【アイスランド旅行記】二日目(その1)・レイキャビク市内観光
0800頃,のんびり起床。ですが,そとはまだうっすら明るい程度。さすが高緯度地域。朝の日の出が遅いです。
ホテル一階のレストランでビュッフェスタイルの朝食。パンとハムとヨーグルトなご飯。サーモンも忘れず。ふつーにおいしいですな。 その後,ホテル内にある銀行にて,当面使いそうな現金を両替する。1kr.=1.7yenくらい。単位はアイスランドクローナ。 レートは同じくらいでも物価が二倍なので,かなり大変だったりする。
1000:全員集合の後,バスに揺られて市内観光。天気はピーカン。風もなく,絶好の観光日和。ガイドは現地在住の日本人さん。 アイスランドに流れ着いて8年経った現地語ぺらぺらのお姉様です。
最初は遠いところから,ということで結構郊外のなぜか何もない荒野に建っている大統領官邸へ。脇に教会があって, 人っ子一人いないのに鍵は開いているという。大統領官邸前にも人はいない。そして大統領もいない。だけど, さすがに近寄ると警官が飛んでくるらしい。
次に市街地の丘にそびえる怪しいUFO,温泉供給施設ペルトランへ。ここは, 郊外の地熱発電所からパイプラインを通って運ばれてくる温水を市内に送るための一時貯蔵施設。そのためのタンクが四つと, その上に展望台をつけて,高級レストランまでつけちゃいました,な施設。昔は赤茶けたでっかいドラム缶があるだけだったのを, あまりに見栄えが悪いのですこしお化粧したらUFOになってしまった,とそういう次第。
港の方まで回り,冷戦終結の第一歩である歴史的な会談が行われたという迎賓館・ハウジハウスへ。 ここはいろんな人の手を渡りあるいた建物で,いろいろと曰く付きらしい。なんでも, 浮気がばれた若奥様が浮気相手をそそのかして旦那を殺させたことで水死刑を受けたのを逆恨みして, その決定を下したお偉い人がすんでいたこの家に憑いてしまったと。そのあと某国の領事が買ったけれども幽霊憑きは耐えられず, 結局国の迎賓館に落ち着いたらしい。つか,怪談憑きの家を迎賓館にすな(笑) 今を持ってまだ憑いているかは謎のまま。
そして,街のどこからでも見える高い建物・ハトルグリムスキルキャ教会。ここには立派なパイプオルガンがあり, 国教であるところのルーテル教の教会なので,偶像はなく,華美な装飾もなく,石のまんまの白いなんだか荘厳な礼拝堂です。で, エレベータで時計塔に上るとレイキャビクの市内が一望でき,なんだかちんまりしたカラフルな街並みを堪能する。 このときちょうどお昼の12時。そして,教会の塔と言えば鐘。そりゃ鳴りますよね,12回。ちょうど真下にいたのでかなりびっくり。 そしてご丁寧にメロディーまで奏で始めて,耳がびんびんでした。
教会の前には立派な銅像。この人,レイブル・エイリークスソン(Leifur Eiríksson)言う人で, アメリカ大陸発見したすごい人。コロンブスじゃないんですよ~,アメリカ見つけた人。その証拠が見つかったんで, アメリカからこの銅像が贈られたそうです。
ここからは歩きで市内散策。旧市街をお散歩してレイキャビクの「銀座」脇を通り,「有楽町」を抜け, これまたちんまい国会議事堂を眺め,鳥でにぎわう池(ちゃんとチョルトニン湖という名前があるけど,なんか上野の池みたいで…) の脇の市庁舎まで。全体的に高い建物もなく,適度に古く,なんだかのんびりとした雰囲気の町並みで,好印象。お昼ご飯は,「有楽町」 まで戻ったレストランでラムのステーキ。このラム,柔らかくて全然臭みもなく,ウマーでした。
午前中はここまで。この後はフリータイムで解散。我々はおみやげを物色にレイキャビク銀座をうろつくのである。 つづく...