今朝の某民放の討論番組で、またやってましたわ、上記論争。監督さんと例の衆議院議員が出て。ワタシは原作も映画も(ってまだ公開していないのか?こっちは)みてないので、作品そのものに対してはなにもいえないけど、あの議員さんはダメ、ですな。頭かたくって。きっと、「あ、暴力いっぱい。人殺しもいっぱい。やってるのは今話題の中学生。これはいけない。悪影響。犯罪ふえるー」と、まぁきっとこんな流れで考えたのでしょう。「残虐な物は悪」という考えだけで反対しているご様子。
インターネット普及に伴って、アダルトサイトやアンダーグラウンドサイトの扱いが問題になっていますよね。「子供に悪影響を及ぼすから規制しよう」って。でも、今までのような出版物と違って、その発信元が無数に存在するという点から、規制しきるのはほとんど不可能に近いでしょう。「自己の責任で、情報を得、発信することができる」のがネットの大きな特徴だし、それを現状の時代遅れな法律で規制するのはほとんど無理でしょう。その領域は無限に広がり得るのだから。締め出しができないのなら、受信側で何とかしようとか、思わないんでしょうか?(ここでいう受信側っちうのは、受け取る人間のことね)
「青少年の凶悪犯罪」の増加原因の一つに「残虐なゲーム・映像」がよくあげられますが、その程度の影響で犯罪起こすわきゃないじゃないですか。そんなもん、ただのきっかけ。ちょっとした「トリガー」ですって。そこに至りうる状況があって、犯罪が起こるんで、直接の原因とするのはあまりに短絡。もっと根深いところにその原因があることに早く気づいてほしいものです>お国の偉い方々。
あふれかえる情報の取捨選択。そしてそれの捉え方。そんな物は人それぞれ。一部の人間が「悪」とした情報を排除してばかりでは、結局その「悪」は世間(青少年?)には認知されないでしょう。実感がわかないから。精神に「抗体」ができないから。昨今の無菌ブームと一緒ですな。「雑菌」を周りから排除した「温室」で育った子供は「菌」に非常に弱くなるでしょう。やっぱり「抗体」ができないから。
物の善悪や、理性なんて物を理解させたかったら、「善」も「悪」も教えた上で説明しなければわかるわけはないですよね、誰だって。「有害な情報」だって、やり方次第では「有用な情報」になり得るし、そうしていってほしいものです。>特に教育関係者
ネタに困ったので、こんな社会ネタ扱ってみたり。基本的に天の邪鬼だからこんなスタンスな話ばっかり(^^;
--------