むかしながら」とか「おちついた」とか, まぁそれ以外できないし,成功と思って良いかなぁ,な感想をいただきました。

 実に半年に及ぶ準備期間の割に,始まってしまえばあっという間に終わってしまい,そして楽しみしていた料理はちっとも食べられず, まぁでもゲストが楽しそうだったから,総じて満足な挙式,披露宴だったのではないかと。

 結局,この日はあとは昼の恨み(笑)をはらすべく,鉄板焼きの肉をかっくらい,そのままぐっすり寝たのでした…,マル

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