【アイスランド旅行記】二日目(その2)・レイキャビク市内散策・NorthernLightツアー
というわけで,二日目午後。昼食をたらふく頂いた後は自由行動。とはいえ,お店の多いところにいるのはこの日だけなので, おみやげを物色すべくレイキャビクの銀座通りへ。
まずは名産品であるところのアイスランドウールのお店を何軒かのぞいてみる。 多いときで人口の二倍はいるというアイスランドの羊の毛は,二層構造になっていてすこぶる暖かいと評判。 北欧らしい幾何学模様の手編みのニットなんかはおみやげにも好評,らしいのだけどなにぶんお高い…。そして, ニットはやっぱり首元がちくちくするのが少し気になるわけで。いろいろと見ては見たものの,自分では買わず。
そのまま坂道をあっちをのぞき,こっちを冷やかししながら上っていく。300kr.均一の雑貨屋さんや, 日本にもある某自然派コスメ用品屋を見つけたり。本屋では,アイスランド独特の13人のサンタクロースの絵本(英語版) とヴァイキングの神々紹介の本(これは日本語版があった)を買ってみた。しかし,本はかなりお高い。どんなに売れても (国民全部が買ったとしても)30万部しか出ないのでは,単価が高くなってしまうのは致し方ないことかもしれない。
そのまま教会のところまで上ってきてしまったので,今度は違う路地を通って下ってみる。こっちには夜のお店があったりするけど, かといって裏通りという感じでもなく。健全な街ではある。
相方が気になっているというので,銀座通りの入口近くにあったウールやさんにもう一度向かってみると, 店員の若いおねーちゃんがすごい勢いで手招きしていた。実は,最初にのぞいたときに, ちょっと変わったウールのカーディガンがあったのだけど,残念ながらサイズが大きくて泣く泣く断念していた。で, おねーちゃんも気になっていたらしく,小さなサイズを在庫から探し出してくれていたようなのだ。もうそれは得意気に「あったよ! 小さいサイズ」とばかりにみせてくれたのだ。ここまでされたらお買い上げしないわけにはいかないわけで。ここはおねーちゃんの勝利でした。 実際よいお買い物でした。
そうこうしているうちに,早ばやと日も傾いてきたので市庁舎脇を抜け,チョルトニン湖をぐるーっと回っててくてくとホテルまで戻る。 途中,ガソリンスタンド併設の売店で水を買う。ガス入りがあるかと思ったけど,ぱっと見た感じでは見あたらなかったなぁ。
ホテルに戻ると添乗員さんからの伝言がドアのところに。無事天気もよいのでオーロラツアーが催行されるとのこと。 2100出発らしいので,とりあえず一眠りすることに。
仮眠後,重武装なみんなでホテルのロビーに集まり,現地ツアーのバスに拾われ,一路レイキャビク郊外へ。 大体30分くらい走ったところか。道の脇の雪の積もったちょっとした広場にいったんバスを止め外へ。人工のあかりなどない真っ暗なところで, バスを降りて北の空をみるとうっすら白いもやが。どうやらこれがオーロラのはしりらしい。15分ほどここで見ていたが, どうにも寒くさらに移動。15分ほどさらに走って国立公園の入口駐車場で再び鑑賞。半月の月明かりしかないようなところなので, 空は満点の星空。初めて肉眼で生の天の川を見たような気がする。そして,北の空にはオーロラ。 よく写真で見るようなカラフルなものではないけれども,白い光が刻一刻と形を変え,強さを変えているのは肉眼でもわかる。 写真に写してみると,それが鮮やかな緑色に見える。
サービスのあったかほっとチョコレートとドーナツもどきを頂き,自然現象の不思議を堪能して帰路につく。
本当に首都から1時間程度車で走った位なのに,外は真っ暗。そしてこの時期なら晴れてさえいれば,ふつうに見られるというオーロラ。 とはいえ,アイスランドはかなり天気の変わりやすい国なので,なかなかその晴れ間に恵まれないらしい。その点, 二日目にしてまともに見られたのは非常に幸運だった。最初は「みられれば満足」だったのが,「赤くならないかな…, いやいやもうちょっと大きく…」なんて欲深くなっていく皆様に苦笑でした…。
結局2400過ぎにホテルに戻り,お風呂で暖まって就寝。さて,翌日はレイキャビク近郊の観光地巡り, 題してゴールデンサークルです。