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2008年04月12日

【旅行】下諏訪温泉二日目(下諏訪~松本~朝霧)

 結局アルコールに負けてさっさと寝てしまったので,早朝からお目覚め。 6時過ぎに貸し切り状態のお風呂をゆっくり楽しんで八時頃に朝ご飯。お味噌汁の代わりのおそばがウマー。

 十時前にお宿を出発し,一路松本を目指す。旧制高校を目指すつもりが旧開智学校へ行ってしまうものの,そのまま車を止めて松本城へ。 松本城はちょうど桜が満開で,すごくきれいでした。中には入らず,お城の周りをぐるっと一周。午前中だった割に人出がかなりでしたねぇ。

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 市内中心部の駐車場に車を入れて改めて市内をお散歩。時計博物館をのぞき,縄手通りのカエルとともに通りを冷やかして, お昼にナメコそば。そのまま中町通を抜けて戻るルートで。通り沿いにいろんなお店が出ていたけど,かなり混沌とした雰囲気で, あまりのぞこうと思うようなお店が少なかったかも。町並みを作りたい気持ちはわかるんだけど少し空回りしている感じ。 あとは車の通り抜ける数が多いのが難点。かなり皆様運転が荒めなので観光客入れるにはちょっと危ない雰囲気です。

 結局おみやげらしいものも買わずに松本から再び中央道で南下。甲府南から上九一色村を抜けて行こうかと思っていたんだけど, ナビ君に通行止めと教えられて御坂道から河口湖に抜けるルートで富士山方面へ。そういえば,精進湖の脇のところ, 土砂崩落で通行止めだったっけねぇ…。御坂トンネル出口付近から下っていくところがなんだか渋滞しつつ, 河口湖大橋を越えるのが大変そうだったので,そのまま湖の裏側を西湖まで。そのあといつもの道で朝霧高原まで行ってみるも, 雲が低くなっててグラハンを数名がやっている程度。残念。道の駅で最近お気に入りのスモークタンハムほかを買って,帰途に。

 この時点ですでに小仏渋滞は始まっていて,焦ってもしようがないので談合坂SAでのんびり晩ご飯。 このときはいつの間にか結構雨が降り出していたり。 20時前くらいに談合坂を出るとその頃には渋滞もそれなりに流れるようになっていたのでストレスなく,小仏を抜けられました。抜けたら雨の 「あ」の字もなかったけど…。で,無事帰宅。

 走行距離571km。無事1000km越えて,アウトバック君の慣らし運転も終了です。さて,明日はオイル交換に行ってくるかな…。

2008年04月11日

【旅行】下諏訪温泉一日目(高遠~木曽~下諏訪)

 本当は先月中にいくつもりだったんだけど、なんだかんだで年度末忙しさが切れずに今月になってしまったリフレッシュ旅行に、 長野の下諏訪の温泉に行ってきました。

 前日の雨がいつまで残るか、懸念は杞憂に終わり、幸いにもお天気は回復。クラスチェ ンジしたアウトバックくんでのんびり中央道を北上です。

 途中、八ヶ岳PAで休憩を入れただけで、 一気に諏訪南までいってしまい、ここから一路高遠を目指します。 まだすこし高遠のサクラには早いようですが、行ったことがなかったので。杖突峠越えに2.5Lのパワーを体感して喜びつつ、 同じ目的地のほかの車たちと連なって高遠城址公園へ。

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 予想通りというか、枝の先に真っ赤なつぼみはたくさんあっても咲いているのはごく一部。 気温があがるこの週末で一気に咲きそうですが、ちょっと残念。サクラの数がかなり多くて、 広さもそこそこなのでピーク時には壮観なんだろうなぁ。そのぶん人も壮観なんだろうが…。美術館側のサクラは日当たりがいいのか、 ここだけ満開だったので、皆さんこの下で一足お先のお花見してました。園内もまだまだ人の数は少なめでした。

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 屋台で少しおやつを仕入れて、高遠を出発。最近つながったばかりの権兵衛トンネルを抜けて、木曽方面へ。 奈良井宿の道の駅に車を止めて、ちょっとお散歩。保存街区としているだけに昔の趣が残っていて、結構よい雰囲気。 小さなお店がたくさんあるので、そこを冷やかしつつ端から端までのんびり歩いてみました。途中、遠足かな? 小学生の団体と遭遇し、 その辺は少し賑やかだったけど、それもまたよきよき。

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 木曽川の道の駅を経由して、峠超えるの面倒なので、塩尻ICから岡谷ICまで一区間、抜けて下諏訪温泉、本日の目的地「梅月」 さんへ。

 五部屋しかないこぢんまり旅館で、お部屋も小さめ。お風呂も男女の内湯と片っぽに露天があって、時間によって切り替え制。 露天の貸し切りプランにしていたのだけど、たまたま宿泊が自分たちだけということで、ずっと貸し切りとのこと。ラッキーです。 下諏訪は湖脇というわけでもないので、お部屋からの景色は期待できませんが、換えたばかりという新しい畳に寝転がって、少し休憩してから、 お風呂へ。

 二つの源泉から引いたそのままのお湯をかけ流しているお風呂はすこし温度高め。癖のない低アルカリ泉で無色透明。 おふろからあがってもしばらくはぽかぽかです。露天は石造りで一畳半くらいの浴槽かな、そんなに大きくないですね。こちらは外の分、 すこし冷めていて適温に。ゆっくり浸かっていられます。

 お風呂から上がれば宿自慢のご飯です。なんといってもこのお宿はお食事自慢。量も多いので、お昼は早めにとっていらしてください、 なんていわれるほど。いわれたとおり、名物の桜肉中心でボリュームたっぷり。手違いで一個多くきてしまった生ビールのおかげもあり、 おなかポムポム、大満足でした。

 結局、この日はアルコール摂取量過多につき、そのまま撃沈。本当なら桜肉のたたきをつまみに地酒を飲もうと思ったのに…。 ここちよく眠ってしまいました。

2007年08月26日

【旅行】仙台・松島んまいもの巡り2nd day 2007松島基地航空祭

 さて、朝の四時半に起床して、松島基地のある旧矢本町、東松島市に向けていざ出発。早朝の国分町の疲れた雰囲気のなか、 駐車場から車を三陸道目指して進める。

 下道で行ってもたいした時間はかからないものの、できれば早めに現地に行っておきたいので三陸道をひた走る。矢本ICで降りて、 近くの24時間スーパーで食料の買い出し。朝ご飯とお昼ご飯と重要な飲料水を確保した後、看板の指示に従って基地外の駐車場へと向かう。 たいした混乱も行列もなく、基地奥の造船所の駐車場へと車を入れる。シャトルバスが動き出すまではしばらくのんびり。

 七時半頃にシャトルバスが動き出したので、荷物を整え、いざ出陣。

 ものの十分ほどでおろされたのはブルーの格納庫の脇。 ちょうどオープニングフライト用のF-2がランナップをしているところだったので、ここでカメラを引っ張り出す。

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 とりあえず何はともあれ、エプロンまで出て腰を据える場所を物色する。Jr.の柵のあたりにちょうどよいスペースが…って、 Jr.の機体がなんだかきれいになっている! そのままオープ ニングフライトもそこそこに久しぶりにJr.の展示を楽しむ。

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 午前中のブルーの訓練飛行は水平系の四区分? この夏に向けて新規導入した長筒のサンヨンの初実戦… だったのだけれども戦果は今ひとつ。う~ん、機材に腕がついて行かない…。精進せねば。

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 とはいえ、ブルーの演技は相変わらずさえ渡り、レベルキューピッドや桜、レベルオープナーなどの水平系を満喫。 去年ほどのぴーかんとはいえず、多少のガスが残念なれど、風はほどよくスモークもきれい。

 ブルーの後はいつもなら後方からまさに音もなくF-15が忍び寄ってくるんだけど、今年展開されたのは梅のマークの百里組。 荒っぽい小松組とは違って、優しく会場に侵入。不意を突かれることはなかったけれども、終始おだやか~にパスを三回?。 最後にすこ~しA/B炊いて中途半端なクライムしてRTB。…いまひとつ。

 F-2の機動飛行もなんだかちょっとのんびり。たしかに米軍のF-16みたいなきびきびした機動はしないのだけど、それにしても…。 バーナーの使用制限でもあったのかなぁ? それとも急な機動をすると翼の根本にひび入るから?

 今年はPACAFのデモもピッツもいないので飛行展示の派手部門は少なめ。この後救難展示とF-2の対地攻撃デモがあって、 午前の部は終了。

 午後のブルーは垂直系の一区分。このときは無線が 拾えなくてタイミングがぐだぐだ。何で午前中と違うかなぁ。写真の方はといえば、 試しに14テレコン使ったら真っ暗。う~ん。もちっとがんばらねばねば。

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 キューピッドもスタークロスもきれいな軌跡を描いて、観客からは素直な歓声。こーユーのは松島ならではののんびりさかなぁ。 最後のコークスクリューが終わったところで、そそくさと撤収。今回はシャトルバスなので、のんびりはしていられないのだ。

 と、急いだものの、結局シャトルバスに乗るまでには40分ほどかかったり。とはいえ、付近の道路渋滞も少なめだったので、 この日の宿の松島・壮観には17時前にはついたので、よしとしよう。

 今年の松島は、横田や嘉手納なんかと重なったせいもあるのか、ちょっと物足りなさがあったり。外来機もF/A-18が1、A-10 (だとおもうけど)が1、F-15が1、RF-4とF-4がそれぞれ1、ほかといった感じ。 帰投時もRF-4と米軍機がすこしローパスをしたくらいでほかはまっすぐ帰ったそうだし。なんだか駐車場の件といい、 F-15の機動やF-2の機動といい、いろいろとあるのかなぁ…。

 まあ何はともあれ、よく日に焼けた一日でした。

 

 

2007年08月25日

【旅行】仙台・松島んまいもの巡り+航空祭 1st day

 さて、今年も松島基地航空祭の季節になりました。今回は、なんだかんだで一度も宮城に行ったことのない相方が同行するため、 いつもの強行スケジュールはお預け。前日の土曜早朝に出発し、ちゃんと前泊、航空祭の後は松島でさらに一泊というゆったり日程。

 首都高にはまりたくなかったので、6時には首都高を抜けられる時間に出発。無事渋滞にはまることもなく東北道へ。 まずは蓮田SAで朝ご飯を調達。順調に北上。途中安達太良SA、国見SAで小休止を入れ、午前中のうちに仙台南ICから無事長町方面へ。

 6年住み着いた古巣近辺を流しながら、仙台市街地に向かう。前泊用のホテルは国分町から徒歩一分。まずは車を提携駐車場に入れ、 荷物だけホテルに置かせてもらってお昼ご飯。「旨味太助」の方で定食。久しぶりに太助の牛タン食べたけど、やっぱり仙台のはおいしいや。 お昼には少し早い時間だったせいもあって、入るときは並んでなかったけど、出る頃には結構行列ができてた。いいタイミングでした。

 おなかもいっぱいになったところで一番町から駅前、片平までぶらぶらと。途中井ヶ田本店や玉澤総本店なんかを冷やかす。 片平ではガッコでお祭りをやっていたので顔を出す。仙台放送が噛んでいたり、出店がかなりたくさんあったり、なんだかいつも以上に賑やか。 結構人もいっぱい来ている様子。思わぬ出会いもあったりしたところで、 早起きの影響か電池が切れてきたのでホテルに戻って晩ご飯に向けて仮眠をとることとする。

 一時間ちょっと寝て、少し楽になっていざ、晩ご飯を物色しに行く。せっかく飲めるのだから、とよく行っていた「居酒屋 樽」 をのぞいたけれども、あいにくいっぱい。ここは移転してかなり狭くなってしまったのが残念。でも女将さんは元気そうだったので、 よかったなぁ。今度またこよう…。とはいえ、もくろみを外して、ご飯難民に。飢えている人もいるので、国分町に戻ってがんばって探す。 そこで見つけた「銀兵衛」に入る。ここが実は大当たりでした。新鮮な魚介類と地物の名産、そして地酒。奇をてらった創作料理ではなく、 まっすぐな和食だったこともあり、大満足。日高見飲んで、サンマの刺身食べて、定義山のあぶらげ食べて、んまー。 思わぬ満腹にほくほくになってホテルに歩いて一分。翌日早いこともあり、素直に就寝です。

 さて、本番は明日…。

2007年03月24日

【旅行】おつかれさまリフレッシュ・箱根二日目

 夕べさくっと寝てしまったので,朝は6時前にごそごそし出す。で,入っていなかった温泉の露天風呂に行く。朝早いこともあって, 人もいるかいないか。のんびりと白く濁った掛け流しの露天に浸かって目覚まし。

 朝ご飯は夕食と同じお食事どころで。結構なボリュームだけど,純和食でおいしく頂きました。朝からご飯もおかわりしてしまった…。 デザートはお湯の抜かれた足湯カフェで。がりがりと目の前で惹いてくれたコーヒーと一緒に。ゆったりな朝です。

 チェックアウトは12時なので,ご飯の後はしきっぱなしのお布団でしばしぐだぐだ。時間いっぱいまでのんびりして,さて出発。

 お空模様はすでに怪しい雰囲気だけど,とりあえず車は宿におかせてもらって強羅駅からケーブルカーで早雲山を経由して, ロープウェイで大涌谷へ。上まであがると風がびゅーびゅー。とてもじゃないけどのんびり見て回ろうって状況ではなく。 とりあえず黒卵だけ買う。で,いまはロープウェイの架け替え作業中らしく,桃源台までは代行のバスで。山を下って芦ノ湖畔へ。 ここですでに雨が降り出し。箱根園まで行こうと思って船乗り場に行ってみれば,ちょうど出たばかりで,次は30分後。これに乗って, 箱根園水族館のぞいて,同じルートで戻るつもりだったけど,山の上の雨と風の状況を見るに, いつロープウェイの運行が止まってもおかしくないとおもわれたので,泣く泣く何もせぬまま道を戻る。

 大涌谷までもどるとさっきよりも状況は悪化していた。とにかく急いだ方がよいと,そそくさとロープウェイに乗って,早雲山まで下る。 降りたところでロープウェイの運行中止のアナウンスが。間一髪でした。強羅まで戻ったところで15時過ぎ。お昼を食べてなかったので, お店を探したんだけど,どこもお昼の時間はもう終わりでなかなか見つからない。結局,駅の前の和菓子屋さんの店内でおにぎりとお汁粉を頂く。 そして宿に戻って車を受け取り帰路につく。

 帰りは小田原回って小田原厚木道路から東名道へ。いつもなら厚木で降りるのだけど,今日は川崎まで。 目的地は川崎インター近くのカレー屋さん。相方のお薦めのお店で晩ご飯。カラウマなご飯でした。その後は結局そのまま一般道でおうちまで。

 箱根園は残念だったけど,とりあえずのんびりゆっくりリフレッシュはできたのでよかったかな。 チェックアウトの時間がゆっくりなのはやっぱりありがたいモンです。さて,新年度があけたらまたがんばりましょ。

2007年03月23日

【旅行】おつかれさまリフレッシュ・箱根強羅

 年明けから三月頭まで怒濤の忙しさで,二月の土日出勤はすごい勢いでした。結構いろいろぐったりしてましたが, 年度末も押し迫ってとりあえずやらなきゃいけないことも終わり, 年休取得義務もあるのでここいらでお休みがっつり取って温泉でのんびりしよーかー, ということで近場ですが箱根まで温泉浸かりに行ってきました。

 朝はのんびり7時過ぎに出発。空飛びに行くのとおんなじ道をいつものペースで。中央道河口湖ICで降りて,ここからはいつもと逆, 山中湖方向へ。見事な快晴で車の中も暑いくらい。冬であれば氷が張るような山中湖も,もうそんな気配もなく, まだ早い時間なので人気も少なく。鯉のモニュメントを撫でてから一気に山を越える。

こいたろー

 山を越えて御殿場へ。ここにはでっかいアウトレットモール「御殿場プレミアムアウトレット」 があるわけで。ほぼ開店と同時に入れたのでのんびりとぐるり一周。とにかくここはひろー。そしてお店のラインナップも幅広くって, 体力が続けば一日いられるかも。ちょこちょこととお店を冷やかしつつ,一時間半ほどかけて全部を回って, おなかもすいたのでフードコートでお昼。自分は中華のお店でチャーハンとその他三品をプレートに乗っけたセット。相方はカレー。 ふつーにおいしかったですな。店内には鹿の頭が壁から生えてましたが,そいつらは時々陽気に歌い出すようです。 舞浜でそんな鹿の頭みたことあったやね…。そのあとは手綱を切らないと大変なので個別行動に。 合流したときにはそれなりに荷物が増えていました。

 御殿場から乙女峠を越えて,箱根へ。まだ少し時間が早かったので,途中「箱根ガラスの森」に立ち寄ってみる。 ここにはベネチアンガラスがいっぱいおいてあっていろいろきれいだったのだけど, どうも観光バスが立ち寄ったばかりだったみたいで人が多くて…。

 今回はとにかくゆっくりのんびりするのが目的だったので,15時にはもうお宿に到着。泊まったのはまだ出来て一年の 「強羅天翠」。強羅駅の目の前で, そんなに大きな建物ではなく。玄関を入ると高い天井に目の前にバーカウンター。 チェックインはそのカウンターでウェルカムドリンクをいただきながら。その足下は靴下脱いでお湯に浸かっていたりする。 この足湯カフェはここの売りの一つらしい。早速地ビール「桜」を頂く。あしもとぽかぽかなので結構アルコールのまわりも早く。

 お部屋は四階にある和室。十二畳ということでかなり広々ー。窓から見えるのは大涌谷。お部屋には空気清浄機に加湿器, 32Vの液晶テレビと立派な設備。部屋着用には温泉浴衣,パジャマ,はいいとしてバスローブにフロントでもらった作務衣&浴衣(相方用)。 この作務衣がかなり楽ちんでうれしかったり。うちでも着るように今度買おうかと…。

 ちょっとうとうとしたあとに,予約していた岩盤浴へ。これは初めての体験でした。 一時間弱程度でしたがサウナのようなぐったり感もなく,じんわり汗をかいてみたり。

 岩盤浴から出たあとはお楽しみの夕食。ご飯は一階のお食事処で。アルコールなんぞを入れながら,一皿一皿出てくる和食に舌鼓。 春だけに野菜や山菜がおいしいこと。ゆったりご飯を楽しめました。

 おなかもいっぱいで,アルコールで気分も良くなった状態で, お布団敷いてもらってあったお部屋でごろんとしながらフィギュアスケート見るはずがいつのまにやらうとうと。 それでもなんとか真央ちゃんの滑りを見たあとに同じ四階にある貸し切り露天風呂へ。ここは予約不要。鍵が開いていれば使えるので楽。 丸い石材の湯船で,少し温め。ここは別に温泉というわけではないけれども,ゆっくり浸かれるので結構中からぽかぽかに。 結局一時間くらいのんびりしてました。

 おふろから戻ったらそのままお布団でぬくぬくお休みでした。

2006年11月03日

【アイスランド旅行記】最終日・帰路

 朝の六時,まだちっとも日が昇るような時間ではない中,朝ご飯食べて荷物抱えて宿を出発。 チェックアウトの時に宿のキーホルダーをもらう。無理行って下の町まで運んでくれたり,ご飯おいしかったし,なんだかほんわかいい宿でした。

 バスで十五分くらいで再びのケフラヴィーク国際空港へ。 アイスランド発の国際線はほとんどが朝早い便らしくてチェックインカウンターはこの時間にもかかわらずすごい人。 しばし並んで無事チェックインも完了。出国審査はないので,そのまま手荷物検査だけ受けて中の免税店を物色。 ここで配布用のおみやげを最終調達。また,そこら中で手に入れたTAX FREEの戻し金を入手。結構な額になっていたりする。

 0800定時にケフラヴィーク発アイスランドエアFI204便。上空からアイスランドへの朝日を望み, 昨日浸かったブルーラグーンが日に照らされているのを楽しみつつ一路コペンハーゲンへ。機中はうとうとしていただけでしたな。

 1200(現地時間)にコペンハーゲンに着。再び1540発まで三時間以上のトランジット待ち。とはいえ,行きにもきたし, だいたい見て回ってしまったからすることもなく,一回りだけして時間つぶし用にデンマーク版数独を手に入れて,ベンチで格闘してました。

 帰りは再びA340。1540発スカンジナビア航空SK983便。さすがに成田行き。日本人がいっぱいです。 そして別ツアー客とも一緒になりましたが,こちらは60人超。いや,きっとアレがふつうなんだろうなぁ。 あちらの添乗員さんは大変そうでしたな。

 帰路はロシアの下っぷちからモンゴルを抜け新潟から福島茨城ときて成田まで。行きに比べてずいぶん早い感じでした。機中, CARSを見たり怪しい韓国映画見たりしてました。

 無事に定刻1040ちょっと前くらいに到着。入国審査も無言で過ぎ,トランクをピックアップして, お世話になった人たちにご挨拶をしつつそのまま解散。お疲れ様でしたー。

 日本に帰ってきての最初のご飯は酒々井のPAのラーメンお昼でした。

 それにしても変な国だったなぁ,アイスランド。でも街の雰囲気いいし,食べ物おいしいし,見て回るところも案外多いし, 物価は高いけど,うん,もういっぺん行ってみたいと思うところでした。今度は行くなら夏かなぁ。北アイスランドの方にも行ってみたい。 「機会があったら是非行ってみるといいよ」と話すことのできる幸せな旅行となりました。デメタシデメタシ。

2006年11月02日

【アイスランド旅行記】五日目・極北の温泉ブルーラグーン

 観光最終日・五日目の朝はあいにくの雨。まわりは溶岩ばかりのせいもあって,一段と寒々しい印象に。

 パンとジュースとコーヒーとサーモンとハムとサラミなアイスランド標準らしいいつもの朝食を食べた後, この日唯一の観光であるところのブルーラグーンへ。宿の車で運んでもらったけれども, ぐるーっと回って3分とかからない距離だから歩いていけないこともない。溶岩の壁の間の道を抜けてエントランスにはいると, 雰囲気はどこぞの美術館のよう。施設の概要を説明され,バスタオルと入場用のチップ入りバンドを受け取り,いざ中へ。

 事前にガイドのお姉様によくよく言われていたので,水着に着替えた後はシャワーを念入りに浴びる。 こちらの温泉は入る前に石けんで体中くまなく洗ってから入らないとマナー違反なのだそうだ。結構皆さん相互監視が厳しいらしく, ちゃんとしないとあとで大変なことになるらしい。何にしても十分に体を洗いながして,いざお風呂へ! 

 ってさむっ。

 外は雨。風も結構強め。そして屋根などかけらもない。そりゃ広大なコバルトブルーの露天風呂なのが売りなんだから当然か。 更衣室から湯船というかプールというか,そこまでが寒い寒い。とりあえずは転ばない程度に早足で,とにかくお湯に入る。 ここのお湯は隣にあるスヴァルトセンギ地熱発電所がくみ上げた地下熱水をそのまま廻りの溶岩平野に流したもの。なのになぜかなめると塩辛い。 基本海水なんですな。風が強いんで湯面が波立っていて,で寒いもんだからいっぱいいっぱいまで浸かっているから当然顔にあたるわけで, 塩辛いお湯が。最初は何でも映画だかの撮影があるんで奥に行くな,と止められていたので入り口近くでのんびり。 お湯の温度は場所によってまちまち。だいたい少し温めですかね。で,足下にはぬるぬるの泥。 ミネラルたっぷりで泥パックなんかにも使うらしいので,その残骸と思われますが, 足下から引き上げてくると泥以外にもいろいろと混ざったものがあがってきます。…やめときゃよかった。いや,まぁ見なくて良いものでした。

 撮影終了後は奥の方まで行ってよいとのお許しが出たので,広々プールをうろうろと。 天気が天気なので人が少ないこともあるかもしれないけど,確かに無駄に広い。 そして埋まった溶岩がごろごろしているので歩くときも油断できない。とはいえ,ただの温水プールみたいなもんで, 日本の温泉のように芯から暖かくなるような感じもなく,二時間くらい浸かっていても全然平気。

 本当は一日ここにいても良くて,実際それくらいいられるような施設のはずなんだけど,改修中でなかのレストランは使えず, あんまり長居ができる感じでもなかったので,寒いのを我慢してお昼前にはお湯を出る。お昼は入り口脇の売店のホットドッグですませて, おみやげを調達して宿に戻る。

 宿に戻ってはきたものの,まだお昼。外は雨だから寝ててもいいんだけど,それもなんだかなので,お宿の人に頼んで下の町, グリンダヴィークに運んでもらう。

 鱈漁の博物館があったのでそこでおろしてもらって,とりあえずそこをみる。 建物はやたら立派だけどはやってなさそうなありがちな鱈くさい地方博物館をぐるーっと一回り。 昔は鱈をさばいて道いっぱいに干していたらしい。さぞ町中同じにおいだったことだろう…。傘なんかは持ってこなかったので, 雨に打たれながら唯一のスーパーをのぞいて,その鱈の干物とその他おもしろそうなものをちょこちょこ購入する。 そのあとも寒い中ちょろちょろしたけど,何があるわけでもなく。時間を合わせて迎えに来てもらった宿の車に再び乗っかって宿に戻る。

 結局このあとはお昼寝を少しして,おいしい晩ご飯をいただいて,荷造りして再びおねむ。 明日は朝早くの飛行機でアイスランドからおさらばです。

2006年11月01日

【アイスランド旅行記】四日目・南アイスランド大移動

 夜から増え始めた雲がそのまま雨を降らせて,しとしとな朝。だけど,気温は雨の方が高かったりします。 この日は南海岸沿いの滝を中心に見て回ります。

 一路国道一号線を東にかっ飛ばす。ポール運転荒いよ…。まずは,細く高さのある「セリャランスフォス」。 晴れていれば滝の裏側に回れるらしいけど,今日はこんな天気だし。致し方なし。そしてやっぱりここも看板一枚。周りに人の気配なし。 そしてなぜか立派なトイレがあったり。きれいなだけでなく,なかが暖かかったみたいです。観光地の扱いがよくわからんですなぁ。

 セリャランスフォス

 そしてふたたび荒野を少し移動して,変な岩と 黒い砂浜が印象的な「ディルホゥラエイ」へ。 ここの岩穴はプレート上の石が表に出ていておもしろい。というか上から今にも降ってきそう, って下を見ると上から降ってきて割れた破片がたくさん。

黒い荒野 奥に見えるのが奇岩  プレート状の石

 さらに国道一号を東進し,南部アイスランドの真ん中あたり,ちっこいヴィークの村のドライブインでお昼ご飯。 個人ごとにハンバーガーを頼んでちまちま食べる。ハンバーガーだけど一人で700kr.くらい。換算すると…,いややめておこう。 おいしいんですけどね。ここで相方が買った,現地ガイドのお姉さんおすすめののど飴,帰国後に非常にお世話になりました。 なんとかして輸入できないものか…。

 再びセルフォス方面へ戻りながら,もう一個今度は幅の広い「スコゥガフォス」を見て,後ひたすらに西進。

スコウガフォス

 セルフォスを抜け,途中,温室を併設したドライブインで小休憩を入れ,グリンダヴィークまで一気に行く。 実に280kmくらいの道程を2時間くらいでかっ飛ばす。一番後ろに座っていたからメーターは見なかったけど, たぶん120km/hくらいで巡航していたんじゃなかろうか…。舗装などされていない,対向車が来てもすれ違うのが大変な道幅で, さらに霧が出ていて見通しのきかない中で。すごいぞ,ポール。助手席に座っていたら戦々恐々としていたことだろう。つか, 体が浮くくらいに跳ねたことが何度かあったしな…。

大涌谷? 暴走ドライバー・ポール

 途中,やっぱり看板一枚で,遊歩道はあるけど人はいない大涌谷みたいな地獄谷にも寄ってみる。 沸いてるお湯は熱湯だからさわるんだったら自己責任ですよ~,と現地ガイドなお姉様が行ってるそばから手をつけるポール。「hot?」 って聞いたら「ん~,warm?」だって。

 そして,鱈の漁で大きくなった漁村・グリンダヴィークを抜けて,本日の宿泊地ノーザンライツインへ到着。 こぢんまりとした家族経営の暖かいお宿。看板犬のでっかなマックスがお出迎え。すぐ脇にはおっきな地熱発電所。 そしてその奥には翌日に行く予定のブルーラグーンが。オーナーシェフの晩ご飯はかなりウマーでした。

 この日もちまちまと起きては外をのぞき,雲が晴れないのをしょんぼり確認してまた寝るというのを繰り返したり。 というわけで結局この日もオーロラは見えず。残念。

2006年10月31日

【アイスランド旅行記】三日目・ゴールデンサークル巡り

 三日目。この日も再びピーカンお天気。新聞には夕べのオーロラが結構立派だったのか,記事になって載ってたり。 晴れていれば見られる土地なのに,よほど大きなものだったみたい。この新聞はもらっておいてバスの座席に置いておいたのだけど, 気がついたらバスの運転手であるところのポールに捨てられていた。微妙にショック。

 今日はまた転々と観光名所を巡る旅。まずはシングベットリル国立公園へ。バスから風景を見ていて,微妙に既視感。 どうやら夕べオーロラを見に来たのはここだったご様子。

 ここには,大陸が生まれる場所が地上に現 れている「ギャウ」が見られる。右側にヨーロッパプレート, 左側に北米プレートなんていう,なんというか不思議な切り通しを抜け,岩肌に雷鳥を間近に見たり,足下の霜の形を楽しんだり。 そしてここでは,世界史上初めての民主議会が開かれた,とされる場所もあり,このためにここは世界「文化」遺産に指定されている。 ギャウはおまけで,議会が開かれた場所がメインらしい。ここを流れる小川の水が非常にきれいなのが印象的である。

ちきゅうのわれめ水がとにかくきれい空もきれい

 そして,英語で噴水,Gayserの語源となった間欠泉「ゲイシール」です。今はこのゲイシールは年金生活になってしまって, あんまり吹き上げることもないのですが,その隣の弟君「ストロックル」 が代わりに五分おきくらいに20~30m程度まで温泉を吹き上げています。そのもう一つ横には,お孫さん「リットリゲイシール (チビゲイシール)」がぷくぷくと吹き上げたそうにしています。この子もいずれ地下の状態が変わると吹き上げるようになるのかもしれません。 ここは実は個人の土地で,お昼はここのオーナーがやっているホテルのブッフェで。クリームスープとサーモンがやっぱりウマー。 ここにはイクラもありました。日本のそれより少し小粒だけど味はしっかり。

年金生活のご隠居  ストロックルの咆吼 ちびげいしーる

 次は,すごーく立派な滝「グットルフォス」へ。現地の言葉で「グットル」は黄金,「フォス」で滝,ということで「黄金の滝」です。 ここは,水力発電所を作るためにつぶされそうになったのを,恐ろしい近所のおばちゃんが一人でやめさせた逸話があるそうで, 滝の見通せる場所に滝をにらむようにしたおばちゃんの顔のプレートがあります。アイスランドの女の人は強くてこわ~いそうです。 ここには滝の間近まで行ける遊歩道があるのですが,滝で飛び散る水が地面を凍らせて危なかったので, 残念ながら近寄ることはできませんでした。別の観光客がへっぴり腰で歩いていっていましたが, 滑って転んだらそのまま滝壺に落ちそうなところまで行けてしまうのがアイスランドクオリティな訳で。

グットルフォス 怒れるおばちゃん

 このあと,名無しのごんべな結構立派な滝や,火口湖を見たりして寄り道をしながら,この日の宿泊地・セルフォスへ。 セルフォスのホテルはなんだか北欧デザインのおしゃれなホテル。まだ新しい感じのところでした。晩ご飯の時間まで少しあったので, 近くのスーパーを覗きに行ってみる。ラム肉がブロックでどかんと売っていたり,やたらと毒々しい赤をしたリンゴがあったり, スーパーをのぞくといろいろと妙なものが売っているので楽しいですな。

 午後2時の影

 晩ご飯は隣町にあるロブスターのレストランへ。ここでは,ひたすらに向こうで言うところの「Humar」 のからを剥き食べることに専念。車エビよりは一回りくらい大きな手長エビで,身は甘くとてもおいしかったです。ただ, 大皿に盛られたエビは大量で,同行者の皆様の年齢的にもかなり厳しく,若手への負担が大きかったです。おいしかったんだけど, 結局残してしまいました…。

 この日はあいにく夜は雲が多く,ご飯からの帰り道,ポールが(止まらず,スピードを落とすことなく) ヘッドライトを消したりして空を見せてくれたのだけど,それらしいものは見えず。夜中にまた起きて見ればよいかと思い,先に就寝。 何度か起きては外を気にしていたのだけど,結局雲晴れず,連夜のオーロラ鑑賞とはいきませんでした。ただ, 聞くところによると22時頃にオーロラがすこし見えたそうです。ち,作戦ミスか…。

2006年10月30日

【アイスランド旅行記・実況】大自然の驚異?

 事前の天気予報も何のその。偉いピーカンなのでNorthern Lightのツアーに参加。 レイキャビクからバスに乗っかって一時間弱の国立公園までオーロラを見に行ってきました。

 で,戦果は以下の通り!

 使用前 使用前?

使用後 使用後?

 都合一時間くらい見てましたが,刻一刻と状態が変化していって,目視で見ているとうすーい白い帯のようなものが見えました。 カメラで写すと上の通り。目で見て濃いようなものは写真にするとかなりくっきりと見えます。

 風もなく,雲もなく,残念ながら多少の月明かりはあったものの,満点の星空のもと,大自然の雄大なイベントを堪能できました。 最初は見れるだけでよかったのに,だんだんと要求は厳しくなり,みんなでわいわい言いながら楽しんでおりました。途中, 流れ星もいくつか見えました。

 さて,明日はゴールデンサークルだ。

【アイスランド旅行記】二日目(その2)・レイキャビク市内散策・NorthernLightツアー

 というわけで,二日目午後。昼食をたらふく頂いた後は自由行動。とはいえ,お店の多いところにいるのはこの日だけなので, おみやげを物色すべくレイキャビクの銀座通りへ。

銀座通り入口

 まずは名産品であるところのアイスランドウールのお店を何軒かのぞいてみる。 多いときで人口の二倍はいるというアイスランドの羊の毛は,二層構造になっていてすこぶる暖かいと評判。 北欧らしい幾何学模様の手編みのニットなんかはおみやげにも好評,らしいのだけどなにぶんお高い…。そして, ニットはやっぱり首元がちくちくするのが少し気になるわけで。いろいろと見ては見たものの,自分では買わず。

 そのまま坂道をあっちをのぞき,こっちを冷やかししながら上っていく。300kr.均一の雑貨屋さんや, 日本にもある某自然派コスメ用品屋を見つけたり。本屋では,アイスランド独特の13人のサンタクロースの絵本(英語版) とヴァイキングの神々紹介の本(これは日本語版があった)を買ってみた。しかし,本はかなりお高い。どんなに売れても (国民全部が買ったとしても)30万部しか出ないのでは,単価が高くなってしまうのは致し方ないことかもしれない。

 そのまま教会のところまで上ってきてしまったので,今度は違う路地を通って下ってみる。こっちには夜のお店があったりするけど, かといって裏通りという感じでもなく。健全な街ではある。

 相方が気になっているというので,銀座通りの入口近くにあったウールやさんにもう一度向かってみると, 店員の若いおねーちゃんがすごい勢いで手招きしていた。実は,最初にのぞいたときに, ちょっと変わったウールのカーディガンがあったのだけど,残念ながらサイズが大きくて泣く泣く断念していた。で, おねーちゃんも気になっていたらしく,小さなサイズを在庫から探し出してくれていたようなのだ。もうそれは得意気に「あったよ! 小さいサイズ」とばかりにみせてくれたのだ。ここまでされたらお買い上げしないわけにはいかないわけで。ここはおねーちゃんの勝利でした。 実際よいお買い物でした。

 そうこうしているうちに,早ばやと日も傾いてきたので市庁舎脇を抜け,チョルトニン湖をぐるーっと回っててくてくとホテルまで戻る。 途中,ガソリンスタンド併設の売店で水を買う。ガス入りがあるかと思ったけど,ぱっと見た感じでは見あたらなかったなぁ。

 ホテルに戻ると添乗員さんからの伝言がドアのところに。無事天気もよいのでオーロラツアーが催行されるとのこと。 2100出発らしいので,とりあえず一眠りすることに。

 仮眠後,重武装なみんなでホテルのロビーに集まり,現地ツアーのバスに拾われ,一路レイキャビク郊外へ。 大体30分くらい走ったところか。道の脇の雪の積もったちょっとした広場にいったんバスを止め外へ。人工のあかりなどない真っ暗なところで, バスを降りて北の空をみるとうっすら白いもやが。どうやらこれがオーロラのはしりらしい。15分ほどここで見ていたが, どうにも寒くさらに移動。15分ほどさらに走って国立公園の入口駐車場で再び鑑賞。半月の月明かりしかないようなところなので, 空は満点の星空。初めて肉眼で生の天の川を見たような気がする。そして,北の空にはオーロラ。 よく写真で見るようなカラフルなものではないけれども,白い光が刻一刻と形を変え,強さを変えているのは肉眼でもわかる。 写真に写してみると,それが鮮やかな緑色に見える。

オーロラ NorthernLightsともいう 極光ですな

 サービスのあったかほっとチョコレートとドーナツもどきを頂き,自然現象の不思議を堪能して帰路につく。

 本当に首都から1時間程度車で走った位なのに,外は真っ暗。そしてこの時期なら晴れてさえいれば,ふつうに見られるというオーロラ。 とはいえ,アイスランドはかなり天気の変わりやすい国なので,なかなかその晴れ間に恵まれないらしい。その点, 二日目にしてまともに見られたのは非常に幸運だった。最初は「みられれば満足」だったのが,「赤くならないかな…, いやいやもうちょっと大きく…」なんて欲深くなっていく皆様に苦笑でした…。

 結局2400過ぎにホテルに戻り,お風呂で暖まって就寝。さて,翌日はレイキャビク近郊の観光地巡り, 題してゴールデンサークルです。

【アイスランド旅行記】二日目(その1)・レイキャビク市内観光

 0800頃,のんびり起床。ですが,そとはまだうっすら明るい程度。さすが高緯度地域。朝の日の出が遅いです。

 ホテル一階のレストランでビュッフェスタイルの朝食。パンとハムとヨーグルトなご飯。サーモンも忘れず。ふつーにおいしいですな。 その後,ホテル内にある銀行にて,当面使いそうな現金を両替する。1kr.=1.7yenくらい。単位はアイスランドクローナ。 レートは同じくらいでも物価が二倍なので,かなり大変だったりする。

 1000:全員集合の後,バスに揺られて市内観光。天気はピーカン。風もなく,絶好の観光日和。ガイドは現地在住の日本人さん。 アイスランドに流れ着いて8年経った現地語ぺらぺらのお姉様です。

 最初は遠いところから,ということで結構郊外のなぜか何もない荒野に建っている大統領官邸へ。脇に教会があって, 人っ子一人いないのに鍵は開いているという。大統領官邸前にも人はいない。そして大統領もいない。だけど, さすがに近寄ると警官が飛んでくるらしい。

のっぱらに建つ大統領官邸

 次に市街地の丘にそびえる怪しいUFO,温泉供給施設ペルトランへ。ここは, 郊外の地熱発電所からパイプラインを通って運ばれてくる温水を市内に送るための一時貯蔵施設。そのためのタンクが四つと, その上に展望台をつけて,高級レストランまでつけちゃいました,な施設。昔は赤茶けたでっかいドラム缶があるだけだったのを, あまりに見栄えが悪いのですこしお化粧したらUFOになってしまった,とそういう次第。

 港の方まで回り,冷戦終結の第一歩である歴史的な会談が行われたという迎賓館・ハウジハウスへ。 ここはいろんな人の手を渡りあるいた建物で,いろいろと曰く付きらしい。なんでも, 浮気がばれた若奥様が浮気相手をそそのかして旦那を殺させたことで水死刑を受けたのを逆恨みして, その決定を下したお偉い人がすんでいたこの家に憑いてしまったと。そのあと某国の領事が買ったけれども幽霊憑きは耐えられず, 結局国の迎賓館に落ち着いたらしい。つか,怪談憑きの家を迎賓館にすな(笑) 今を持ってまだ憑いているかは謎のまま。

幽霊憑きのハーフジーハウス

 そして,街のどこからでも見える高い建物・ハトルグリムスキルキャ教会。ここには立派なパイプオルガンがあり, 国教であるところのルーテル教の教会なので,偶像はなく,華美な装飾もなく,石のまんまの白いなんだか荘厳な礼拝堂です。で, エレベータで時計塔に上るとレイキャビクの市内が一望でき,なんだかちんまりしたカラフルな街並みを堪能する。 このときちょうどお昼の12時。そして,教会の塔と言えば鐘。そりゃ鳴りますよね,12回。ちょうど真下にいたのでかなりびっくり。 そしてご丁寧にメロディーまで奏で始めて,耳がびんびんでした。  

礼拝堂のパイプオルガン時計塔から中心地を一望レイヴル・エイリークスソンと教会

 教会の前には立派な銅像。この人,レイブル・エイリークスソン(Leifur Eiríksson)言う人で, アメリカ大陸発見したすごい人。コロンブスじゃないんですよ~,アメリカ見つけた人。その証拠が見つかったんで, アメリカからこの銅像が贈られたそうです。

 ここからは歩きで市内散策。旧市街をお散歩してレイキャビクの「銀座」脇を通り,「有楽町」を抜け, これまたちんまい国会議事堂を眺め,鳥でにぎわう池(ちゃんとチョルトニン湖という名前があるけど,なんか上野の池みたいで…) の脇の市庁舎まで。全体的に高い建物もなく,適度に古く,なんだかのんびりとした雰囲気の町並みで,好印象。お昼ご飯は,「有楽町」 まで戻ったレストランでラムのステーキ。このラム,柔らかくて全然臭みもなく,ウマーでした。

国会議事堂 上野の池

 午前中はここまで。この後はフリータイムで解散。我々はおみやげを物色にレイキャビク銀座をうろつくのである。 つづく...

2006年10月29日

【アイスランド旅行記・実況】海外逃亡中…

 現在地:デンマーク・コペンハーゲン国際空港

 

 というわけで,しばらく海外逃亡します。これからトランジットです。時間的には18:00なんですが,もう夜更けな感じです。

 ネットワーク環境が結構しっかり確保されているので,お金はかかるけど何とかなってます…。

【アイスランド旅行記】一日目・移動日

 海外逃亡一日目。交通の便の悪さと,帰りは荷物が増えるであろうことを考えて,成田空港近くまで蒼インプ君で出発。 外はあいにくの雨。事前に調べた目的地の天候も雨。先行き不安な出足である。

 成田空港近くの民間パーキングに駐車。第一ターミナルまで送ってもらうも,早く着きすぎ。 集合時間であるところの1030までは2時間近くあったりする。適当なコインロッカーにおっきな荷物を預けてしまい, 空港ターミナルビル内をうろうろ。ついでに朝マックでご飯。

 1000を過ぎたので荷物を回収して旅行代理店のカウンターに向かう。 添乗員さんから行きの飛行機の搭乗券をもらってまずはチェックイン。荷物を預けてから今回の旅行日程の再度説明を受ける。そのまま, 個人で手荷物検査,出国審査を終わらせて,時間までに搭乗口に行ってくださいと言われる。みんなでぞろぞろ移動するんじゃないんですね…。

 さくさくと手荷物検査と出国審査をすませ,ゲートへ。トランジット先のデンマーク・コペンハーゲンまではスカンジナビア航空で。 1230(JST),SI984 A340-300にて出発

行きのSI984便

 定刻通りに成田を発ち,日本を縦に北上,札幌を抜けて樺太,モンゴル, シベリアから北極海沿岸を回ってバルト海からコペンハーゲンまで。コペンハーゲン着は現地DSTで1650(JST-8) ということで13時間近くのフライトとなった。とはいえ,途中気流の乱れもなく,のんびりフライトでした。

北海道

 コペンハーゲン国際空港に降り立ち,ゲートを出たところで,初めて今回の旅行の同行者の方々が一堂に集まった。若いのは我々だけで, 他はおばちゃんコンビや単独,年季の入った夫婦。添乗員さんを入れても全部で8人。ちんまりとしたツアーである。 次のフライトまで四時間近くあるということで,空港内をうろうろする。とはいえ,これから観光しに行くのに荷物を増やすわけにも行かず, 冷やかすだけ。びっくりしたのは,空港のそこここに「wireless internet access area」 の看板が立っていること。その近くで電波を探すと確かに引っかかり,ブラウザを開くとクレジットカード情報の入力を求められ, これを入れれば従量制でネットが使える。ふつうに日本のサイトにアクセスして更新したりもしてみたり。自前端末だけでなく, ネット用のキオスク端末まで結構な数が用意されていた。ネット環境は日本よりずっと進んでいるみたい。

 2000頃に再び集合し,次の飛行機のゲートに移動。2050(DST),アイスランド航空IS214 B757-200でアイスランド・ケフラビーク国際空港に向け,定時にて出発。途中,多少の揺れもあったが, そんなことが気にならないくらいの睡魔に負けて三時間のフライト中は爆睡。

 現地時刻2250(GMT±0)に無事,アイスランド・ケフラビーク国際空港に到着。ボーディングブリッジに出ると, ほのかに空気に硫黄臭。さすが地熱の国。気分は温泉地です。寒さもさほどではなく,風さえなければ冬の仙台くらいか。 東京から一緒にやってきたスーツケースを無事にピックアップして,とにかくバスに乗っかって首都レイキャビクを目指す。 何もない真っ暗なまっすぐな道を結構な速度でひた走り三十分,無事最初の宿泊地,Radison SAS SAGA hotelに到着。 この時点でようやっと日が変わった。何はともあれ部屋に落ち着き,日本に電話を入れ,沈むように睡眠。日本時間で言えば月曜日の朝の九時。 二十時間以上の移動だったわけだ。やれやれ…。

 

 さて,明日はレイキャビク市内の観光です。

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