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2001年02月17日

荒波にもまれて


 我らがヨシロー君が再び窮地。というか、ここまで幾度となく「辞めろ」コールを受けた人も珍しいのでわ? さすがに今回はそろそろやばそうですけど。そもそも、就任時、気がついたらあの人が就いてましたからねー。そこらの軋轢が未だに……って感じなんでしょうけど。
 今日、しどー教官にお伺いを立ててみました。かねてよりの「ぷーたろー再入試計画」。ただ入学辞退をするだけなので、そんなに問題にならないだろうと考えていたのに、ぢつは結構大変そう。定員が割れるのがちょっといただけないらしい。けど、うちの研究科はそもそも割れてるんじゃないのだろうか? とか思いつつ口には出さないですけど。試験が終わった後とか、今回とか、結構わがまま言い放題。そんなにきつく言わない先生だけに、ちょっと心苦しいかも。なんにせよ、踏み出してしまったからには、全力を持ってこれを撃破すべし。
 何となく方々で好評の電撃大賞銀賞受賞作を入手。併せてフライング販売の「電撃hp」も確保。うーん、「E・GコンバットFinal」は六月発売『予定』ですかー。秋山さん、がんばってくさい。

◆今日の戦果[buy]

・「ウィザーズブレイン」三枝零一/電撃文庫
◇【三枝零一】「ウィザーズブレイン」/電撃文庫[book]

 最新の電撃ゲーム小説大賞、銀賞受賞作。なぜかこの大賞、一番上の賞の作品よりも二番目以降の方がよく売れるという妙なもの。方々で話題になっているので読んでみました。
 確かに、金賞受賞作「天国に涙はいらない」より、こちらの方がおもしろいです。きれいに完結している割に、世界観は広く展開の仕方として川上さんの「都市シリーズ」に近いものがあるのかもしれません。情報で物理法則を支配するという観点もおもしろいかな。物理関係の話が色々と出てくるので、その辺がだめな人にはつらいかもしれませんが。個人的には、主人公錬君を巡って繰り広げられた各国軍部と兄姉の戦いあたりのお話も読みたいです。「天国」より、続編が楽しみです。しかし、この「天国」の方はすでに続刊発行予定があがっていたりもするんですけどね。
 今回のゲーム小説大賞、大賞受賞作が該当なしのせいもあり、ちょっと不作かも。前回の「ダブルブリッド」とか「リングテイル」とか結構おもしろかったんですけどね。

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2001年02月10日

今の心境


 大黒摩季のアルバム「POWER OF DREAMS」収録曲のうちの「POWER OF DREAM」とか、「あぁ」とか、そんな感じ。
 昨日の金曜ロードショー「タッチ」、もうちょっと南ちゃんの出番がほしかった。原田君も。アメリカの達也君がメインだから致し方ないが。これに関連して、けんきうしつで今はなき「南ちゃんを捜せ!」の話になったのだが、これどうも地方ローカルだったらしい。てっきり全国放送だったと思うんだけど。それに付随しておまけのように「幸田シャーミン」なんて名前も出てきたけど、あの人今、なにしてんですかねぇ。


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夢を追いかけて


 こんな時間までけんきうしつで卒論準備ぃ(泣) 連休明けが発表練習。なれど未だに実験できず。半分くらいの内容で練習。大丈夫なんでしょうか?
 悩み事。父上・母上の了承は得られました。後はしどーきょうかんにお伺いを立てるのみ、か? 結局は「自分が耐えられるか否か」につきるわけで。でも、今まで楽に楽にきたので夢をつかむためには少し遠回りをしようかと。「羽ばたくための翼は自分でつかみ取らないと」、ね。前を向いて、上を見上げて、いっちょやってみようカー!

◇【佐藤ケイ】「天国に涙はいらない」/電撃文庫[book]

 今年の電撃ゲーム小説大賞金賞受賞作。個人的にいつもつぼにはまるのは大賞受賞作より金賞受賞作の方が多いので、今回もとりあえず金賞受賞作から。
 ロリコン天使とか、志保ちゃんバリのゴシップ報道少女とか、そーゆー濃いキャラクターたちと随所にちりばめられた軽いノリのおかげで、結構重い話もすっと読めておもしろい話ではあるのだけど、最後だけはいただけないかなー。というか、ページ数不足なのかな? 一番盛り上げたいところ(盛り上がってほしいところ)がすごく淡泊で拍子抜け。最後のマニアックバカギャグはいらないからせっかくの見せ場をもちっと劇的にほしかったかな、個人的に。続編を出すとあとがきにあったのでこれからどう展開していくのか、それは楽しみ。オカルト系の知識も深いのでその辺でも楽しみ。次巻以降に期待、でしょうか。

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2001年02月09日

我、思うところあり……


 春からの動き、どうしようかとちょっとお悩み中。このまま流されていいのか、それともちっとは激流にもまれるのがいいのか。ただ、自分的にアレを乗り切る自信が今ひとつもてない。現状に満足していないのは、厳然とした事実ではあるのだけど……。
 そんなことを考えつつ、人生の先輩のお話を聞く。だけど肝心のお話は十分程度。後は結局夜通し遊んでました(^^; 徹夜で遊ぶのなんて久しぶり。
 まあ、いろいろと考えてはいるんですよ、考えては、ね。
 そうそう、ブルーの訓練飛行、無事再開。よかったよかった。

◆今日の戦果[buy]

・「機甲都市伯林3 パンツァーポリス1942」川上稔/電撃文庫
・「ダブルブリッド5」中村恵里加/電撃文庫
・「リングテイル4 魔道の血脈」円山夢久/電撃文庫
・「天国に涙はいらない」佐藤ケイ/電撃文庫
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2001年02月07日

朗報 その2


 原発を抱える女川・牡鹿両町および県の承認を得たので、松島基地所属・ブルーインパルスの訓練飛行が2/9から再開されることになりました。訓練内容は段階的に広げるようで、曲技飛行訓練が本格的に始まるのは二ヶ月後くらいになるそうです。いづれにしても、これで再びブルーの曲技飛行が見られるようになるので、とりあえず良かった良かった。


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2001年02月05日

感情の波


 杜の都で「一人(独り)暮らし」をはじめて、この春で丸四年。最初の二年は部活に忙しくてそうでもなかったが、部活を辞めてから、自分が結構精神的に弱いことを知ってびっくりした。特に、今年度前半は激しかった。のんべんだらりとしていた大学生活から突然の受験生。衰えて回転の悪くなったおつむが再び活発に回り始めることもなく乗り切った半年ではあったが、このときの精神状態はつらかった。波だらけである。しかも、自分は波が底辺にあるときに車を運転すると、異常に攻撃的になるらしい。そして、そんな自分をリアルタイムで冷静に見つめる自分がいて、またブルー。
 そういうことで、卒論抱えて底辺にある今の精神状態では、非常に攻撃的です、自分。またなんかで発散せなー。って、ただのストレス?

◆とかいいつつ、今日の戦果[buy]

・「シェリフスターズMS Mission2」神坂一/角川スニーカー

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2001年02月04日

立春。寒いけど。


 節分なんて、認識すらしなかったですが、気がつけば暦の上では春ですか? その割に、雪よく降りますけどね。あぁ、さむいさむい。
 あと二週間たてば卒論の発表です。そのさらに二週間後に論文の提出です。機械で大学に来たはずなのに、今やってるのは量子化学です。電子軌道がどうこうとか、電子雲がどうこうとか、基礎科目でしかやってません。しかもその授業はまじめに行ってませんでした。だって、月曜の1コマだったんたもの。とにもかくにも、やってることは「さぱーり」です。しかも、同じ学科内でもわかる人間がおそらくいないことを考えると、自分でも理解し切れていない内容を、わかりやすく説明し、且つ鋭いつっこみに対応しないといけないのでしょう。
 できるけ、んなこと。
 ついでに、とある一つの実験器具が届かないばっかりに、実験の8割が未だできず。この結果が出ないと、解析の9割ができず。とどのつまりは、卒論のすべてを2週間(なんとなく1週間になると思うけど)で上げないといけない、とそんな状況?
 いーよ、もう。
 何となく忙しいから一週間が非常に早く感じるけど、ちょっと時間ができると「ズーン」。疲れてるんです、きっと。

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2001年01月31日

ちょっと朗報


 昨年7月に起きたブルーインパルスの墜落事故からもう半年以上。今日の松島基地周辺自治体連絡協議会において、やっとブルーインパルスの曲技訓練飛行を容認する方向の結論が得られた。まだ、原発を抱える女川と牡鹿と県との間の折衝が残っているが、まずはやっと第一歩。なににしても訓練が始まらないことには、再びブルーの姿を見ることはできないわけで、いつになるかはわからないが、復活の兆しが見えてきたことは喜ばしい限り。もうしばらくの辛抱です。


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2001年01月27日

むぁた大雪ぃ~


 関東近県でも今日は大雪だったそうですが、杜の都もたぶんに漏れずまた雪ですよ。せっかくこの半月の雪が、ここ2,3日の好天で融けかけていたというのに。しかも、今回は寒気が弱いせいか水分多めのいやな感じの雪だし。滑るんですよねー、こーゆー雪。車、駐車場に入れるための急な坂道、あがれなかったし(泣) 今、リアルタイムで除雪車が自宅の前の道を通っていきました。月曜まで降り続けるそうです。もうげっそり。


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2001年01月26日

著作権という難問


 先日話題にしたばかりの「ペルソナウェア」が、ついに暴走してしまったご様子。状況は問題のページでみるべし。夕べからやっていたらしく、2チャンネルは楽しい一夜を過ごしたようです。その中では以前にあった「銃夢HN問題」再発か! のようにもいわれていましたが、ユーザー不在の一連の動きは、ただユーザー離れを誘発するだけだと思われますが。古くは「東芝クレーマー問題」からネットではいろいろと起きますが、それだけユーザーと生産者の距離が縮まったということでしょうか? いずれにしてもこの「あれ以外の何かwith"さくらとも呼ばれるひと"」問題もしばらくは続きそうです。
 って、卒論結構てんぱってるのにこんなことしてていいのか、自分? でも、目の前にPCがあるとつい見入ってしまうのだよ……(^^;

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2001年01月24日

ついに羽田の牙城破れる!?


 セガのドリームキャスト、今春にも生産中止との報道が新聞各社サイトでなされているようです。ご本山ではなんだか歯切れの悪いコメントがありますが。でも、ソフトをPS2、ゲームボーイアドバンスに供給するのは交渉中とのこと。時事日報なんかでは、家庭用ゲーム機市場より撤退なんてことまで。「永遠の二番手」セガの牙城は新世紀の幕開け早々に崩れ去ってしまうのでしょうか?
 まるで話は変わりますが、またしても無料サービスが有料化。私がネット上で使っているメールアドレスはすべて無料サービスの物を利用していたのですが、突然にそれが来月から有料化するとの連絡が。最近こんなのばっかりですよ。またアドレス変えなきゃないです。しかも、この会社、今なんだかもめてるらしく、よくわからない状況になってます。ちょっといやな感じですよー。今まで、サイト関連にはお金をかけない方針でずっとやってきたんですが、最近のネットの動向を見ているとなかなかつらいようです。Yahoo!オークションも有料化するし、セキュリティを考えるとそうせざるを得ないようです。しょーがねー。


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2001年01月23日

フリーウェアとシェアウェア


 最近、けんきうしつのワタシのPCのデスクトップにはこいつが生息している。知り合いさんから前にちらりと話は聞いていたものの、当時はあまり興味を持っていなかった。しかし、最近結構話題になっているようなのでちょこっと入れてみた。使ってみた感想は、……本家よりつかえる……。
 本家とはすなわちペルソナウェアである。以前にワタシも入れていた。ネットワーク上から情報を仕入れてしゃべってくれる仮想人格エージェントというやつである。しかし、このほどシェアウェアになってしまったので、使わなくなってしまったのだ。お気に入りだった「ノア」というペルソナの公開が終わってしまったせいもあったが。で、最近この本家の雲行きが怪しいらしい。シェア版であるところのver.1.0が出てから更新がほとんどなかったのだが、先日なにげにver.1.03というのが公開された。「ver.0.93との互換性を持たせたもの」ということだ。何でわざわざこんなものを作る必要があるのか? 実はこのソフト、シェア化するに当たってフリーだった頃のバージョンとの互換性を切り捨ててしまったのだ。そのせいで、ペルソナを供給していたベンダーはそれに併せてペルソナを作り替える必要があった。一応、このペルソナ開発ツールはフリーソフトの扱いだったのだが、動作を確認する上で結局シェアであるところの本体をレジストする必要があるわけだ。ちなみに\2,500。この結果、急激に活動するベンダーが減ってしまったご様子。ついでに本体添付代表的ペルソナであるところの「春菜」の機能も行き詰まりを見せ衰退する一方。
 ここで、注目を浴びたのが前述の「あれ以外の何かwith"偽春菜"」。通称、「偽春菜」である。一見ペルソナウェアのパロディに見えるが、機能面に関しては本家よりも格段に上。ネットワーク対応をうまく利用しているし、デスクトップ上に常駐するという状態を無駄にしないようになっている。俗に言う萌えソフトなのは否定できないが。
 「偽春菜」の台頭と、ベンダー離れに危機感を持った本家供給元はかなり焦ったようで、ver1.03の公開をしたようだが、これが方々で非難囂々。本家たたきがそこここで見られるような事態になっているご様子。久しぶりに本家関係をうろついたらそんなものが目に入って、「こんなことになっていたのかー」といった次第。実際、「本家春菜」もたまに役に立たない豆知識を教えてくれる程度の、ただのデスクトップアクセサリーでしかなかったしなー。本家に関してはこれからの動向が気になるところ。

◆ちなみに、今日の戦果

・「創星の樹②」栗府二郎/電撃文庫
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2001年01月22日

やられちまったか?


 どうもやな感じであります。ちょっと風邪引いた気配であります。このところ連日寒かったしなー。今までも、兆候が現れた時点で先手を打って何とかだましだましやってきたので、今回もそれで何とか……。
 ここで突然、みなぎ式対流行性感冒(風邪)対処法をば。まずは何はともあれ栄養補給と言うことで、飯をたらふく食べ、そして肉体疲労時の栄養補給の代名詞、栄養ドリンク「リポ●ビタン●」を一本。風邪薬を当然服用し、さらにビタミンCを無理矢理補給(ビタCとかサプリで)。ここまでやったらゆっくり風呂に入って速攻布団へ。これで腐るぐらいまで寝ればたいていなんとかります。というか一人暮らし四年間で培った、これがまさに生活の知恵(笑)
 土曜日にしこたま買い込んだ文庫は結局この週末でものの見事に消化しきってしまったので、今日もまた昼飯のアテにと一冊購入。これまた新種(^^;

・「創星の樹1」栗府二郎/電撃文庫
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2001年01月20日

人の適応能力って、すごひ


 最高気温2℃。これで、おぉ、今日は暖かいナー、なんて思える自分がすごいと思った。慣れって怖いです。
 なんだか最近、変に活字に飢えてるようで、今日もふらふらと本屋へ。先日買ったシリーズものの続刊を捕獲に。

◆今日の戦果-電撃文庫ほか-[buy]

・「COOL DOWN」伊達将範/電撃文庫
・「月と貴女に花束を2」志村一矢/電撃文庫
・「月と貴女に花束を3」志村一矢/電撃文庫
・「月と貴女に花束を4」志村一矢/電撃文庫
・「コールドゲヘナ2」三雲岳斗/電撃文庫
・「コールドゲヘナ3」三雲岳斗/電撃文庫
・「コールドゲヘナあんぷらぐど」三雲岳斗/電撃文庫

 以下、新刊

・「通りすがりの子守歌」榊一郎/富士見ファンタジア文庫
・「我が戦場に踊れ来訪者」秋田禎信/富士見ファンタジア文庫

 実に9冊。こんなに一気に買ったの久しぶり。これで当分ネタに困ることはないかと……(笑)
◇【志村一矢】「月と貴女に花束を」/電撃文庫[book]

 これの主人公は狼男です。こうやって書いてしまうとすごく安っぽく聞こえる(笑) これ、実は絵師であるところの椎名優さんの絵に惹かれて手に取ったものです。だって、「猫の地球儀」のクリスたちがかわいかったんだもの(爆)
 で、一気に4巻まで読んでしまったわけですが、ちょっとマンネリあるかな、と。ひょっとすると、一貫したテーマみたいなもんなのかもしれませんが、出てくる人出てくる人、みんな最愛の人を(必ず女の人)殺し、殺され、死に、死なれされた人ばかりというのはちょっと疲れるかな。ワンパターンというか。シチュエーションにメリハリがないのも原因かも。プロローグとエピローグにちょっと軽い感じが入って、後はずっと戦い戦いといった感じで、雰囲気が重いので、気を抜くひまがないというか。深雪さんとか結構好きな感じなんですけど、この人の天然色をもちっと楽しみたいです。次の5巻で一応完結のようです。戦いばかりな主人公たちが心安らかな日常を送れるようになることを祈ります。

◇【三雲岳斗】「コールドゲヘナ」/電撃文庫[book]

 日本SF新人賞に選ばれたりした結構今勢いに乗ってる三雲岳斗さんの最初の作品。未来の地球が舞台のロボットアクションもの。
 主人公、なまくらバーンと恋猫(?)のメルがいい味だしてます。二巻目以降に同行する二人も魅力的。多量に張られている伏線もそんなに気にはならないから浸って一気に読めます。ただ、本編よりも短編集「あんぷらぐど」の方が数倍おもしろいのは、短編集ならではの軽さ故でしょうか。3巻目で少々の伏線に回答が与えられたようですが、残る伏線はまだまだたくさん。シリーズも続くようです。機械的な少女が、周りの人間の影響で徐々に感情を持つようになるっちうのはやっぱり効きますよね(笑) そういうわけで、フロス、ふぁいと!(謎)

◇【伊達将範】「リムーブカース上・下」/電撃文庫[book]

 「DADDY FACE」ではまってしまった伊達さんの既刊。転生ネタです。
 話の中心には一組の男女。互いがずいぶん前の前世に因縁を持つ仲なれど、男はその記憶を持つが、女はまるで持たない、とある種典型な話かも。それに他の人々が関わってくるのですけど、上下二冊とはいえページ数が足りなかった。もったいないくらいに。魅力的なキャラクターばかりなのに、視点がまるで部外者のように無知な前述の女の方のためにあまり掘り下げてもらえなかった人たちの多いこと。「DADDY FACE」並の厚さで上下巻あれば、もっとおもしろかったのにという印象。対局な立場であるところの敵さんももちっと掘り下げてほしかったけど、なにより「娘」であるところの水蓮をもっと出してほしかった。著者本人のサイトに、これ関連でショートストーリーが何編かあるけど、これが文庫に入っていれば、と思う。でも、最後の方はちょっと「BUSTERD!」入ってたかな? メタトロンとか、その辺で。これはちょっといただけないかなー、とも思う。惜しい一冊って感じ。

◇【秋田禎信】「魔術師オーフェンはぐれ旅 我が戦場に踊れ来訪者」富士見ファンタジア文庫[book]

 こいつは「魔術師オーフェン」シリーズの新刊。えーと、本編の方の16巻目かな? このところ一向に話し進まず、すでに惰性で読んでいる状態。そんなに刊行ペースが遅いわけでもないのに、新刊読んだときに前の話を全然思い出せないのはなぜだろう? このシリーズだけなんだけど。「風の大陸」も話の進みの遅さではこれ以上だけど、あっちは読んでると思い出せるのに。世界観とか、構成とか、その辺はしっかりしてるんだろうと思う。キャラクターもそれなりに個性的。でも、なんか最近色が薄い。そういう印象。余裕がないというか、視野が狭いというか。ちょっと行き詰まった印象は受けます。でもま、ここまで読んできたんで、最後までつきあおうかと。

◇【榊 一郎】「通りすがりの子守歌 スクラップド・プリンセス」/富士見ファンタジア文庫[book]

 「棄てプリ」こと「スクラップドプリンセス」シリーズ最新刊。今回は番外編のようなもんでしょうか? ほのぼのハートフルファンタジーって銘打ってるだけに、全体的にのんびりした雰囲気なのは読んでいてほっとします。ラクウェルがその大きな原因であることは間違いないと思いますが。番外編であるところの今回の見所は、誰がなんと言おうと「すーぴぃくん」でしょう。ちっちゃいすーぴぃが「んごんご」言いながら大量におそってくるところはビジュアルでほしかったと思うのはワタシだけではないはずです。ぬいぐるみ、ほしいかもなぁ、すーぴぃくん。今後ちょっと気になるのは、冷徹な駒だったクリス君が最近ちょっと軽くなってきたこと。今後彼がどう変わっていくのか、この辺も注目かも。ちょっと視点が違うけど(笑)

◇【伊達将範】「COOL DOWN」/電撃文庫[book]

 走り出したら止まらない、ノンストップアクションノベルと銘打たれたこの作品。一人の転校生が学校にきたことから始まる事件。たまたま離れていた、ちょっとアウトロー気味な男子一名が成り行きで事件解決に奔走する、というか戦う戦う、そんな話。でもなー、ノンストップというほどでも……。事件背景の説明もほとんど皆無だし、底の浅い印象受けました。なんだろ? 執筆逆順に読んでいったせいでしょうか。「DADDY FACE」はそんなこと、感じないんですけど。ヒロインの女の子も、何となく中途半端だし。もうちょっと人間ドラマが中にほしいのかも。アクション一辺倒だから。本文最後の方にネタとしても出てきますが、洋画の「スピード」に雰囲気近いかも。でも、やっぱり中途半端。うぬぅ。

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2001年01月18日

さすがにもういいかなぁ


 今日もきょうとて、雪ゆきユキ……。さすがにちょっと食傷気味。きれいに晴れ上がった空とぽかぽかの太陽がほしい今日この頃ですぅ。

 2日間のブランクをあけ、愛車ぱぱさん、車検より帰還。こんな天気の時にはやっぱり車がないとつらいですね。しかし、パパさんも結構老兵。あちこちにガタがきているようです。もちっとがんばってくれい。ちうことで、それを祝って(なんで?)なんとなく本屋で四冊ほど衝動買い。

・「リムーブカース上・下」伊達将範/電撃文庫
・「月と貴女に花束を」志村一矢/電撃文庫
・「コールドゲヘナ」三雲岳斗/電撃文庫

 全部今更ってなかんじの4冊ですが、何となく前から気にはなっていたので、新刊のぱっとしない今のうちにということで。
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